しーまんの映画から学ぶ人生

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映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】映画『イコライザー2』から学ぶ人生(レビュー・解説)

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大好きな映画の続編がついに!!!

 

 

どん

 

 

『イコライザー2』(原題:The Equalizer 2) 

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作品情報

 

スタッフ・キャスト

 

スタッフ

監督 アントワン・フークワ

製作 トッド・ブラック
   ジェイソン・ブルメンタル
   デンゼル・ワシントン
   アレックス・シスキン
   スティーブ・ティッシュ
   アントワン・フークア
   メイス・ニューフェルド
   トニー・エルドリッジ
   マイケル・スローン
製作総指揮 モリー・アレン
      デビッド・ブルームフィールド
キャラクター創造 マイケル・スローン
         リチャード・リンドハイム
脚本 リチャード・ウェンク

(以上、映画.comより)

 

 

キャスト

デンゼル・ワシントン ロバート・マッコール
ペドロ・パスカル デイブ・ヨーク
アシュトン・サンダース マイルズ
ビル・プルマン ブライアン・プラマー
メリッサ・レオ スーザン・プラマー

(以上、映画.comより)

 

 

解説・あらすじ

オスカー俳優のデンゼル・ワシントンが、「トレーニング デイ」のアントワン・フークア監督とタッグを組んだアクションサスペンス「イコライザー」の続編。

 

元CIAエージェントで、昼間の表の顔とは別に、世の裁けない悪人を19秒で抹殺していく「イコライザー」としての顔を持つ主人公ロバート・マッコールの戦いを描く。現在の表の職業として、日中はタクシー運転手として働いているマッコールだったが、CIA時代の元上官で親友のスーザンが何者かに殺害されてしまう。独自に捜査を開始したマッコールは、スーザンが死の直前まで手がけていた任務の真相に近づいていくが、やがてマッコール自身にも危険が迫る。そして、その手口から相手はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが判明。同時に身内であるはずのCIAの関与も明らかになっていく。

 

マッコール役のワシントンは、自身のキャリアで初の続編への出演となった。

(以上、映画.comより)

 

 

予告 

youtu.be

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

世の中に報いを受けていないクズはたくさんいる。

誰かが鉄槌を下さなければならない。

誰が下す?おれ?違う!マッコールおじさんだぁ!

イコライザー独特のあじを堪能した。

ホントたまらん。

 

ってのが大まかな感想で、以降は細かい感想。

 

 

印象に残ったところ〜

 

突然始まるマッコールおじさんの奉仕活動

 

物語のド頭、場所はトルコ鉄道。

車両内にいる乗客の中に『世界と僕のあいだに』を読むヒゲモジャのオッサンが1人…。

彼はそう、変装したマッコール。

変装に意味があるのかは置いといて、序盤に変装して現れるってのは『シャーロック・ホームズ2』を思い出しました。あぁマジクソどーでも良い話ですね。

 

話を戻しますと、僕、序盤は今回登場する悪役の暗躍から始まると勝手に予想してたんだけど、全然違くて、マッコールおじさんの奉仕活動……いや、更生活動という名のアクションから始まってくれました。

いやー、序盤から最高ですよ。

まず、カウンターに置かれたティーポット?のポジションをさりげなく整えるんすよね。

のっけからマッコールスタイル全快で「コレコレ!」って感じ。

そしてターゲットとなる人物と会話するんですが、急に話し相手が「ギクっ」とするような会話にシフトして、戦闘の音なきコングを鳴らす…いや、ストップウォッチのピッという音で戦闘開始のコングを鳴らすんですけど・・・

戦闘が始まれば敵はもちろん瞬殺ですよ。

しかも先ほどポジションを整えたティーポットを使ってブン殴るんですが、その際しっかりと取っ手を握りながらブン殴るわけです。

ティーポットの位置を整えたのは単に几帳面だからでなく、戦闘時にちゃんとティーポットを活用出来るように位置を整えたのかもしれないですね。マッコールおじさんならありえます。

まぁ何はともあれ1つだけ言いたい。

やり過ぎだと思う。笑

あの人らがどれほどの悪人か観客はそこまで分かんない状態でクソでかいナイフを腹部に突き刺したりするからさぁ…うん、やり過ぎだと思う(笑)

 

 

