しーまんの映画から学ぶ人生

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映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】『バンブルビー』から学ぶ人生(レビュー・解説)

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 傑作臭がプンプンしていた映画・・・

 

 

どん

 

 

『バンブルビー』

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作品情報

 

スタッフ・キャスト

 

スタッフ

監督 トラビス・ナイト

製作 ドン・マーフィ
   トム・デサント
   ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
   マイケル・ベイ
   マーク・バーラディアン
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
      ブライアン・ゴールドナー
      クリス・ブリガム
      エドワード・チェン
原案 クリスティーナ・ホドソン

脚本 クリスティーナ・ホドソン
   ケリー・フレモン・クレイグ

(以上、映画.comより)

 

 

キャスト

ヘイリー・スタインフェルド チャーリー・ワトソン
ジョン・シナ バーンズ
ホルヘ・レンデボルグ・Jr. ギレルモ・“メモ”・グティエレス
ジェイソン・ドラッカー オーティス・ワトソン
パメラ・アドロン サリー
スティーブン・シュナイダー ロン
リカルド・ホヨス トリップ・サマーズ
ジョン・オーティス パウエル博士
グリン・ターマン ウェーレン司令官
レン・キャリオー ハンクおじさん
グレイシー・ドジーニー ティナ
ディラン・オブライエン B-127(バンブルビー)(声)

(以上、映画.comより)

 

 

解説・あらすじ

大ヒットSFアクション「トランスフォーマー」シリーズの人気キャラクター、バンブルビーを主役に、シリーズの始まりを明らかにする物語。シリーズ1作目の主人公サムとバンブルビーが出会う以前の1980年代を舞台に、バンブルビーと人間の少女チャーリーの交流と友情、彼らに待ち受ける予想外の運命を描く。

 

父親を亡くした悲しみから立ち直れずにいる少女チャーリーは、18歳の誕生日に小さな廃品置き場で廃車寸前の黄色い車を見つける。すると突然、その車が人型の生命体へと変形。驚くチャーリーを前に逃げ惑う生命体は、記憶と声を失って何かに怯えていた。チャーリーは生命体を「バンブルビー(黄色い蜂)」と名づけ、匿うことにするが……。

 

アカデミー賞にノミネートされたアニメーション映画「KUBO クボ 二本の弦の秘密」で知られるトラビス・ナイト監督が、自身初の実写映画監督として手がけ、「トランスフォーマー」シリーズでは初めてマイケル・ベイ以外の監督がメガホンをとった。少女チャーリーを演じるのは、女優・歌手として人気を集めるヘイリー・スタインフェルド。

(以上、映画.comより)

 

 

予告

youtu.be

 

 

 

ネタバレ感想

トランスフォーマーの魅力が原点回帰!

足し算し尽くされた前シリーズから引き算して魅力だけを残した良作なんじゃないでしょうか!

 

 


原点回帰したトランスフォーマーの魅力

トランスフォームといやぁ爆発に次ぐ爆発、認識しきれないほどの情報が画面に散りばめられてる映画(ある意味それが魅力の映画)で、しばしば二郎系ラーメンに例えられる事が多い作品ですが、その例えに合わせて本作もラーメンに例えると

 

「二郎系もいいけどやっぱり素朴な醤油ラーメンが一番ウメェよ」

 

って感じかな?笑

とにかく前シリーズよりも要素を減らして、描くべきものだけをちゃんと描いていますよね。

描くべきものって、原作はおいといて実写のトランスフォーマーでは何かと言うと、人間と金属生命体の友情(いわゆる異種間の友情)と、その友情がキッカケで成長する主人公の成長物語、そして変形シーンの驚きですよね。そうだよね?笑
で、トランスフォーマー1作目はまだ、、、大事なんで強調しますけど まだ上述の要素があったんですよ。

でも、結局オプティマス・プライムやらなにやらファンが喜ぶキャラクターが大集合していって、それに伴い敵もワンサカ来るんで、せっかく地球で展開する話なのに、どんどん人間がいらない話になって行ったんですよね。

で、なんとか必死に人間を物語に絡ませようとして わけわかんね~脚本になっていった的なことになってたと思います。(最後の騎士王なんか一番酷かった気が・・・)

 

そんでちょっと原点回帰しねぇ?ってことで必殺奥義スピンオフですよ。

破壊王マイケル・ベイが足して足してった映画を引き算したのが本作です。

 

本作はもう必要最低限のキャラしか登場しなくて、「オプティマス・プライム」やら「ショックウェーブ」と言ったファンが上がるキャラは目配せ程度でしか出てこないんですよね〜。(もうぼくチンはオプティマスを演じるピーター・カレンの声聞けただけで満足)

だからその分しっかりと人間の主人公を描けるので、まぁ描くべきものをちゃんと描けてますよね。

主人公の成長が分かる、そして物語的にアガる伏線ってのもちゃーーんとあるし。(ダイブの下り)

