しーまんの映画から学ぶ人生

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映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】映画『ファンタスティック・ビースト2と黒い魔法使いの誕生』から学ぶ人生(レビュー・解説)

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ニフラー、カンワイイ〜

 

 

どん

 

 

『ファンタスティック・ビースト2と黒い魔法使いの誕生』(原題:Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald)

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作品情報

 

スタッフ・キャスト

 

スタッフ

監督 デビッド・イェーツ

製作 デビッド・ハイマン
         J・K・ローリング
        スティーブ・クローブス
        ライオネル・ウィグラム

(以上、映画.comより)

 

 

キャスト

エディ・レッドメイン ニュート・スキャマンダー
キャサリン・ウォーターストン ティナ・ゴールドスタイン
ダン・フォグラー ジェイコブ・コワルスキー
アリソン・スドル クイニー・ゴールドスタイン
ジュード・ロウ アルバス・ダンブルドア

(以上、映画.comより)

 

 

解説・あらすじ

大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当し、同シリーズと同じ魔法ワールドを舞台に、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いた「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から続く物語。

 

アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。

 

前作に続きデビッド・イェーツ監督がメガホンをとり、ニュート役の主演エディ・レッドメインほかメインキャストが続投。若き日のダンブルドア役をジュード・ロウが演じる。

(以上、映画.comより)

 

 

予告 

youtu.be

 

 

 

ネタバレ感想

ごめん、オレこの映画むりだぁ…

ほんとすいません、全然楽しめませんでした。

すいませんすいませんすいません。

 

いやー、ほんとファンの皆さんすいません…。

ちょっと今回は、ファンタビおよびハリポタが個人的に何故あんまり受け付けられないのかの話になるんで、絶賛意見を読みたい方はどっか違うところに行ってください…。

それでは・・・

 

 

そもそもこのシリーズの魔法ワールドにのれない

 

簡単な話、なんでもあり過ぎて全然面白くないんですよね…。特に戦闘描写が。

いや、世界観とか夢のような魔法とか、それらの表現は面白いと思うし、おれ自身そーいうの大好きです。

でもねー、特に戦闘描写に言えるんですけど、魔力は有限であるみたいな描写ほとんどないし、誰がなんの魔法使えて使えないのかみたいなのもほとんどないし、魔法の発動条件とかもないんですよね。

要するに、物語を面白くする "制限" というか "ルール" がないんですよ。

困ったらすぐ瞬間移動して危機回避するしさー。

なんでもありじゃんねそんなもん。

困ったらボール持って走ってゴールにブチ込んでOKっていう何でもありサッカーだったら面白くないでしょ?それと感覚的には一緒ですよ。

劇中で何か問題が起きたり、戦いが生じても、なんでも有りが故、基本的にビシバシとよく分かんないビームだったり火花をぶつけてるだけで、全く緊迫感とか生じないし全くココロ動かされないことバッカリやるのもなんだかなーと…。

ニュート&ティナがニュート兄と一瞬交えるくだりがありますけど、なんでニュート達が勝てたのか全く分からないでしょ?なんでだと思います?なんでも有りだからですよ。

作り手はニュート&ティナが勝つって流れになれば何でも良いと思ってるんですよ。

ハァ……こんな話をハリポタ好きの女子に話したら「ハリポタの世界は世界観が売りで、戦闘には重きを置いてねえんだよバーーカバーーカ」とか言われましたけど

 

重きおけよ!!!

 

「魔法」は戦闘描写をめちゃくちゃ美味しくする素材の一つだと思うんですけど!?

そんなのがメインで出てくる映画で戦闘に重きを置かないってどういうこっちゃ!逆に重きを置いてたら、あなたが好きなハリポタはもっと面白い作品になると思いますけどね!?と言いたかったですけど、シャァーっと引っ掻かれそうだったんで言えなかったです。

こーいうの、少年漫画とか読んで育った男の子は分かってもらえるんじゃないかなー。

例えば、『ナルト』って漫画あるじゃないですか。(知らない方は今作の魔法を忍術に置き換えた作品だと思ってください。)

今作と『ナルト』で全然違うのは、ナルトにはちゃんとルールがあるんすよね。

術を発動するにはチャクラ(魔力みたいなもん)が必要だし、術によっては印を結ばないと発動しないです。そして、基本的には術の性質を2つまでしか持つことが出来ないみたいなルールがあるんですよね。

