【ネタバレ感想】映画『トレインミッション』から学ぶ人生(レビュー・解説)
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暴力オヤジことリーアム・ニーソンの活躍を見ないでどうする・・・
どん
『トレイン・ミッション』
作品情報
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督 ジャウム・コレット=セラ
製作 アンドリュー・ローナ
アレックス・ハインマン
製作総指揮 マイケル・ドライヤー
フアン・ソラ(以上、映画.comより)
キャスト
リーアム・ニーソン マイケル・マコーリー
ベラ・ファーミガ ジョアンナ
パトリック・ウィルソン マーフィー
サム・ニール ホーソーン警部
エリザベス・マクガバン カレン・マコーリー(以上、映画.comより)
解説・あらすじ
「アンノウン」「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」でタッグを組んできたジャウム・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが、走行中の電車の中を舞台に描くリアルタイムサスペンス。
10年間勤めてきた会社から突然、解雇を宣告された60歳の保険セールスマンのマイケルは、失意の中、いつもの電車で帰路につくが、車内で見知らぬ女性から話しかけられる。女性は、電車が終点に到着するまでの間に、100人の乗客から1人のある人物を見つけ出せば、マイケルに多額の報酬を払うという。妻が人質に取られていることが発覚し、女性からの依頼を受けざるを得なくなったマイケルは、絶体絶命の状況下で1人の人物を見つけ出そうとするが……。
(以上、映画.comより)
予告
まえおき
どーも
斜め45度男こと
リーアムです・・・
リーアムです・・・
リーアムです・・・
リーアムです・・・
ヒロシです・・・
はいっしょうもないボケはここで終わりにしておきます(笑)
ところで皆さん。
映画界には、この人とこの人がタッグを組んでいたらマストで見た方が良いですよ〜っていう映画がいくつかあるのをご存知ですか?
パッと思いつくつのであげると、例えば・・・
サイモン・ペッグ × ニック・フロスト × エドガー・ライト監督の映画とか
マーク・ウォルバーグ × ピーター・バーグ監督の映画とか
今作『トレイン・ミッション』もその類の映画でございます。
主演リーアム・ニーソンと監督ジャウム・コレット=セラは今作も含めると
『アンノウン』
『フライト・ゲーム』
『ラン・オールナイト』
『トレイン・ミッション』
の計4作品でタッグを組んでますからね。
で、つまんなかったら別にマストで見なくて良いんですけど、今作を含めずに言うと上述した作品は一応全部面白いからね…。
だからマストで見た方が良いタッグの映画だな〜と個人的に思ってます。
しかもね、『96時間』で僕のハートをガッツリ掴んでくれたリーアム・ニーソンが
久しぶりに格闘という名の暴力を発揮してくれるということなんで誰よりも今作を楽しみにしてたと思います(笑)
・・・ということで、公開初日には観に行けなかったんですが、翌日の朝一で行き方がよく分からない映画館こと「T・ジョイPRINCE品川」で見てきましたので、早速感想に入っていきたいと思います。
それでは行きましょう!しーまんの映画から学ぶ人生!!!
※ネタバレしてますので、お気をつけください・・・。
ネタバレ感想
犯人もバカだな〜。
ブライアン・ミルズの家族を人質にとったらろくな事にならないって『96時間』で分かるでしょうよ・・・
ただのメタネタでまったく映画の感想になってないというね(笑)
・・・まあ端的に言うと、、、面白かったですよ。
僕の近くにいた少年も「ブラックパンサーより面白かった」と言ってましたし。
その発言にはマジで!?って思ったけど(笑)
まいいやこの話はw
以降、詳しい感想というか印象に残ったところの話で〜す。
印象に残ったこと〜
リーアム・ニーソンがアクションを頑張ってると笑いそうになる・・・というか笑う
もう、、、あなたスタローンから「エクスペンダブルズ」にスカウトされてもおかしくないんじゃない?と思ってしまうぐらい老体に鞭打ってアクションに挑むリーアム・ニーソン。
そんな彼が、今作でもアクションを超頑張ってます。
なんつったって一番最初にFBIと殴り合いをして、次に銃を持った黒人とギターソードで戦い、最後にナイフを持った現役警部の盟友と殴り合いをしますからね…。
しかも、殴り合いに留まらず、60歳(詳しく言うと65歳)の老人が電車の下をゴロゴロしてから走ってる電車に飛び乗るという鬼畜の所業アクションまで見せてくれますからね。
個人的にはお腹いっぱいですよww
ギターソードで黒人と戦うくだりに関してはですね、『キングスマン』の教会バトルとか『ヒットマンズ・ボディガード』の工具店バトルのようなワンカット風アクションになっていてですね、「まさかこの映画で結構な見ごたえのあるアクションが見れちゃうかぁぁ」というちょっとした驚きと感動がありましたね。
ただ、やっぱリーアム・ニーソンがアクション頑張ってると笑っちゃうんすよね…(笑)
だってさ、どの映画でも彼が人を殴り始めた瞬間ブライアン・ミルズ(『96時間』で娘の為ならエッフェル塔も破壊すると豪語するサイコパスダディ)に見えてしまいますから(笑)
しかも元警察っていう設定ですよ?「あぁ・・・」って感じじゃないですか?w
ある程度強い理由ってのを、そういった設定1つだけで片付けちゃうという沈黙シリーズのセガール手法をやってくるあたりが笑っちゃうっていうか最高なんですよね。
しかも、言ってしまえば65歳のジイちゃんですよ!?
彼は幼少期から鍛錬を積んできたジャッキー・チェンとかじゃないですからね?
