しーまんの映画から学ぶ人生

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映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】アメコミ映画『アントマン アンド ワスプ(アントマン2)』から学ぶ人生(レビュー・解説)

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このシリーズってホント平和よね。

 

 

どん

 

 

『アントマン&ワスプ』

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作品情報

 

スタッフ・キャスト

 

スタッフ

監督 ペイトン・リード

製作 ケビン・ファイギ

製作総指揮 ルイス・デスポジート
      ビクトリア・アロンソ
      チャールズ・ニューワース
      スタン・リー
共同製作 ミッチ・ベル

脚本 クリス・マッケーナ
   エリック・ソマーズ
   ポール・ラッド
   アンドリュー・バレル
   ガブリエル・フェラーリ

(以上、映画.comより)

 

 

キャスト

ポール・ラッド スコット・ラング/アントマン
エバンジェリン・リリー ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ
マイケル・ペーニャ ルイス
ウォルトン・ゴギンズ ソニー・バーチ
ボビー・カナベイル ジム・パクストン
ジュディ・グリア マギー
ティップ・“T.I.”・ハリス デイヴ
デビッド・ダストマルチャン カート
ハナ・ジョン=カーメン エイヴァ/ゴースト
アビー・ライダー・フォートソン キャシー
ランドール・パーク ジミー・ウー
ミシェル・ファイファー ジャネット・ヴァン・ダイン
ローレンス・フィッシュバーン ビル・フォスター
マイケル・ダグラス ハンク・ピム

(以上、映画.comより)

 

 

解説・あらすじ

マーベルコミック原作で「マーベル・シネマティック・ユニバース」に属する映画「アントマン」のシリーズ第2作。体長1.5センチにまで小さくなることができる異色のヒーロー、アントマンと、同じく伸縮自在な戦うヒロイン、ワスプの活躍を描く。

 

元泥棒でバツイチのヒーロー、アントマンことスコット・ラングは、2年前にアベンジャーズの戦いに参加したことがきっかけで、いまはFBIの監視下に置かれ、自宅軟禁の日々を送っていた。あと3日でFBIの監視から解放されるという日、スコットの前に、アントマンのスーツの開発者であるハンク・ピム博士と、博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが現れ、2人が極秘に進めていたある計画に協力するよう要請される。そして、そんな彼らの前に、ピム博士の研究技術を狙った、壁をすり抜けるの謎の敵ゴーストが現れ……。

 

前作と同じペイトン・リード監督がメガホンを取り、アントマン=スコット・ラング役のポール・ラッド、今作からワスプとなり戦いに参加するホープ・ヴァン・ダイン役のエバンジェリン・リリー、ピム博士役のマイケル・ダグラスら前作の主要キャストが続投。ホープの母で先代ワスプとなるジャネット・ヴァン・ダイン役でミシェル・ファイファーが新たに参加した。(以上、映画.comより)

 

 

予告

youtu.be

 

 

 

 

ネタバレ感想

ユーモア全開で相変わらずの面白さ!

でも前作の方が面白いと思ってしまう人がいるのは否めないよね。

 

 

ってのが大まかな感想で、以降は細かい感想になります。

 

 

細かい感想・印象に残ったところ 

 

 

前作の方が面白いと感じてしまう人が多いような気がする理由

 

みなさんは、今作を楽しめましたか?

僕はすごく楽しめました。

・・・でも正直なところ前作の方が面白かったんですよ。

恐らくそう感じてる人は多いのかなぁなんて思います。

なんでそう感じてしまうかは、いくつかあると思うんですけど 1番大きな理由としては、スケール感の小ささですかねぇ…。

前作は伸縮自在で1.5cmになる男が愛する娘のヒーロー(父)になる話、そしてイエロージャケットの悪用を阻止する話だったのに対して、今作は身内のすったもんだ話って感じが強く、意図的にやってるとは思うんですが前作以上に "小さな事件" になってて、別に一般市民がいなくても成立する話だし、アントマンが頑張らないと世界がどうにかなるとか、娘が危険な目に会うという話じゃないから、そりゃあ前作の方が面白く感じてしまうのはしょうがないかなぁと思います…。

 

あと、ヴィランの存在。

やっぱアントマンやワスプと同じサイズになって戦うことが出来ないので、小さいからこそ描ける戦闘シーンが特にないのも、前作の方が面白く感じてしまう理由の一つかなぁと。

前作はヴィランであるイエロージャケットがアントマン同様1.5cmになれるので、小さいからこそ描ける戦闘シーン満載で超楽しかったじゃないですか。

アタッシュケース内バトルとかアタッシュケース内バトルとかね?

