【ネタバレ感想】映画『ジュマンジ2/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2018)』から学ぶ人生(レビュー・解説)
スポンサーリンク
マジ・ジュマンジィィィィィィィィィイイイイイイ
どん
『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル(2018)』
作品情報
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督 ジェイク・カスダン
製作 マット・トルマック
ウィリアム・ティートラー
製作総指揮 デビッド・ハウスホルター
ジェイク・カスダン(以上、映画.comより)
キャスト
ドウェイン・ジョンソン スペンサー/スモルダー・ブレイブストーン博士
ケビン・ハート フリッジ/ムース・フィンバー
ジャック・ブラック ベサニー/シェリー・オベロン教授
カレン・ギラン マーサ/ルビー・ラウンドハウス
リス・ダービー ナイジェル
ボビー・カナベイル ヴァン・ベルト
ニック・ジョナス アレックス/シープレーン
アレックス・ウルフ スペンサー(高校生)
サーダリウス・ブレイン フリッジ(高校生)
マディソン・アイスマン ベサニー(高校生)
モーガン・ターナー マーサ(高校生)(以上、映画.comより)
解説・あらすじ
1995年製作の大ヒット作「ジュマンジ」の続編で、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソンが主演を務めたアドベンチャーアクション。
高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。マッチョな冒険家やぽっちゃりオヤジなど本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む。
共演に「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのカレン・ギラン。「バッド・ティーチャー」のジェイク・カスダンがメガホンをとった。
(以上、映画.comより)
予告
まえおき
はいはいはーーーーい!!!
絵本を原作として製作された1995年のアドベンチャー・ファンタジー映画『ジュマンジ』の続編がやってまいりました!
マジ、ジュマンジィィィィィイ!(言いたいだけ)
ロビン・ウィリアムズが主演だった『ジュマンジ』はですね、当時1歳ぐらいだったんで、もちろんリアルタイムでは見てないんですけど、テレビでよくやってたし、オヤジもよくVHSで見せてくれてたので、めちゃめちゃ見てました。
だから『ジュマンジ』という言葉が2018年に出てくるだけで、マジで懐かしい気持ちでいっぱいですね。
で、で、で
その『ジュマンジ』の続編の主役は誰なのか・・・
ハゲの帝王こと
ドウェイン・ジョンソン。
(´Д`)ハァ…
マジでため息ですよ。
いやいや、ドウェイン・ジョンソンが嫌いなわけじゃあないんですよ?
じゃあなんでため息が出るのかと言うと・・・
彼、とにかくシリーズ物の主人公を奪い取るんですよね。
別に狙って奪ってるんじゃないんでしょうけど、いくらなんでも奪いすぎです(笑)
まずね、2001年の『ハムナプトラ2』から彼は映画に出始めたんですけど、もうこの時点で "主人公ジャック" が始まってきます(笑)
『ハムナプトラ2』では、「スコーピオンキング」っていうただの敵役で出演したのに、彼を主役にしたスピンオフ映画 『スコーピオン・キング』が作られちゃってますから。
次に『ワイルドスピード』。
この映画の主人公といえば、ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーですよね。
なのに『ワイルド・スピード MEGA MAX』に彼がポンっと出演し始めてから、かなり主人公的な立ち位置になってるんですよ・・・。
『ワイルドスピード』シリーズに関しては後にジェイソン・ステイサムも入ってくるんで、マジでスキンヘッドにインベイジョンされてる映画ですよね。
そんで次は『センタ・オブ・ジ・アース』。
この映画はもともと『ハムナプトラ』シリーズの主役で有名なブレンダン・フレイザーが主役だったのに、続編『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』から主人公がドウェイン・ジョンソンになるんすよwww
次は『G.I.ジョー』
この映画は僕の大好きな俳優の1人チャニング・テイタムが主役だったのに、スケジュールの関係なのかなんなのか、続編『G.I.ジョー バック2リベンジ』から、ドウェイン・ジョンソンがちゃっかり主役になってんの・・・。
そんで今作『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』ですよ。
もはや笑う。
とにかく、彼は存在感が有りすぎなんすよね。
髪の毛は無いのに。
まあ、すごいことなんですけどね(笑)
・・・ということで、今作を観る前から「ドウェイン・ジョンソンありきの映画になってんだろうな〜」とは思ってたんですけど、先に言っちゃうと割とドウェイン・ジョンソンありきの映画でしたw
話の落とし所が分からなくなってきたんで、そろそろこの話は終わりにして、鑑賞後の感想に入っていきたいと思います。
さてさて、それではいつも通り行きましょう!