まぁ、あの伏線強引過ぎて笑っちゃいましたけどね。正直。

まず ちょっと強引に飛び込めない展開を用意してるからもちのろんで「後に活きてくるんでしょね。」って思うじゃないですか。

でも映画見てて水・・・なくね!?どこにダイブするところあんの!?と思うんですよ。そしたらダム的なものを決壊させますからね。

 

んー、強引!!笑

 

しかも友のために決死のダイブをしたところで、チャーリーはビー引き上げれないですからねw

まぁでもいいんすよ、そーいうのやってくれるだけで面白さ全然違うし。

 

他に原点回帰といえば変形シーンの魅力ですよね

トランスフォーマーシリーズの3作目ぐらいまでは変形をカッコよく見せようといろんなアイディアを出してたと思うんですよ。

まず最初は普通に変形シーンの凄さを見せて観客を驚愕させ

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以降は何かしらのモーションとカメラワークを組み合わせてマジかっこよくしたりね。

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でも4作目からナノテクノロジーみたいな変形を見せたりして「お、おぉ・・・どうしたどうした・・・」って感じになってたんですよ。(まあ4作目もかっこいいシーンめっちゃあるけどね)

だけど描くべきことをしっかり描いてる本作ではちゃんと「変形」を見せてくれてます。
ビー単体の変形を引きの画で見せるシーンはもちろんのこと、チャーリーがビーの下にいる状態で変形するシーンなんかは変形するビーの中を通り抜けるユニークなカメラワークで見せていたり、警察から逃走するシーンなんかは部分変形を駆使して逃走していたり、しっかりと変形シーンに魅力を持たせていたのがバッチグーでしたね。

敵なんか これ見よがしに 二段変形とかしちゃったりしてさ〜。たまんねーよね。

まあでも正直、そこまで「ウオオオ!」となる変形シーンはなかったと思ったんだけど、まあ87年という時代的にちょうど良い見せ方してたかなぁと思います。

 

アクションも非常に見やすくて良かったかな。

さきほど述べましたけど必要最低限のキャラしか出てこないので、基本的にバトルアクションは1対1なんですよね。(1対複数ってOPのサイバトロンのシーンだけだよね多分)だから見づらいなんてことは基本なかったと思います。

で、見飽きないようにしてるのか、バトルアクション一つ一つが被らないようになっていたのも良かったと思います。

最初のブリッツ・ウィング(ジェット機のやつ)と戦うときは敵が飛べることをしっかり活かして空間を上下に使うアクションにしてたし

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アクションデザインはこれを参考にしてる気がする

最後の肉弾戦なんかは避難するチャーリーを被写体にしてその背景でド迫力アクションを展開させたりとかさ、色々工夫していて1対1の戦いが見飽きないようにしていたと思います。

それとね、アクションにおいては大事な話なんだけど、敵の倒し方がどれもしっかりしてたのがめっちゃ良い。

もしね?ただパンチがキマって勝つっていうだけだったら面白くないでしょ?

でも本作はしっかりしていて、ブリッツバード戦では彼のミサイルを利用して勝つし、青いやつは鎖を絡ませて倒すし、最後のやつはダムを決壊させて勝つでしょ?そういう勝敗のロジックもちゃんとしていて、ああ本当にちゃんとしてるな〜と思いました(上から目線でスンマソ)

 

キャラクターデザインも原点回帰していてよかった

前シリーズはね〜、実写化のデザインあるあるだと思うんですけど、少しグチョグチョしたデザインになってたと思うんだけど、今回のはアニメとかオモチャ寄りで一つ一つのパーツがデカイというかはっきりとしていて、愛着を抱けるデザインになっていたと思うし、これまた87年という時代にあっていたと思う。

 

 

 

ピュアピュアな青春描写とダメかわなバンブルビーが良かったね!

青春描写がある映画の定番演出として「洗面台の前で若さの象徴とも言えるニキビを見つけて嘆く」ってのがあると思うんですけど、本作でもやってましたな。

それから分かるよーに本作はガッツリと青春映画なんですよ(笑)

で、特に良かったのが典型的ないじめっ子に仕返しして、そのあと警察に追われるくだりかなー。

いじめっ子に「お父さんから車貰いなよ」的な酷過ぎること言われた主人公は嫌がりながらも復讐しに行きますよね。(最初っからカマロに変形してやれ!)

んでそん時に、必殺奥義・資源の無駄使いだったり卵投げといったことをするんですが、ビーが想像以上の復讐しちゃうんで急いで逃げることになります。

そしたら警察に見つかって追われるんだけど、逃げる過程で車内に隠れてる2人がぎゅーっと近くなる瞬間があるんですよね…。あれ普通に2人の心の距離が近まってるという描写にもなってる気がして大好きなシーンなんですが、それよりも青春をマジで分かってるぁと思いましたw

というのも、僕が高校生だったときに部活の関係で帰りが遅くなった時あったんですけど、その時の僕、好意を寄せていた他校の女の子と道端で談笑していたんですよね。

そしたら、警察が来て補導されそうになったんだけど、当時の僕は学校に連絡されたら坊主という鬼のような罰が待ってたので2人で「やべやべ逃げろ!」つって警察から逃げちゃったんですよね。

だから警察もめっちゃ追っかけて来たんすよ。

そこで僕ら2人はコンビニに逃げ込んだんだけど、警察がそのコンビニの前に来たんですよね...