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これスーパー楽しいじゃないですか。

僕らが普段見慣れてる片手で持てちゃうアイテムよりも小さいサイズになって、おまけにそれらが宙に浮いた状態でバトルが展開されるので、小さいからこそ描ける戦闘シーンって感じが凄くあって超面白いですよね。トーマスの上で戦うくだりもそう。

でも今作は戦闘シーンに限っていうと、ワスプがキッチンで戦う所ぐらいしか小さいからこそ描ける戦闘シーンってのはなかったんじゃないかな?(飛んでくる包丁を走って反撃に出るとかミートハンマー?から逃げるのとか見てて楽しいですよね)

で、悪役との格闘でそういった戦闘シーンをあまり描けないからか、今回は伸縮自在の車を活かしたカーチェイスとかで前作よりバージョンアップさせてました。

そういった所は新鮮で良かったと思いますけど、やっぱ1番盛り上がる戦闘シーンで、何度も言ってる小さいからこそ描ける映像をもっと見せて欲しかったですね〜。

でもまあしょうがないと思うんですよ。

前作みたいに小さくなれるヴィランを用意するってのは難しいと思うし、用意したらしたで前作と変わらないから逆に面白くなくなる気もするし(笑)

だからこそ、僕はゴーストをもっと印象的にして欲しかったんですよねぇ…。

ちょっと印象弱くなかったですか?そんなことない?(笑)

登場があっさりしてたし、すり抜ける体なのに割と普通に殴れてたので、得体の知れない驚異的な存在感もそんなになかったから、もう少しゴーストらしく“怖い”感じを出して欲しかったのと「どうやって倒すのコイツ」みたいな驚異的な存在にして欲しかったな〜なんて思っちゃいましたね〜。そうすれば彼女の素性が明かされる時にもっとギャップを感じれたし。

それとですね〜、アクション好きにとってゴーストという存在は、どうしてもコイツらの存在をチラつかせるわけですよ。

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見ての通りコイツら(ツインズ)もすり抜け能力を持ってるんだけど、「どうやって倒すのコイツら」っていう感じで驚異的な存在になってるんですよね。そして一応、、、一応納得のいく倒され方するんですよ (笑)

だから今作のゴーストもカップルコンビネーションで倒すとかじゃなくて、僕らを納得させる頭を使った戦いで倒して欲しかったかな…。

例えば、数秒感覚で実体になる瞬間があるから そこをコンビネーションで突くとかならもっと面白いのにね。

あと、こういう↓すり抜けるからこそ出来るアクションはカッコ良いんだけど、もっと見たかったな〜って思っちゃいました…。まあ欲張りなのは分かってるんですけどねぇ…。

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とはいえ、面白かったのには変わりない。

 

ちょっとブーブー言ってしまいましたけど、マジで楽しかったんですよ(笑)

というのも、お話の構造自体は基本的にずっと奪って奪われて追って追われてって感じの話になってるので、ちゃんと面白いですよ。(蟻ってそんなに早く飛べるの?とか色々と疑問が止まらなかったりはしますけど・・・)

それに、あまり無駄なくだりが出てこないというかなんというか・・・一見どうでもいいようなギャグがちゃんと伏線として後の話に絡んでるじゃないですか。

蟻が入ってるケースとか自白剤とかマジックのミスディレクションとかね・・・

正直、武器商人なしでストーリー作れなかったの?とは思うけど、まぁ自白剤がウケたんで良いです。彼らは自白剤で僕らを笑わすためだけに存在してたのかもしれません(笑)

ま、それは置いといて話運びに関しては結構面白かったと思います。

 

あとキャラたちのやり取りもすごく良いですよね!