しーまんの映画から学ぶ人生!!!!
ネタバレ感想
ちょ、、、めっちゃ強引じゃん。
え、めっちゃ面白くね?
な、なんかブレックファストクラブとかパワレンっぽくね?
ん?普通によく出来てね?
マジ・ジュマンジィィィィィィィィィィィィィィイ
んーー、
なんか上述した文章だけで感想全て述べてしまってる気がするんですけど、気のせいですかね?(笑)
まあとにかく、結構おもしろかったですよ。
その面白さってのはギャグの面白さだけじゃなくて、物語の面白さ、マニアック的な面白さ、などなど色々な面白さがありましたね。劇場も大ウケでしたし、皆さん満足してたような気がします。
ってことで、以下に面白かった所とか、印象に残った所をまとめますね〜。
おもしろかった・印象に残ったところ〜
オープニングが強引過ぎて笑う
ぼくね〜、お恥ずかしい事に今作って、てっきり家系ラーメンの「のれん分け制度」みたいな感じで、『ジュマンジ』という名を借りたまったく別の映画になってるもんだと思ってたんですけど、まさかの正当な続編でした(笑)
だって、まんまあのボードゲーム「ジュマンジ」が出てくるんだもん。("彼の名前" も出てきますしねニヤニヤ)
でも、そっから面白いんです。
砂浜で発見された「ジュマンジ」君は、とある少年の家に持って行かれるんですけど、少年はTVゲームに夢中なので、まったく相手にされないんですよ。
そしたら、まるで最新型カマロに嫉妬するバンブルビーのように、少年が寝てる間にジュマンジ君はTVゲームのカセットに変身します。
ジュマンジ君かわいぃ〜
ってのは置いといて
強引過ぎるw
マジで強引過ぎて笑っちゃいました(笑)
そんで強引なのはまだ終わらないわけでして、、、後にジュマンジの世界に吸収されてしまう高校生4人の性格などを含めたキャラクター紹介が一通り終わったら、まるで『ブレックファーストクラブ』とか『パワーレンジャー』のように4人全員が補習対象者になり、地下室?に集められるんすよね。
この時点でちょっと良作の香りがしてくるんですけど、その香りをビュンと吹き飛ばすかのようにジュマンジ君が登場するんすよ。
なんでテメーはそこにいるんだボケぇい!!!!
っていうね(笑)
もう、序盤から楽しくてしょうがなかったですね。
ゲームの世界に入ってる感が楽しめた
わりと強引目に4人がゲームの世界に入ったな〜と思ったら、全員が自分の分身となるキャラクター、いわゆる「アバター」になります。
僕、名前覚えるのが苦手なので、最初だれが誰になってるのかちょっと分かりづらかったんだけど、まあ特に問題なかったです。
で、ゲームの世界に入ってからは、アバターを演じてる役者が実質の主人公になるんだけど、その役者自身のキャラクターとゲームあるあるを上手いこと利用して、登場人物が本当にゲームの世界に入ってる感を出していたので、めっちゃめちゃ面白かったです。
まあ役者自身のキャラクターってほぼ「ドウェイン・ジョンソン」のことなんですけどね。
なんつったって "キメ顔" ですよ。
ゲームあるあるの1つに「キャラクターのアビリティ(能力)を確認できる」ってのがあると思うんですけど、今作では胸をタップするとアビリティっていうかスキルが表示されるんですね。
もうその時点で最高なんですけど、スペンサーのアバターであるブレイブストーン博士
(ドウェイン・ジョンソン)のスキルの1つに「キメ顔」ってのがあるんすよ。
それを事あるごとに披露してくれますからねwww
何が面白いかって、「キメ顔」って確かにゲームにあるんですよ(セレクトボタンを押すとキメポーズをするとか)
それをしょっちゅう色んな映画でキメ顔しながらセリフを言うドウェイン・ジョンソンがやるからメタ的でめちゃくちゃ面白いんですよね。
しかもブレイブストーン博士の中身は普段キメ顔で喋る事なんてまずないスペンサーだから、逆に「キメ顔」を連発しちゃう感じもよく分かるので、本当に登場人物がゲームの世界に来てしまったんだな〜というのが非常に伝わりました。
だからアバターを演じる俳優とゲームあるあるの組み合わせ方がうまいな〜と思いましたね(笑)
そういえば、ネビュラちゃんとドウェイン・ジョンソンのキスシーンはこの世で一番おぞましいキスシーンだったのではないでしょうか・・・うえっ
はいっ話を戻します(笑)
他にゲームあるあるで言うと、チュートリアルって言ったら良いのかな?