そこら辺を考えてると、どーしても笑っちゃうんすよね(笑)
ちなみに、個人的に一番面白かったポイントは列車を切り離すくだりですね。
止まらなくなった列車を止めるために車両を切り離すんですけど、その際に鎖が絡まってしまったので、前の車両に飛び移って、鎖を切ろうとするんすね?
で、鎖をチョン切る事に成功したと思ったら、主人公演じるリーアムさんは列車の衝撃で後続車両に飛んでいくんですけど・・・
ビターーーーーーーン!!!!!!って感じで後続車両にぶつかるんすよ…。
いやあのぉ・・・年齢とか関係なく死ぬって(笑)
切り離したとはいえ、まだ列車の前に進もうとする力は働いてますからね(笑)
そういうアクションをリーアムおじちゃんがやってるから余計面白いんだよねー( ̄▽ ̄)
ジャウム・コレット=セラの作品は物語だけでなく "映像演出" でも楽しませてくれる
上述した『キングスマン』『ヒットマンズボディガード』のようなワンカット風アクションシーンの話と通じる所があるんですが、ジャウム・コレット=セラの作品は物語だけじゃなくて、 "映像演出" でも楽しませてくれるので、多少ストーリーがダレたとしても基本的には暇しないというか楽しいんですよね。
例えば序盤にある、同じようで微妙に違う朝を迎えるシーン。
毎朝同じような方法で目覚めて、息子と本の会話をし、妻と共に車で駅へ向かい、愛を確かめ合うよな仕草をとる・・・
基本的にはこの流れで進む日常なんだけど、天候や服装、会話などが微妙に違っているというのを矢継ぎ早に見せることによって "同じようで微妙に違う日常の経過" ってのをうまいこと見せていました。
しかも、あの矢継ぎ早に見せられる日常ってのは、主人公マイケルが10年間勤めた保険会社に出勤するまでの、謂わばルーティーンみたいなものなんで、「あぁ、この日常を何年も続けて会社に勤めてるわけね〜」といった感じで「保険会社に10年間勤めた」という事実にもそこそこ重みを与えていたと思いますし、見せ方としてテンポが良いので上手いな〜と思いました。
あと、古典中の古典、「めまいショット」
なんかも出てくるので、やっぱ映像演出を大事にしてるというか、映像だけでも楽しませてくるな〜という印象がありました。(ヒッチコックへのオマージュでもあるんでしょうかね・・・)
まあ、そんな感じでジャウム・コレット=セラは割と映像演出が上手いというか、ちょっと面白いんですよね。『ラン・オールナイト』なんかも場面転換の仕方が面白かったりするんで、見たことないという方は是非。
サスペンスについて
「今作を面白いと思った」・・・というのを前提にして話しますけど、個人的には、今作をサスペンスだけで観ると別に普通というか、そこまで大したサスペンスでは無いかなー?と思ってます。
というのも、サスペンスとか真相をウリにしてる感じでは無いんですよね。(いやウリにはしてるのか・・・)
だって純粋に謎がすごい深まるわけでもないし、真相もそこまで気にならないんだもん(笑)
基本的には通称 "プリン" と呼ばれる人物は誰なのか、プリンはなぜ追われてるのか、黒幕は誰なのか、っていう謎に迫っていくんですけど、その謎が割と単純なので、「え、なんでこんな事になってるの!?」みたいな謎に対する興味があんまり湧かないし、黒幕に関してはミスリードとなる人物がいるっちゃいるんだけど、意外性はさほどないんで「まあ、あなたでしょね」って感じなんすよ・・・(笑)
プリンは最後まで誰か分かんなかったけど、逆に分かる人いるの!?ってぐらい影を消してるんで、観客に考えさせる謎でもないんですよね。
まだね、事故って目覚めたらさっきまで仲が良かった妻が急に「あなた誰?知らないんですけど」状態になってた『アンノウン』の方が謎に対して興味を持てましたよ(笑)
だからサスペンスだけで観ると今作は可もなく不可もなくって感じでした...(笑)
・・・ただ、今作は黒幕がちょっと面白いんですよね。
超ネタバレですけど、黒幕って一応男女2人だったじゃないですか。
男はパトリック・ウィルソンという方で、女はベラ・ファーミガという方なんですけど、この2人は『死霊館』という映画で夫婦を演じてるんですよね(笑)
だから今作の真相には「なんのギャグこれ・・・」って思いましたよwww
それに、ベラ・ファーミガが電車に乗ってる男に指令を出すってなると、
僕は『ミッション・8・ミニッツ』を思い出してしまうで、キャスティングに悪意があるというかなんというか、いろいろと面白かったですね(笑)
っていうか、話変わりますけど、あのホーソーン警部ってふざけた野郎ですよね。
中が見えない車両の中にいる標的を撃たせたのは良いとして、事件が解決したと思ったらケロっと
「いや〜実はマーフィーとその他数名を怪しいと思ってたんだよね〜」
的なこと言いますから。
調子良いこと言うね〜あなたwww
マイケルがうまいことやってなかったら彼が蜂の巣になってましたからねw
おわりに
なんか最後の方は文句みたいになっちゃったけど、あくまでサスペンスだけを観ると、そこまで興味を引く謎じゃないし、観客が考えたくなるような謎でもないので、別にそこまで面白くねーなーと思っただけで、「暴力オヤジのサスペンス系アクション映画」という点で観るとスリル有り、映像の面白さ有り、アクションの面白さ有りで楽しい作品だったな〜とは思います。