トルコ鉄道で少女の誘拐を阻止した後はマッコールおじさんの新しい日常が描かれます。

彼、前作ではホームセンターの従業員でしたけど、お店の商品を本来の用途とは全く別の用途で使ってしまったのでクビになり(実際クビになったかは知りません)今作ではタクシー運転手(っていうよりUber?)になってます。

仕事変えても接客業は変えないんだよな〜って感じなんですけど、タクシー運転手ってお節介超人のマッコールらしい職業選択ですよね。

だって、どんな感じで仕事してるのかと言うと、乗客の会話などを聞いたりして、人生の一部を垣間見てるって感じなんですよ。それってお節介超人からしたら持ってこいの仕事じゃんね。

そんな事を思っていると、早速お節介超人の出番がやってまいります。

ある時、罪悪感に苛まれたような表情のサラリーマンがグデングデンになった女性をマッコールのタクシーに乗せてきます。

マッコールおじさんは全てを察して、すぐさま元凶のクソリッチサラリーマンがいる部屋の前に。

 

はい、始まりました突然の奉仕活動w

 

今回、敵っていうか「クズ」が具体的に悪事を働いてる描写ってのは意外と少なくて、「悪事の結果」だけを見せられてから奉仕活動をするんで、割と突然に奉仕活動するなーって印象がありました。

そして、敵の悪事を具体的に見せてないので、前作より「ザマァ感」はないかなー?

まぁでも俺はそれでも全然OK

だってマッコールの視点で考えると彼は結果だけを見て何があったのかを推理して行動に移してるので、それで良いっちゃ良いのよ。

 

話しを戻しますが、クソリーマンとの戦闘がちょっと面白かったです。

まず、クレジットカードありましたでしょ?

お会計の際に「カードを切る」なんてなくよく言いますけど、今作の場合、戦闘の際は「カードで斬る」って感じ?最高ですね。

そういえば、マッコールおじさんといえば その場にある物を武器にしてしまうという殺人術をお持ちですよね?

でもクソリーマンとの戦いではクレジットカードを除けば割と道具を使わないで普通にブン殴ってるんですよね。

それはどーいう事かというと、クソリーマンは金稼ぐことに関してはプロでも戦闘においては素人なんですよ。だから「ケッ、俺の殺人術を使用するまでもねぇ」っていうことで割と道具を使わず素手で戦ってたのかな?と僕は勝手に解釈しました(笑)

まぁ普通にブン殴るとは言っても、基本的には後遺症が残るレベルで関節を破壊しているのがエグいし、マッコールらしいんですけどね。

彼らは悪事を働く事が出来なくなったどころかタイピングすらできねーよあれ…。

語り出すと止まらないんだけど、リーマンの首の骨を折る瞬間あったの覚えてます?

その時「え、殺すの!?」と思ったんですが、絶命しない程度に抑えてるんですよ。

確かに首の骨を折る時って、顎を持って斜め上に捻りあげるようにしないと絶命しない時あるらしいんだよね。

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うーん、わりと顎を斜め上にやってるよーなやってないよーな…笑

っていうか首の骨を折る動作をしたのに敵が絶命してないアクションシーン初めて見た気がするんですけど…。

分かります?彼は力の加減までプロなんですよw

 

あと、戦闘を終えた後の脅しね。

星5な?わかったな?あん?星5だかんな。指ぱっかーン。

やっぱりマッコールという男は怖い・・・。

 

他の更生活動といえば、近所に住むギャングに片足突っ込んだマイルズに対する活動ですかね。

マイルズがギャングに片足突っ込んでません?ってのはちょくちょくヒント出てましたし、恐らくナンバープレートから得た情報でアジトの場所も特定したんでしょうけど、突然スイッチ入ったかのように更生活動始めるから笑っちゃうんだよね(笑)

そりゃあギャングも「あいつなんなんだよっ!」てなりますわw

そんでどうでも良い話なんですけど、ギャングのアジトでマッコールは二丁の銃を奪うんですよ。

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でもマイルズがいる部屋の扉を蹴破って入ってきた時はサブマシンガン持ってるんですよね(笑)

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これはミスショットなのかなんなのか・・・

 

 

 

マッコールおじさんの推理力ハンパねっす

 