ちなみに今作では瞬間移動が何回か出てきますけど、ナルトにも瞬間移動の使い手がいるんですよ。でもナルトの場合、瞬間移動するには移動先にマーキングしてないと移動出来ないっていうルールがちゃんとあるわけですよ。

ルールがあるからこそ敵と戦う際には頭使う必要があるんで、ちゃんと面白くなるんですよね。

まぁ『ナルト』も話が進むにつれてインフレが生じてルールがぶっ飛んできたりはしますけど、基本的にはルールがあるうえで戦うので面白いです。

で、そういったルールがあるからこそ、そのルールを度外視したキャラが現れたとき、そいつが驚異的に感じれるわけですよ。

今作のね、グリンデンバルドが最強と言われる所以ってなんなんですか?

口が達者?それ以外になんかあるんでしょ?

でもなんで誰も叶わないのかよく分かんなくないですか?

それは、やっぱりルールが無いからだと思うんですよね。原作でどうなのか分かりませんけど、この映画だけ観るとよくわかんないですよ…。

語りだしたら止まらないんですけど、おれ序盤の護送車?から脱走するくだり一つとってもため息出ちゃったんだよなぁ…。

正直、最初はめっちゃ期待したんです。魔法世界での幽閉ってどんな感じなんだろ、護送ってどーやるんだろ、どーやって脱走するんだろうワクワクと。

で、実際に逃亡劇が始まるとね、迫力あることはやってるんですよ。

でも、まず第1に何やってんのかよく分かんないのと、実は護送されてたグリンデルバルドは別人だったわけですけど、当の本人はめちゃくちゃ簡単に馬車?の下まで瞬間移動するでしょ??そしてチャチャチャ〜ってやって簡単に全員倒しちゃう…。なんでもあり過ぎるわぁ…。それで強さを表現してるのかもしれないし、頭の良さを描いてるのかもしれませんけど、悪いけど何でもアリ感のほうが勝ってるように見えます…。

あとさ、話変わりますけど、物語終盤で何の前振りもなくボボボっと生まれた青い炎が急にパリを壊滅させる驚異となって襲ってきて、ヒョロヒョロ〜っと現れた賢者の石作った人と一緒にみんなでそれをなんだかんだ簡単に防ぐって展開・・・あれ上がります?(笑)

あの炎がどれだけ凄いのか、どれだけ防ぐのが大変なのか、防ぐにはどんな条件がいるのかっていうルールだったり説明がさほどないから、みんなで頑張って防いでてもあんま上がんないんすよねぇ…まあファンは上がるのか…。

個人的には、2人1組のペアがそれぞれ青い炎の周りを囲んで、全員同時に魔法を発動しないと炎は防げないってルールにして、全員が同時に魔法を発動する合図として上空に花火の魔法を放ってそれが炸裂した瞬間に全員で地面を叩いて魔法の同時発動を成功させる・・・みたいな感じだったらウオオオオオオとなってましたけど、そんなもの一切ないので、うーんっていうね。

 

とまあ…こういった理由でイマイチのれないんですよぉ…。

同じようなことハリポタの時から思ってたんだけど、少しの希望を信じたのと「ティナとクイニーかんわィイ」みたいな浮ついた気持ちを抱いて観に行った俺が悪いんですよ…もう…。

あ、でも終盤の集会で、闇祓いと闇祓いに恨みを持つ者がジリジリー〜っと一触即発な空気を醸し出してどっちが先に魔法を放つかっていうシーンがあるんだけど、あれは西部劇っぽくて良いじゃんこの感じ!!て思った。

魔法の杖ごしに捉えたショットとかないから西部劇のなんたるかを意識してるとは到底思えないけど。

 

そんな話は良いとして、魔法でダメならお話で楽しませてくれんのかー?と思ったんですがー

 

 

  

登場人物が多いうえに、それぞれを別々で描いてて難解だし退屈・・・

 

登場人物が多いのは原作もなんだろうし、しょうがないとは思うんですけど、それぞれを別々で描きながらキャラたちの交通整理が出来てるのか?と聞かれれば出来てないと思います…。