マジで案内と説明をする為だけに存在するキャラがいるとかも良いところ捉えてますよね。
・・・ライフストックがあるというのもGOODでしたね~。
「3回だけ死ねる」という設定もゲームならではだし、その設定は「3回しか死ねない」という物語を面白くする "制限" にもなるんで、映画を面白くするゲームあるあるのチョイスがナイスだったんじゃないでしょうかね。
しかも、ライフストックは彼らを成長させるキッカケにもなってたりするんで、そこらへんもお上手ですよね。(これについては後述します)
あとは、マップが欠けているとか、謎解きっぽいヒントが出てくるあたりもゲームっぽくて良かったな〜。
というか、そもそもストーリーがあるゲームって、映画とさほど変わりがなかったりするので、映画とゲームって相性が良いと思うんですよね。
だって「マップが欠けてるから探しに行こう!」という流れって、ゲームっぽいけど、映画的な言い方するとただの "ストーリー進行" じゃないですか。
だから映画でゲームを描くとなると2重の面白さがあったりするわけです。
全然はなし違うんだけど、スポーツマンのフリッジが動物学者のムースフィンバーになった瞬間から90年代ぐらいの典型的な黒人キャラになってて、めっちゃキャラ変わってない!?と思ったんですけど、俺だけ?(笑)
「カバは馬並みの速度で走る事が可能でペラペラペラペラペラペラ・・・なんで(おれ)分かるの!?」
のくだりとか完全にキャラ変わってるというか、典型的な黒人のギャグキャラになってて笑いましたねぇ・・・(笑)
意外と「よく出来てるな・・・」と思う点が多々あり、ちょっと驚いた
今作って序盤で描かれるキャラクターの関係性とか、ゲームに吸い込まれるまでの過程を見れば分かるように、『ブレックファーストクラブ』とか『パワーレンジャー』っぽいんですよね。
つまり、今作はファンタジー・アドベンチャーものでありながら、まさかのスクールカーストをぶち壊していく青春モノでもあったということです。
ゲームの世界に入り、いつもと違う自分になって、各々 “得意不得意” を得て、みんなで不得意をカバーしながら、一つの目的を達成していく。そして、普段交わることがあまりない4人がゲームを通して互いを知り、友情を築いていく・・・。
これを青春ものと呼ばずしてなんて呼べば良いんですか(笑)
だけど、演じてるのは高校生ではなく、筋肉マッチョだったり、デブだったり、ガーディアンズオブギャラクシーに出てる女だったり、チビだったりするのが面白いんですよねw
そして今作で脚本を担当したクリス・マッケーナは同じく青春モノの『スパイダーマン・ホームカミング』も担当してるってのがまた面白いところ。
まあ、いいやこの話は。
とにかく、ゲームを通してファンタジーアドベンチャーものを描きながら、同時に青春ものも描くというのは、若干セコイなと思いつつ、よく出来てるな〜と思えるポイントでした。
アバター同士が恋をして、いざ現実世界で対面すると「あの人かな??」みたいになるのも今時っぽくて面白かったですね。
あとね、『ジュマンジ』には、必ずゲーム内から出られなくなったというか「現実世界に戻れなくなったキャラがいる」というアルアルがありますよね?一作目もそうですし、「ジュマンジ」の作者が書いた小説でジョン・ファブローが映画化した『ザ・スーラ(ジュマンジの宇宙版)』なんかもそうです。
その点、今作でも現実世界から戻れなくなっているキャラがいますので、「おお〜アルアルやってくるねぇ〜」と思いました(笑)
あと、単純に伏線もよく効いてました。
例えば、序盤でスペンサーが格ゲーをやってるシーン。あれはブレイブストーンが追っ手と戦う時に活きてきますよね。
他には崖のところでフリッジ(ムース・フィンバー)が停部になった腹いせにスペンサー(ブレイブストーン)を突き落とすんだけど、スペンサーはフリッジを突き落とさない・・・っていう流れも、後に訪れるヘリコプターで宝石?を取りに行くくだりで活きてきます。
