しーまんの映画から学ぶ人生

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映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】映画『七つの大罪 天空の囚われ人』から学ぶ人生(レビュー・解説)

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今もっとも好きな漫画のアニメ映画。

 

 

どん

 

 

『七つの大罪 天空の囚われ人』

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作品情報

 

スタッフ・キャスト

 

スタッフ

総監督 阿部記之

監督 西片康人

原作 鈴木央

脚本 上江洲誠

キャラクターデザイン 佐々木啓悟

(以上、映画.comより)

 

 

キャスト(声の出演)

梶裕貴 メリオダス
雨宮天 エリザベス
久野美咲 ホーク
悠木碧 ディアンヌ
鈴木達央 バン
福山潤 キング
高木裕平 ゴウセル
坂本真綾 マーリン
杉田智和 エスカノール
代永翼 ソラーダ
戸松遥 エルラッテ

(以上、映画.comより)

 

 

解説・あらすじ

「週刊少年マガジン」の看板コミックとして人気を集める「七つの大罪」を、原作者・鈴木央の描き下ろしネームをもとにした完全オリジナルストーリーでアニメ映画化。

 

国王の誕生日を祝うため、幻の食材・天空魚を探しに辺境の地にやって来た「七つの大罪」のメンバーたち。しかし団長メリオダスと人語を話す豚ホークは、雲の上にある世界「天空宮」へ飛ばされてしまう。天空宮では翼を持つ天翼人たちが、3000年間封印されている凶悪な魔獣の解放を防ぐための儀式の準備をしていた。そんな彼らの前に、魔獣の封印を解こうとする魔神族の集団「黒の六騎士」が現われる。

 

アニメ「BLEACH」シリーズの阿部記之が総監督を務め、アニメ「暗殺教室」の上江洲誠が脚本を担当。(以上、映画.comより)

 

 

予告

youtu.be

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

面白かった!

でもなんか物足りなかったという気持ちもあるんですぅぅ…。

 

 

うーん。

何が原因でそう感じてるのか、色々考えてみたので以降にまとめますね。

 

 

 

 

 

メリオダスとソラーダが入れ違いで天空と地上に行くまでは面白かった

 

兵隊に追われるメリオダスにそっくりな少年。その少年は謎の扉を謎の呪文で開き、光の中へと消えていった。

場面は変わり、国王に振る舞う料理の食材調達をさぞ楽しそうにしている<七つの大罪>メンバーの場面へ。

一通り食材の調達を終えたら、<七つの大罪>の団長であるメリオダスがあまりにも料理が下手くそだということで、メリオダスの料理訓練が始まる。

メリオダスが料理訓練も兼ねて作った美味しそうなアップルパイをエスカノールが食べたところ、あまりにマズかったのか光り輝くゲロを噴出してしまう。

ゲロまみれになりながら滝壺のような場所へ水を汲みに行ったメリオダスとホークは、水中から光りが放たれていることに気づく。

気になって水中を見てみると、1番探し求めていた食材「天空魚」を発見する。

天空魚を発見したメリオダスとホークは迷わず水中へとダイブ。しかし数秒後、水中から出てきたのはあのメリオダスにそっくりな少年「ソラーダ」だった…。

メリオダスとホークはソラーダがいた雲の上にある世界「天空宮」へと飛ばされていた…

 

とまあ、テキトーに物語序盤の展開を書きましたけども、この辺までは結構面白かったんですよね個人的には。(マジ最初の方じゃねえかって話ですが・・・)

話運びのテンポが良いうえに<七つの大罪>メンバーの登場のさせ方なんかも凄いテンポ良かったし、全員を横並びにさせてちゃんとカッコ良くも見せていたので、キャラが非常に活き活きしてる感じがあって見てて楽しかったです。

団長の料理訓練のくだりなんかも、テンポよく笑いを取っていて楽しかったし、なにより微笑ましかったですね。

それにしてもまさかエスカノールがゲロ吐くとは思いませんでしたよ。

しかもそのゲロってのが宮川大輔よろしくのキラキラさなんですよねwww

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あれには笑いましたね〜(笑)

 

 

 

 

 

 

 

各キャラたちが物語の中でうまいこと絡み合って共鳴してない気がする

 

「序盤はテンポが良くて楽しかった」みたいなことを上述しましたけど、物語全体も割とテンポは良いし、上映時間も99分とスッキリめなので暇はしないんですよ。

だけど個人的に物足りなさを感じてしまった理由の一つは、小見出しにあるように「各キャラたちが持つ様々な要素が物語の中でうまいこと共鳴してない」ような気がするからなんですよね。

もう少し細かく言うと、「七つの大罪」「ソラーダ」「エル」「天空宮の人々」そして「黒の六騎士」といった様々なキャラたちが上手いこと話の中で絡み合ってない気がする・・・って感じですかね。