スコットとホープのバディ感とか見てて楽しいじゃないですか。

スコットは抜けてる所もあるけどいざという時に頼れる存在で、ホープはずっとしっかりしてる存在って感じかな? でもしっかりし過ぎだから、たまに抜けてるスコットと一緒にいると彼の存在が良い緩和剤になってて、すごくお似合いな感じがします。

あとは、何と言っても我らのマイケル・ペーニャ演じるルイスとその仲間たちですよ!

もう・・・マイケル・ペーニャが出る映画にハズレなし!!!って感じです(笑)

彼、スペイン語訛りなのかな?どこの訛りかよく分かんないけど、とにかく早口で陽気に文字通りペラペラペラペラペラペラペラペラとしゃべる感じ・・・最高ですよ。

前作でも最高だった「なかなか本題を言わないリップシンク回想劇」が出てきた時は「待ってましたぁぁぁああ!」って拍手しながら叫びたかったぐらい(笑)

あれが見れただけ大満足でしたねマジで。

しかも今回のリップシンク回想劇は前作と違ってる所があって、前作は誰だよアンタらって人たちばっか出てきてましたけど、今作はリップシンクされる側というかルイスに声をアテレコされる側としてスコットとかホープといった主要人物が出てるので、前作と同じリップシンク回想をやってるのに豪華な感じになってて凄い良かったですね。

 

 

 

何もかも平和過ぎてホッコリ

 

面白かった要素の一つでもあるんだけど、前作以上に平和な話でしたよね。

まずさ、あんなに複雑なのに幸せな家庭ってある!?(笑)

元夫と娘と元嫁と元夫がニコニコで抱き合うなんてことある!?

平和過ぎるだろw

前作の終わりでジム・パクストン(現夫)はスコットを認めて、最後には全員で食卓を囲むっていうかなり平和な画になってましたけど、今作はそれ以上ですからねw

スコットに対する態度が変わりすぎて笑っちゃいますよ。

 

あとスコットとキャシーのやり取りなんか愛溢れる感じで終始泣きそうでしたよ。

っていうかあんなユーモアに富んだ良いパパいる!?家であそこまで楽しませること出来るパパって素敵過ぎるだろ(ダンボール何枚いるんだよ!)

そしてベッドだっけ?ソファーだっけ?とりあえずどっちかを背もたれにした状態で床に座りながら2人並んで会話するシーン、、、アレ良かったなー。

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前作では無かった前歯がキレイに生えたキャシーちゃんの純粋無垢なアドバイス。そしてそれをちゃんと聞き入れるダディ。

素敵じゃぁぁん。

僕も娘が産まれたら向かい合って会話するとかじゃなくて、ああやって横並びになりながら会話してみたいなーなんて思ったり思わなかったり。

 

・・・っていうお話はこの辺にして、少しだけ真面目に今作について語ると、上の方で「スケールが小さい」とか「小さな事件」って書きましたけど、それは明らかに意図的にやってることなんですよね。そもそも監督自身が「小さな事件」って言ってるし。

ゴーストにハンク・ピム御一行が拘束されてる時に、スコットの携帯にキャシーからのクソどうでも良い電話がかかってくる、そしてビルが通話させてあげちゃう時点で今作が物語をコメディ全開で平和的に進めるつもりしかないなってのはなんとなく分かるんですけど、極め付けは、ゴーストがスコットの娘をさらうと言った時に、モーフィアス・・・じゃなくてビル・フォスターがそれを止めるくだりですかね。

物語的にそうさせた方が絶対面白いのに引き止めるので、意図的にヒーローものになり過ぎないようにして、小さな事件どまりにしてますよね。正直僕はそんな配慮いらねえぇ…と思っちゃうんだけど、そういった所もスゲー平和です。

 

 

 

アベンジャーズ4(仮タイトル)につながる重要なヒント?