唯一の友スーザンがホテルで殺害された事を知ったマッコールおじさんは、ハッキングしてホテルの監視カメラや検死結果などを勝手に閲覧します。

そしてスーザンの死体が急所を的確に刺されてることから監視カメラに映ってた犯人はただの強盗じゃなくて戦闘のプロだと推理するんですよね。

でも実際はどうだったかというとアイツらの戦闘、常に焦り気味だったし、困ったらすぐ体当たりしてたし、普通に負けそうになったりと全然プロじゃなかったです。

要するに、犯人(プロ)が他にいるってなんとなく示唆してますよね。

そしてそんな推理話を電話で聞かされるデイブの表情…

 

たまらねぇ

 

他にもね、とある夫婦の自殺事件の背景も推理してて、自殺を図った夫は右利きなのに奥さんは左利きに撃たれている(確かに左手で撃ってた)という理由で、事件が仕組まれた他殺であると考え、2つの殺人事件には繋がりがある。みたいな話しも確か電話でしてたと思うんだけど、そん時のデイブの表情は

「このまま詮索されたら確実に俺に辿り着くぞぉ…」

みたいな顔していてですね・・・

 

たまらねぇ

 

つーか、マッコールの推理力があまりも高いからデイブにしてた電話はデイブからすると「悪意のない脅し」ですよね…。

 

 

 

マッコールおじさんの命を狙っても無駄!シビれる車内格闘シーン

 

途中からついにマッコールおじさんの命も狙われます。

タクシーのお客さんが刺客だったわけですが、マッコールおじさんは、すーぐ怪しい人に気付くんで、カマかけ攻撃をしかけます。

あ、もうバレた〜( ̄_ ̄ i)タラー

と思ったのか刺客はナイフでマッコールおじさんをKillしようととします!

そっからの面白さはすでにこちらの記事で語ってるので、まんま引用しますね。

www.shi-man6354.com

 

車内格闘って主人公が後部座席に乗ってて、そこで格闘をするって事が多いと思うんですが、今作の場合、主人公は「タクシー運転手」という設定なので、刺客が後部座席にいて主人公は運転席に乗っています。

その人物配置は車内格闘シーンの中では意外と新鮮なんじゃないかなぁ?と思います。

で、ちゃんと運転席にいることを活かした戦闘になっていて、車内で格闘が始まると運転できる事を逆手にとって敵からの攻撃をうまく躱していますよね。

それは車内格闘シーンの中では珍しい、ターゲットが "運転席" にいるという構成を上手く活かしてるアクションなので好印象でしかないです。

おまけに、車内格闘に終止符が打たれる瞬間を、車体がドリフトするのに合わせて『マトリックス』や『ソードフィッシュ』よろしくのバレット・タイムみたいな映像で見せてくるのが超COOLですよね~。

たまんねぇぇえ!

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(ただ、これは被写体が低速で動いてないのでバレットタイムではないかな??)

まあなんにせよ映画的な映像演出を活かして車内格闘シーンのカッコよさを倍増させてくれてるから最高の一言につきますね。

あと、、、射殺した瞬間すぐさまハンドル握るっていう淡々とした感じ?

たまらぬ

【ネタバレ感想】映画『イコライザー2』から学ぶ人生(レビュー・解説) - しーまんの映画から学ぶ人生から抜粋)

 

・・・ちょっとごめんなさい、もう一個だけ語らせてください(笑)

上のGIF見ると分かりますけど、殺人の瞬間に結婚指輪が映ってるのたまらないんですよぉぉ......(ジョン・ウィックなんかもそうなんだよぉぉ)

「愛」と「死」が一つのシーンに収まって同居してる感じが主人公に深みを持たせていてたまらんのです。

【ネタバレ感想】映画『イコライザー2』から学ぶ人生(レビュー・解説) - しーまんの映画から学ぶ人生から抜粋)

 

 

 

なんとも言えない不穏な空気がたまらない

 

個人的にはですけど、不穏な感じの空気が生じる瞬間が結構あって、しびれました。 

例えば、ギャングに片足突っ込んだマイルズを強引にかっさらってから、マイルズがマッコールの部屋に訪れるくだり。

部屋に訪れたのがマイルズと分かった瞬間マッコールは銃をしまうんですよね。

そしてマイルズを招き入れるわけですが、ギャングが押し寄せてきそうだし、マイルズはまだ改心してなくてギャングの差し金になってる可能性もなくは無いから、とにかく何かが起きそうな雰囲気全開なんですよ…。

しかもマイルズ、ずっと左手をポッケに突っ込んでて、何か隠し持ってそうな感じだったから、ほんとそわそわしたわ〜。

でもそれがたまらないんだよね…。

 