だから、ヤベェ!つって次に逃げ込んだのが個室のトイレだったんですけど、そのトイレがねぇ~、まぁ〜狭いのね…。

分かります?ピュアピュア童貞男子が、他校の美女とクソ狭い個室に隠れるんすよ!?

顔がめちゃめちゃ近かったもんですから、ドキドキし過ぎて心臓が爆発するかと思いましたもんね。

クソほどどーでも良い話をしてしまい申し訳ないんですが、そんなことをね〜、本作の青春描写で思い出しちゃいましたねぇ…。うーん、良かった。

 


ダメかわなビーがたまらない

この映画、OPはサイバトロンの激戦で幕を開けるんですが、そんときのバンブルビー、いやB127さんは割と好戦的っていうか全然可愛くないんすよねw

だから「え?これが予告で見た可愛い感じになんの?」と思ってたんすけど、そーいうことかと。

ジェット機に変形する「スタースクリーム」みたいな奴(多分ブリッツ・ウィング)との戦いで見事に記憶がなくなってしまうんですね〜。

そっから可愛いのなんのって。

あれ人間で言ったら何歳ぐらいをイメージして描いてるんですかね〜。3歳児ぐらいかね?

まあなんでも良いけど、とにかく可愛いんですよね〜。

とくに犬に興味を持ったことがキッカケで展開する「室内大冒険」のくだり?
家の中にある全ての物が気になってしょうがないという、家主にとっては最悪の好奇心があるので、めちゃくちゃ家具などを触るんだけど、案の定めちゃくちゃ壊すっていうねw

それを見たチャーリーにガチ説教されるときなんか超かわいくて、ペッパーくんみたいになってましたからねw

しかも関心しちゃう点が一点ありまして、室内大冒険のくだりって下手な脚本だと ただのお笑いパートになっちゃうと思うんですけど、そのくだりが敵に居場所がバレてしまうキッカケになっているんですよね。要するにしっかりと物語に絡ませてるんですよ。そういうところ流石だなぁと思います。

 


感情表現が上手いですねやっぱ。

こーいう異種間の友情が描かれた作品て、非人間側が喋れないのは定番ですし、そっちの方が面白い(キャスパーとかは別)から、トランスフォーマーでもそうでしたけど、ビーが喋れなくなるってのはナイスな設定ですよね。

で、喋れないってなると感情表現の手段が一個減るというわけですが、そこはアニメーターである監督の手腕と言うべきか、言語なしで豊富な感情を表現していたんじゃないでしょうか。
喋れないといっても「フウォ〜ン」みたいな悲しげな音声を発することは出来るんだけど、それをあんまり使わず表現してたかな?

そんで特に目の使い方が良かったかなぁと思います。

基本はまん丸なんですけど、瞼みたいなパーツがついてて、それが感情を良い感じに表現してました。

あと記憶は無くしても戦闘本能は失っていないということをバトルマスクで表現してるのも上手いですよね〜。記憶ないけど、戦う場面になると自分の意思とは関係なしにシャキシャキン!とバトルマスクが出てくるのは良かった。

 

 

 

『バンブルビー』から学ぶ人生

〜人は理解不能なものに恐怖を抱く、大切なことは理解しようとする意思〜
→人は理解不能なものに〜ってのはチャーリーがビーに対して言ったことですが、こんなこといろんな映画で描かれることですけど、ベイリーちゃん18歳のくせにそんなことに気づいてるなんて・・・

 

 

 

おわりに

とまあ、こんな感じですかね〜。

原点回帰してるからか、トランスフォーマーシリーズ一回も見た事ないという友達が見ても面白かったらしいんで、初心者でも楽しめる作品になっていたんじゃないかなと思います。それでいてファンも納得できる作品にもなっていると思うんで、個人的にはとっても満足できる作品でした。

っていうか青春×アクションってヤバイ。

 

 

 

余談

あのタイミングでオプティマスが地球にいるのオカシイと思うんですけど、そう思ったの俺だけ?(笑)

あと、ビーってもっと前から地球にいたっていう話も「最後の騎士王」あたりで描いてた気がすんだけど、その話無くしたわけ?(笑)

前シリーズ見直して確認してみよーっと。

 

あ、そういえばバンブルビーの声、メイズランナーの主役って知ってた??

 

あとさー、ゴリラ司令官めっちゃ良かったんだけど・・・

もっと売れる気がする

 

 

 

 

Fin

 

 

最近、youtubeに手を出し始めました。

よかったら見てね

youtu.be

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