 

この感想記事はネタバレ感想なので大丈夫かと思いますけど、一応言っておきます。

以降ネタバレ注意です。

 

以前『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の感想で僕はこんなことを書きました。

「アントマンは自宅軟禁中」って事が明らかになっていたので、自宅軟禁描写がある『アントマン・アンド・ザ・ワスプ(2018年8月31日 公開予定)』は『アベンジャーズ:インフィニティウォー』の話と同時進行で進んでいた話、あるいは少し後の話だろうから、そこで『アベンジャーズ4』につながる何かしらのヒントが出るかもしれませんね。

やっぱヒントは出てきましたね。

量子世界について語っているときに何度か「時間」というワードが出ていたので、やはりアベンジャーズ4の物語を動かす重要な鍵は量子世界にあるんでしょう。

そしてアベンジャーズ4撮影現場のリーク画像を見ると分かるんですが、その画像は舞台がNY決戦(アベンジャーズ1)になってるのと、当時のコスチュームを着たキャップが写っているので、過去に行くってのは ほぼ間違いないかと思います。

そして画像に写るメンバー全員が手に謎のアイテムを付けているんですが、アントマン以外のメンバーはアイテムが外付けなのに対して、アントマンだけそのアイテムがスーツに内蔵されてるんですよね。

そのことからやっぱりアントマンの技術を使いながら量子世界を起点にして過去に戻るんでしょう・・・とはいえ、どうやって戻るのか皆目見当もつきませんw

そもそもアントマンもアイアンマンもどうやって現実世界・地球に戻ってくんのかすら分かんねーし。

ま、そんな話は楽しみにしてれば良いだけの話なんで考えるのをやめときます(笑)

 

そんなことよりですね、今作の話は監督も言ってる通り "小さな事件" だったじゃないですか。

でも上述したようにアベンジャーズ4の物語を動かす鍵となるであろうヒントが登場したので、今作の物語がなければアベンジャーズ4は成立しないんでしょう。

だから「バタフライエフェクト」じゃないですけど、、、今作で起こった小さな事件が後に大きな影響を及ぼすことになる・・・と考えると非常に面白いなぁなんて思いました〜。

 

 

 

余談

 

前作以上にワケ分かんない量子力学

物体に限らず人間まで伸縮自在で、物に関しては小さくすれば戦車だって持ち運び可能。

その割に人間は小さくなって軽くなっても力はそのまま。

細かいこと気にし始めると色々と「ん?」てなってくるんですけど、1作目は僕がバカなだけかもしれませんがスンナリ受け入れられる量子力学でした。

でも今作は所々 鑑賞を邪魔するぐらい疑問点が脳内にチラつきました(笑)

まずね?車を縮小出来るのは分かるんですよ。

ただ、それに乗ってる人も縮小出来るのが微妙に引っかかったんですよね(笑)

スーツの中に入ってる人が小さくなるのと同じ原理なの?なんかそれとはちょっと違うような気がしてしまう・・・。

 

あとゴーストちゃん。

細胞がくっついて離れてを繰り返してるとか、物体をすり抜けるのは良いとして、床まではすり抜けないの?(これ絶対触れちゃダメ)

っていうかあの状態って重力の影響は受けるの?

 

この話はスーパー野暮な話なんで、もうやめときますw 

 

そういえば量子世界関連の話もなんかサラサラっと説明してましたけど、どれだけの人が分かったんでしょうか(笑)

「シュレディンガーの猫」を調べたくて量子力学について軽く触れてたから「量子のもつれ」とか聞いたことあって「ああ、、、なるほど」とは思いましたけど…

ぼくは完全には理解してないです(笑)

 

 

あと全然違う話なってしまうんですが、今回は上述したとおり追って追われる展開が多いですよね、、、その話が成立するほど蟻って飛行速度速いの?(笑)

スズメバチで20km/hぐらいですよ?

 

あっ!!蟻で思い出した!!!

前作でさ、蟻(アントニー)が銃殺されてしまう事で思わずこちらの感情が動いてしまうシーンがあったじゃないですか。

アレ、蟻の巣を破壊して遊んだ事がある幼少期を心底悔いたぐらい感情動かされたので凄い好きなんですよ僕。

なのに今作では蟻が死ぬことを若干ギャグにしてんすの。(鳥に食われるところ)

前作で蟻に感情移入させられただけあって、「は?ふざけんなよ前作と監督同じだろ何でこうなるだよ」と言った感じでアノ展開にはちょっとムカつきましたね(笑)

 

 

 

 

Fin

 

 

www.shi-man6354.com

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