 

 

今作の隠れハイライトシーン!暖かい家庭で展開するマッコールの脅迫

 

主人公の脅迫が超痺れる映画っていくつかありますよね。

例えば『96時間』とか。

今作は間違いなくそれに並ぶぐらい、いやそれよりも最高な「脅迫」を見せてくれます。

どこの事を言ってるのかというと、デイブが犯人である事をワザワザ彼の自宅で確認するくだりと、家から出てのくだりですね。

個人的にあそこら辺のくだりは今作の隠れ「ハイライトシーン」だと思います。

別にさ、あんな幸せな家庭で犯人であることを確認しなくても良いじゃん?

でもマッコールおじさんは自宅で確認するんすよ。

デイブからしたらクソ嫌がらせですからね。 最高ですマジで(笑)

そんで、敵同士がテーブル挟んで座りながら普通に会話してるんすよ!?(笑)

しかも場所は暖かい雰囲気の家。

『ジョン・ウィック2』でもさ、殺し合いをする敵同士が(殺人できない)バーカウンターで普通に会話してるというシュールさがたまらなかったけど、今作にも似たようなものがありましたね。

マッコールとデイブの2人だけを見ると殺し合いのイメージが漂うけど、その2人がいる場所は暖かい雰囲気の家っていうミスマッチさ?まさにミスマッチが生み出すベストマッチな空気になってて超面白かった。

そしてその後も最高っていうか、マジでたまらないんですよ。

外に出てからマッコールは、後に戦争をするメンバーたちと顔を合わせますよね?

あそこなんかピンと張り詰めた糸が確かにあるのに、それとは無関係の大事な家族がいるから決して糸は切れないんですよ、その場ではね。

そんな状況であえて脅迫するマッコールですよ

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サイッコォォォォォォォオ!シビれるゥゥゥウ!!

ま~じたまんないよコレ。

まあここら辺の流れは簡単な話、格闘技の記者会見みたいなもんですよ(笑)

宣戦布告はするけど、決してその場では戦わないみたいな?

そういう空気を映画の中で出してくれるのがね、、、アクションラバーな人間にとってはたまらないのですよ。

 

 

 

「ナビゲーション避難」 おもしれえ

 

宣戦布告したあと、デイブたちはマッコールをキルしようと、彼の家に向かいます。

しかし、マッコールは不在。

代わりにマイルズくんがせっせとペンキ塗りしてるっていう・・・ヤベ〜状況。

「あら、いつ襲撃にあってもおかしくない状況でマイルズを家に置いとくとか、マッコールおじさん珍しくミス?」

なんて思ったのも束の間、マイルズとの電話から聞こえてくる犬の鳴き声にすぐさま反応してマイルズに危険が迫ってる事を察知します。

そっからブライアン・ミルズよろしくの超絶冷静な電話対応を披露してくれます。

正直、映画見る前から絶対マッコールはアレを設置してるんだろうなぁ・・・と思ってましたけど、やっぱ監視カメラを設置してましたねw

その映像を頼りに焦りを一つも見せず淡々とマイルズにナビゲーションしていくのが面白いんだよね〜。

いやホント、ローグネイションのベンジーも見習ってほしいぐらいのパーフェクトナビゲーションでしたから。

そんでね、どうやってマイルズを助けるかと思いきや、賃貸に勝手に隠し部屋作ってるという徹底ぶり。マジで抜け目ない…。(大家さんキレても良いと思いますよ。)

 

話を戻すと、マイルズくんは隠し部屋の中に入り、マジックミラーの後ろに隠れるんですが、スマホの光でバレるということで画面を消します。

しかしデイブは、マイルズの光り輝くピアスに気づいたのか、マジックミラーの裏に誰かいると思って銃を向けます。

 

あーーーーやばい!・・・と思いきや。

 

マッコールさんが「私あなたのこと見てますよ」アピール。

そのアピールのおかげでマイルズくんは九死に一生を得たんですが、若いからでしょうか・・・隠し部屋から出るの早いのよ…。そしてマッコールはもう仕事終わった気分になってたんでしょうか(笑)

まあなんだって良いけど、マイルズが隠し部屋から出たあと、絶対デイブ出てくるとは分かっていながらも不穏な空気ビンビンでしたね。

 

 

 

クライマックスのマッコールおじさんは敵からしたらホラー

 