・・・といった感じで、伏線がちゃんと展開の中で活きてることが多々ありましたね。
そういえば、4人が補習で地下室に行った時に、フリッジが「なんでこんなのがここにある?」みたいな感じでボウリング玉のようなものを手にするシーンがサラッとあるんだけど、それは実は一番最後に「ジュマンジ」を破壊する道具になるっていうね、そういう細かい所にまで伏線が配置されてましたよ?(笑)
『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』から学ぶ人生
・人は誰にでも得意不得意があって、それをカバーしあいながら一つの困難に立ち向かいクリアするのが「チームワーク」
まあ、とにかく協調性が大事ってことですよ(笑)
・人生は一度きり。大事なのは一度きりの人生をどう生きるべきかを探し、見つけたらそれを全うすること。
今作を見てて、最初の方でライフストックはまさに一度きりの人生どう生きるべきかのことを語ってるな〜と思って、「これについてブログに書こ〜フッフッフッフッフ( ̄▽+ ̄)」と考えてたんですけど、普通に劇中で大事なこと言ってましたねwww
まあ彼らはライフストックが1つになって初めて "人生" の重みに気づくんですよね。
それが顕著に現れてたのはアレックス(パイロット・シープレーン)とスペンサー(ブレイブストーン)かと思います。
彼らは一度きりの人生をどう生きるべきかを考え、己に与えられたスキルという名の "生きるべき道" を両者ビビりながらも全うしたわけです。アレックスはパイロットとしてヘリを操縦し、スペンサー(ブレイブストーン)は最後に勇気ある英雄として宝石を戻しに行きますから・・・。
・娯楽は人を成長させる
娯楽で人生狂わされた人って結構いると思うですよ。
例えばゲームにハマりすぎて人生狂ったとか、アイドルにハマりすぎて人生狂ったとかね?
僕もそのうちの1人ですよ。
軽く上述しましたけど、ジュマンジの登場人物はジュマンジという名のゲームで人生が狂った人、もしくは狂う可能性がある人たちです。
それって、まぁ現実世界で娯楽にのめり込む人たちとさほど変わんないっすよね。
でもゲームや映画ってのは考え方次第で多くのことが学べるものだと思います。
ゲームを通して成長した彼らがまさにそうですよね。
だから今作を通して娯楽ってのは学べることがたくさんあるんだよな!ってのと同時にほどほどに楽しむことが大事だなと改めて思いました(笑)
終わりに
正直、前作にあった「面白いんだけど少し恐い要素(舞台は現実世界な所とか、猿になるとか、床にめり込んでいくとか)」は特になくて、だいぶギャグに走ってるな・・・とか、ライフが全部なくなったらどうなるとか見せてくんねーの?とかは思ったりしましたけど、そんなのマジ・ジュマンジって話なんで別に良いんですよ(どういうこと)
とにかく予想の斜め上をいく面白さがあったので、個人的には大満足な映画でございました。
Fin
SNSもよろしくお願いしまーす
今テレビで言ってたけどドウェイン・ジョンソンは『ジュマンジ』の主人公を16歳の頃を思い出しながら演じたらしいけど、彼、、、、、
— ◆映画駄話しーまん (@shiiman6354) 2018年4月21日
16歳の時、すでに身長190センチ体重100キロ以上あったんだって。
そんな高校生どこにいんだよ!!!アホかっ!www pic.twitter.com/qrVzOsx4ZQ
余談
・個人的に一番アガったポイント
『ジョン・ウィック』『イコライザー』『ザ・コンサルタント』に出てくる髭が特徴的なヤラレ役おじさんことタイット・フレッチャーさんが今作でもヤラレ役で出演してたこと。
『ジョン・ウィック』
『イコライザー』
『ザ・コンサルタント』
『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』