なんか、どのキャラを1番描くべきかの取捨選択が出来てなくて、「全員描くぜ!」と欲張った結果、どのキャラの見せ方もふわっふわしてて、誰のことも掘り下げきれてないって感じがするんですけど…。ニュートとかティナの存在が薄ぼんやりしてるしさー。せめてライトサイドとダークサイドの人たちでまとまって行動してくれれば良いんですけどね(笑)

で、誰のことも掘り下げられてない結果が終盤に出ちゃってるな〜と思うんですけど、終盤って「青い炎」を用いて選択を迫られるじゃないですか。そのくだりで、クリーデンスとクイニーがグリンデンバルドの方に行ってしまいますよね?

まずクリーデンスが悪の方に行ってしまうってのは、『アベンジャーズ2』にも出てたクローディア・キム演じるナギニが悲しむわけですよね?でも2人の関係の描きこみが足りないのか感情移入しきれなくて悲しみがあんま伝わってこないし「まあ彼はそっちに行くでしょうねー」ってぐらいにしか思えなかった…。

そんで、1番ひどいのがクイニーがグリンデンバルド側に行くシーン。

ジェイコブがそれ見て嘆くシーンはあるんですよ。でもでもでも!実の姉であるティナの表情は映らないんですよ!(描きこみとか交通整理がどうとかいう以前の問題)

どういう表情してるのか見せてくれよォォォオ!!!どう思ってるのか分からねえじゃあねえぇかあ!!ティナという人物がファンタビという世界に確実に存在してると思いながら真面目に見てるだけバカをみるじゃないか!!!

映画の作りが薄情だよ!!!

これはファンの方々は良いんですか??(笑)

 

っていうか、俺が1番ムカついたのがジェイコブの登場のさせ方。

1作目に雨でジェイコブの記憶を消し去るシーンがあったと思うんですけど、あれ個人的に結構好きなんですよ。

なぜなら映画における「雨」というのは、過去を洗い流すみたいな意味合いでたまに使われる映像表現なんですけど、ファンタビではそれに「魔法」を付加することで古典的な映像表現と魔法が融合したとても素敵で印象的なシーンに仕上がってたから。

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俺はこのシーンで

「戦闘描写くそ面白くねえなこの映画!!でも雨のシーン涙ちょちょぎれぇぇぇえ」

っていう情緒不安定な人間にさせられたんですけど、今作ではそんな素敵なシーンを台無しにするかのように、ケロっとジェイコブが記憶全回復した状態で現れるんですよ。

マジで興ざめだったんですけど…。

なんかさぁ…、もっとジェイコブがニュートたちと行動を共にする良い理由なんかないんですかね…。

クイニーは自身が魔法使いであることを隠した状態でジェイコブと付き合ってて、なにかしらの事件が生じたときに、ニュートが魔法動物といるところを運命に導かれるかのようにジェイコブが見ていた・・・とかだったらまだ良いんだけどな…。

 

あ、でも、ニュートがティナに思いを告げるシーンは良かった。

あーいう不器用な男って、自分にとって1番しっくりくる表現で何か思いを伝えたいもんなんですよ。ダメだって言われてもね。

その表現が彼にとって「サラマンダーのような瞳」だったわけですけど、それをティナは理解してて先に言うっていうね。素敵ィィン。お似合いじゃないのォオ。

って感じで、あのくだりにはキュンキュキュンしましたけど、今作でニュートとティナの思いがどうなったのかとか、それ以降は結構おざなりだった気がする…。

セリフだけじゃなくても、こーいうのがあるだけで良いんですけどね↓

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おわりに

まあ上記のとおり、あんまし楽しめなかったんですよね〜。

一作目はまだ動物探しの旅が面白かったから良かったんですけど、今作では動物もさほど活躍しないしね…。

でもファンからするとサービスいっぱいで満足できたんですよね??

分かんないけど、ホグワーツがデーンと登場してあのテーマソング流れた時は劇場がちょっとザワついてたから満足してたような気がします。

まあ俺はホグワーツのテーマソング流れた瞬間、ゆりあんレトリバーが浮かびましたけど。

youtu.be

ゆりあんレトリバーのこと考えたらアカン!!!…。 

 

 

 

 

Fin

 

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