クライマックスはね、正直、前作の方が好きなんだけど、、、

うーん、いや、今作のも好きって感じでした。

シチュエーションで言ったら、ホームセンター内で「R指定版ホームアローン」を展開する前作の方が面白いと思うんですけど、今作のは敵の死に方と静かにめっちゃキレてるマッコールの行動が面白かったからOKとしましょう。

それとホームセンターもそうだけど、今作でも相変わらず自分の得意なフィールドに敵を招き入れて戦うから「キタァァァア」って感じで最高ですよね(笑)

 

で、戦いはどんな感じだったかと言うと、1番最初はモリ?で敵を殺してましたけど、個人的にそれは普通に殺傷能力あるアイテムで殺してるのでそこまで面白く無いんだよね。

でも、その後だったかな・・・

壁にスーザンの写真貼りまくるという陰湿攻撃

ホラーです。うん、あれはホラー。ホラーすぎて最高だなこれ・・・って感じ。

で、その貼り紙を見た敵が「奴は1人ずつ殺す気だぁぁ(ガクブル)」と見事なホラー解釈をしてくれるんですけど、後ろから現れた殺人鬼マッコールの「執拗ナイフコンビネーション」の餌食になって退場するっていうね・・・。たまらねえ。

それにしても、スムーズかつ的確に腱を切って、急所を突き刺すっていう見事なナイフ捌きでしたなぁ。

ちなみにナイフで執拗に敵を切りつけるっていうのは、どうやら戦法としてあるらしくて、その様子を見た敵の戦意を喪失させるらしいですね。

 

んもう、そういったところもホラーなんだからマッコールさんたらぁ。

 

ま、でもマッコールさんは敵を1人ずつ殺していくという「ホラー殺法」の師範代なので、執拗に切りつけてる様子を他の敵は見てないですけどね。

ただ、敵の1人は切られまくってズタボロ状態になった仲間の姿をしっかりと確認してたからビビっただろうね…。

ビビる。←これ大事。

 

で、その後は、奥さんのパン屋さんに入って、小麦粉?が入った袋を切りまくって粉をめっちゃこぼしてから、扇風機をつけ始めます。

 

「なにしてんの?スモーク代わり?」

 

とか思ってたら、敵がスタングレネードかなんか投げて来て、まさかの

 

粉・塵・爆・発

 

なるほどォォォォォオオオオ!!!

粉塵爆発は

ある一定の濃度の可燃性の粉塵が大気などの気体中に浮遊した状態で、火花などにより引火して爆発を起こす現象(wikipediaより引用)

だから扇風機使ってたのね・・・。おんもしれえ。

小麦粉で爆発すんの?と思った方のために貼っておきますね。

matome.naver.jp

 

でさ、粉塵爆発の被害にあった敵がさ、お腹ぐっちょぐちょっていう結構ひどい状態になるんだよね…。

でも微妙に生きてるんすよ。

つまり彼は自分のぐちょぐちょになったお腹を見て、いろいろ後悔したと思うんですよね。これ大事。

このテの映画に登場する敵には後悔させる瞬間が必要なんです。

悪魔みたいなこと言いますけど、正直、その後悔してるさまをもっと見たかったから、もう15人ぐらいマッコールと戦って欲しかったですねw

ちょっと敵すくなかったよ…。

 

で、で、で

最後は元相棒との一騎打ちになるわけですが、さっきまでの広かった戦闘フィールドとはうってかわって、ラストバトルはリングのようになっている監視塔で展開されます。

一騎打ちの場として相応しいですね。

そういった戦闘フィールドの変化は無難ちゃ無難ですけどアクション整理が上手いように思えます。

で肝心な戦いは、プロ同士の戦いですから、どんな感じになるのかと思ってたんですけど、結構マッコールが圧倒してましたね。

ちなみに2人がガッと組み合った時『ジョンウィック』みたいに相手の足を崩そうとしたり、投げ技を披露したりしていて、珍しく柔道技っぽい動きがあったのが面白かったですね。

そして何より、ナイフですねやっぱ。

的確に手足の腱を切断して、明らか致命傷となる部位にナイフをグイっと差し込んでる(スーザン刺した部位と同じだったかな?)のに、最後 互いにジッグリと見つめ合ってから首を切り落とすんじゃねえかって勢いで首の後ろを切りつけてたのが恐ろしくてたまらなかった…。多分その前の時点で絶命してたと思うんだよね…。

