しーまんの映画から学ぶ人生

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映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】映画『アリータ バトルエンジェル』から学ぶ人生(レビュー・解説)

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お恥ずかしいことに原作は読んだことありません。

 

 

どん

 

 

『アリータ バトルエンジェル』

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作品情報

 

スタッフ・キャスト

 

スタッフ

監督 ロバート・ロドリゲス

製作 ジェームズ・キャメロン
   ジョン・ランドー
製作総指揮 デビッド・バルデス

原作 木城ゆきと

脚本 ジェームズ・キャメロン
   レータ・カログリディス
   ロバート・ロドリゲス

(以上、映画.comより)

 

 

キャスト

ローサ・サラザール アリータ
クリストフ・ワルツ イド
ジェニファー・コネリー チレン
マハーシャラ・アリ ベクター
キーアン・ジョンソン ヒューゴ
エド・スクレイン ザパン
ジャッキー・アール・ヘイリーグ リュシュカ
エイザ・ゴンザレス ニシアナ

(以上、映画.com より)

 

 

解説・あらすじ

木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」を、同作の映画化を長年にわたり熱望していたジェームズ・キャメロンの脚本・製作により、ハリウッドで実写映画化したアクション大作。監督は「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス。主人公アリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールが務め、いずれもオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリが共演。数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。

(以上、映画.com より)

 

 

予告

youtu.be

俺だ俺だ俺だァ!感が強い解説でおなじみの古舘さんが実況してる予告編です。ほんとうるせえ。

 

 

 

ネタバレ感想

世界観が凄すぎる日本の漫画をここまでちゃんと実写化させるなんてめっちゃ凄いことなんじゃないですか!?

アクションも高品質でとてもカッコ良かったです!

がしかし、ストーリーに関しては微妙な心境です…。

 

ってのが大まかな感想で以降は細かい感想

 

 

ストーリーだけを見ると…

正直な話、ストーリーだけを見るとあんまり心が動かされなかったですね…。BPMが終始一定だったというかなんというか…。

いやね、世界観の構築が凄すぎるが故に実写化が難しい日本の漫画を、大事故にならない程度で実写化させてるだけ凄いと思うんですよ。アメコミは基本的にNYという実在する世界に現れた少数の非リアル(スパイダーマンとか) の話だから実写化しやすいんですけど、日本の漫画ってそもそも地球じゃない世界の話ってのが多いというか世界観の構築が凄すぎるものばかりなので、実写化って超大変だと思うんですよ。本作の原作もそんな感じじゃないですか。それをちゃんと実写化させてるだけ超スゴイと思います。

 

ただ、やっぱり脚本と編集がめちゃくちゃ大変だったんだろうなぁと思える話運びをしてる感じがありましたね…。

なんか優れた脚本のストーリー進行って、起承転結と言う名の階段をしっかりと一段ずつ登ってる感じがするんですが、本作のは2段飛ばししてる感じがあるんですよね。だからか つまんね!とまでは思いませんでしたけど、イマイチ心に残らないんですよね…。まぁ、しょうがないとは思いますけど…。

 

なんで心が動かなかったのな〜と考えるといくつか出てくるんですけど、例えば犬が殺される瞬間ありましたでしょ?

「犬を殺すなんて許すまじ!!やっちまえアリータ!!!」

ってなるじゃないですか普通。

でも、あのワンちゃんは、アリータとずっと一緒にいるとかじゃなくて、確か最初と中盤に出てくるだけなんすよ。つまり大事なところだけで出てくるんで、「あなたは殺される設定だから出てきた感」があるんすよ。で、アリータと一緒にいた時間みたいなの全然ないから、犬が殺されてもアリータに感情移入できないというか一緒にブチギレること出来ないんで、ただ「酷い!」って思うだけで、あんま心が動かないんですよね…。一番心が動いてたの犬使いのハンターじゃんね。(しかもアイツそれ以降出てこねえし)

こーいうのどうでも良いと思うかもしれないですが、観客に感情移入させるという意味では大事だと思いますけどねぇ…。

 

あとさ、一応本作の悪役ってマハーシャラ・アリ演じるベクターでしたけど、ベクターが最後に倒される瞬間て、遠隔操作されてるのでアイツの意思はない状態で死ぬんすよね…だからなんかスッキリしませんよねぇ(笑)