基本的にメリオダスがいる天空で展開される勘違いにつぐ勘違いで進む話と、ソラーダがいる地上で展開される話とで分かれてるんだけど、それが故、メリオダスとソラーダが対面するのは最後の方なんですよね。エリザベスとエルラッテの絡みもそんなにないし…。そういった所に物足りなさを感じてしまいましたね…。

テンポは良いから暇に感じてしまう人はほぼいないと思うんだけど、同じように物足りなさを感じてる人は多少なりともいるんじゃないかなぁ。

全部のキャラ・要素を上手いこと絡めて共鳴させるのは難しいと思いますけど、もうちょっと他にシナリオあったんじゃないかな〜とは思ってしまいます…。

どうせなら大罪メンバー全員が早い段階で天空宮に迷い込んでしまったことによって色々と話が展開されるって感じにした方が良かったんじゃねー?と思ったり。

そうすれば、もっともっといろんなキャラと要素を良い感じに絡めて共鳴させることが出来たんじゃないかなーと。

それに、メリオダスとソラーダってのは容姿が似ているだけじゃなくて、父と子の関係に確執があるという点でも同じなので、そこらへんを話に出してくれてたらもうちょっと面白さに深みが出たような気がします。だからそのためにもメリオダスとソラーダは割と早い段階で対面して欲しかったんですよね…。僕は。

まあでもメリオダスが父と仲良くないってのが描かれてるの割と最近の話なんで、それは描けなくてもしょうがないか。

 

 

 

 

 

物足りなく感じる一番の理由

 

それは恐らくですが、敵キャラ<黒の六騎士>がめちゃくちゃ立ってないからですかね…。

これ誰もが思ったと思いますw

マジで<七つの大罪>メンバーとソラーダのサンドバック要員でしたからねただの。

一応ね、1ミリも強そうに見えない「ガラ」という魔人とフラウドリンを緑にして玉ねぎっぽさ追加したような「ダハーカ」という魔人を先に出したりして、敵の出現やバトルが終盤だけに集中してしまわないようにしてる配慮は感じるんです。

でも、わざわざ単行本25巻106Pで<黒の六騎士>の存在を匂わせて、そんで今作の終盤で満を持して登場したわりに<黒の六騎士>たちはテンポよく倒されてしまうので、どうしても「クソザコ」という印象を抱いて拍子抜けしてしまいますよね(笑) 

七つの大罪(25) (講談社コミックス)

七つの大罪(25) (講談社コミックス)

 

せめて<黒の六騎士>のリーダーであるベルリオンだけは存在感放っていて欲しかったんですけどね。結果、残念な感じでしたよね。

いやビジュアルの存在感は充分あると思うんですよ。なんか強そうだし。

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でも彼はメリオダスに対する執着があるはずなのに、いざメリオダスと対面すると記憶力ないのか知りませんけど誰か分かってないようなリアクションしてて

「ベルリオンというキャラの内面を掘り下げてる時間はありませーーーん!!!」

とでも言ってるかのような雰囲気が全開なので「何それ、、、マジでただのヤラレ役じゃねえか…」とは思ってしまいますよね〜(笑)

個人的に思うのは、、、メリオダスvsヘンドリクセンの時みたいにさ、メリオダスとベルリオンは両者ともに善戦を繰り広げるんだけど、ベルリオンがドンドンパワーアップしていきメリオダス1人では手に負えなくなってきて、ソラーダの元気玉と同じ要領の封印技と<七つの大罪>メンバーの合技で倒すって流れにしたほうが、ベルリオンのキャラももう少し掘り下げれたような気がするし、単純に盛り上がる展開にも出来たんじゃないかなーと思います(^_^;)

いや〜それにしてもベルリオンは十戒の統率者であり自身の憧れの人物でもある「メリオダス」と対面してんのに誰か分からないってどういうことなんすかね??w

日本人で言ったら安倍首相を見て「だれあなた」って言ってるようなもんですからね(笑)

・・・まあとにかく上の話にも通じるんですけど、もう少し敵の存在感を出しながら物語に組み込んであげて作品内の様々な要素と絡み合わせて欲しかったですね。

「天空の囚われ人」

とサブタイトルになってるぐらいなんだし。

 

 

 

 

おわりに

 

まあこんな感じですね〜。

でも確かに物足りなさを感じたんですけど、やっぱ僕は七つの大罪が大好きなので、団長の「さてさてさーて」を拝めただけ嬉しいし、最後に出てきた合技「seven deadly sins(日本語で「七つの大罪」というそのまんまな技名w)」には

ギャァァァァァァァァァァァァァァァァアアアア

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となってしまったんで、なんだかんだ超楽しんだのも事実です(笑)

それに子供たちが楽しめてるならそれで良いんですよ(あんま劇場にはいなかったけどw)

 

 

 

 

余談

 

ホークママ=「混沌の母」と匂わせる最後・・・

めっちゃ原作でも大事な話じゃーん(笑)

これからどう話に絡んでくるのか楽しみなところですね。

 

 

 

 

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