あの残酷描写は怒りの表れだったのか、、、考えたくないほど恐ろしかったですわ…。

ちなみにデイブにトドメを刺す時、マッコールの目がドアップで映ってたと思うんですけど、実は前作でもラスボスを倒す時にマッコールの目がこれでもか!とドアップで映るんですよね。

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これがイコライザーの味ってやつですよ。

ファンからするとたまらん...。

 

 

 

マッコールが右手に指輪をする意味

 

僕、「結婚指輪をはめながら戦う男たち」が大好きなんですよ。

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全員、奥さんに先立たれてるので、もっと言うと「哀愁漂わせながら戦う男たち」が好きなんですよね。

で、少し気になるのが、マッコールおじさんだけ右手の薬指に指輪をしてるんですよ。

指輪についてそんなに知識ないので、なにか意味はあるのか調べてみました。

 

・・・やっぱり欧米でも、結婚指輪は左手にはめるのが一般的らしい。

でも「婚約指輪」は右手にはめる事もあるんですって。

で、どうやら……左手は「過去」右手は「未来」を表すんだそう。

そのことを踏まえて考えると、ロバートが右手に指輪をしてるという事は、人助けに熱中して孤独の先(未来)を見ようとしているというか、過去と向き合わないようにしてると考えられるような気がします。

そして、今作の戦いが終わった後、マッコールは家に戻って指輪を左手にはめなおし、そして指輪にキスをします。

それは家に戻って妻との思いでが詰まった「過去」を見つめるという事なのか?と僕は勝手に解釈しました。

それに家には『失われた時を求めて』という本が置いてあった気がしたので、あながち間違ってないよーな。

ま、おれバカだし、本とか全然詳しくないんで、自信はまったくありやせーん。

参考程度で流しておいてください(;^_^A アセアセ・・・

 

 

 

今作に登場する「本」を覚えてる限りでご紹介

 

『世界と僕のあいだに』

黒人の肉体は自らの所有物ではなく、「国民の自由と平等」を掲げるアメリカ、白人によって築かれた祖国アメリカの歴史を支えてきた資源にすぎない―。冷徹な現実認識をもって、現代アメリカ社会の矛盾を描き、黒人が生き抜く術を教える、父から息子への長い長い手紙。

世界と僕のあいだに - タナハシ・コーツ - Google ブックスより抜粋)

→トルコ鉄道で登場

 

『シッダールタ』

ポータル 文学 ポータル 文学ポータル 文学 ポータル 文学『シッダールタ』(原題:Siddhartha)は、20世紀ドイツの作家ヘルマン・ヘッセ(ノーベル文学賞受賞)の小説。1922年に書かれた。釈迦の出家以前の名前を借りて、求道者の悟りの境地に至るまでの苦行や経験を描いている。(シッダールタ - Wikipediaより抜粋) 

→タイミング忘れたけど、アパートで登場してた気がする。

それにしても求道者の悟りの境地に至るまでの苦行や経験を描いた本を読んでるとは、、、いかにも!って感じですな。

 

『失われた時を求めて』

眠りと覚醒の間の曖昧な夢想状態の感覚、紅茶に浸った一片のプチット・マドレーヌの味覚から不意に蘇った幼少時代のあざやかな記憶、2つの散歩道の先の2家族との思い出から繰り広げられる挿話と社交界の人間模様、祖母の死、複雑な恋愛心理、芸術をめぐる思索など、難解で重層的なテーマが一人称で語られ、語り手自身の生きた19世紀末からベル・エポック時代のフランス社会の諸相も同時に活写されている作品である(失われた時を求めて - Wikipediaより抜粋)

→ちょっと自信ないんですがマイルズが扉に置いてくれた時の本がこれだったかな?あと家に置いてあったやつ 

 

 

 

おわりに

 

ただのアクション映画なんて口が裂けても言えない、不思議な渋さがある映画ですけども、それを前作に引き続き堪能する事が出来ました。

マッコールと関わった善人がみんな笑顔になる展開に涙を流しそうになり、ピシッと一列に並んだ青リンゴで終わるラストでは痺れすぎて死にそうになったりと、結構楽しめました。

やっぱこの映画、そしてロバート・マッコールが俺は好き。

ま、ジョン・ウィックの方が好きだけどねー。

 

 

 

Fin

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