他にはですねぇ、アリータが覚醒する瞬間とかもうちょっとアガる演出を施してくれてたらもっと楽しかった気がします。わりと最初っから超人的で超人性を発揮するまでの“溜め”がないんですよぉぉ。

 

まぁでも、あるタイミングでアリータが少女から女性になったなぁって思える感じになるんですけど、それは多分アイラインかなんか引いて少し色っぽい目にしてんだと思うんだけど、そーいう細かい変化で「少女から女性そしてヴァルキリーに・・・」ってのを描いてる辺りは好印象でした。

 

 

 

迫力満点の厨二アクションは大満足でした!

ぇえ、なんだかんだ言ってもねぇ!アクションは大満足でしたよ!超人的な戦闘スキルを発揮するまでの溜めが足りねぇとは思ったけど、戦いが始まったらなかなか高品質なアクションしてましたよ!

アリータの格闘スキルについて宣伝では“総合格闘技”、劇中では“機甲術”って言ってましたけど、見た感じベースはカンフーっていうか中国武術ですよね。(詠春拳のような動きも見受けられた)
で、アクション映画に革命を起こした『マトリックス』なんか見ると分かるようにカンフーと厨二アクションはめちゃくちゃ相性がいいんですよ。だからもうめーーーっちゃかっこよかった。

 

人型の敵に対しては基本的に実践的な動きで倒していくんだけど、時たま宙に浮いた2つのビール瓶を左右同時に蹴り飛ばして敵を倒すっていう如何にも厨二的なカンフーアクションが炸裂してて、そーいうのもカッコよかったし、バケモノ型の敵に対してはアクロバティックな身のこなしで攻撃を回避しながら倒すって感じなんですけど、いちいち避け方もカッコよくてそこらへんはセンス抜群でしたね。

 

 

アクションデザインが凄かった「モーターボール」

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https://youtu.be/mdeF4e0H2lYより

っていうかモーターボールの前にサイボーグたちのデザインが最高でしたねw

みんな基本的にロボコップみたいな感じで顔の正面部分だけ人間でそれ以外がトンデモ機械になってるんですけど、もうそいつら見てるだけで面白いですね笑

で、そんな魑魅魍魎な奴らに並んでアリータが出場したのが本作の白眉とも言える「モーターボール」。大げさに思えるかもしれないですけど、レディプレのレースと負けず劣らずな迫力でしたよ。個人的にはですね、車と違ってインラインブレードで色んな動きが出来るからアクションデザインというかアクションの豊富さで言ったらレディプレよりすごかったですね。

それに、本来のモーターボールはみんなでボールを取り合うって感じのゲームなんでしょうけど、アリータが出場したゲームはボール狙ってるのアリータだけで他のやつらは全員アリータを狙ってるので、ゲームがカオス状態になっていてそれも面白かったですよ。

が、しかしですね、やっぱあんまりアガったりしないんですよ…。というのもせっかく前振りで簡易版モーターボールやってるのに、そこに伏線となる動きとか出てこないんですよね〜。

例えばですよ?簡易版モーターボールではこの↓イナバウワー的な動きが出来なかったんだけど

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本番ではしっかりと成功して敵を倒せた!とかいうのが有れば ただ楽しいだけじゃなくて、しっかりとアガるし心に響くんですけどね。

ってことでモーターボールだけに限らずアガるための布石みたいなのが特にないのは残念でしたなぁ…

 

 

 

おわりに

とまあ色々言ってしまいましたが、僕はアクションが大好きなので基本的には楽しめました。続編もある?って感じで終わるので、これからどうなってくのか楽しみなところです。

それにしても最後エドワード・ノートン出てましたけど、彼、”中規模で大人向けの映画を撮りたい” みたいなこと言ってハルク役を降板した気がすんだけど、アリータは良いんですかね(笑)

 

 

 

余談

ヒューゴを演じてたキーアン・ジョンソン。

正直、顔は全然カッコイイと思わないんだけど、体型が上半身ガッチリの下半身スラリっていう一番カッコいい体型だったからちょっとカッコよく見えたな~。

で、サイボーグ化した途端に全然カッコ良くないという(笑)

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