しーまんの映画から学ぶ人生

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映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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ホームカミングが参考にした映画?『ブレックファスト・クラブ』感想

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すんげ〜久しぶりに見た。

 

 

ドン

 

 

『ブレックファスト・クラブ』

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あらすじ

土曜だというのに補習に集められた5人の少年少女――彼らは「自分とは何か」について作文を書くよう言われ、図書室に軟禁状態に。課題は進まず無為に時間を過ごしているうち、“チンピラ(Criminal)”のジョン(ジャド・ネルソン)は他の4人を皮肉り始め優等生の“スポーツ馬鹿(Athlete)”アンドリュー(エミリオ・エステヴェス)と衝突する。学園の“お姫様(Princess)”クレア(モリー・リングウォルド)はジョンのからかいに腹を立て、気弱な“ガリ勉(Brain)”ブライアン(アンソニー・マイケル・ホーン)は彼らをなだめようとし、そんな光景から一人不気味な“不思議ちゃん(Basket Case)”アリソン(アリー・シーディ)だけが浮いている……。ばらばらで打ち解けなかった5人は、教師の監視をかわしつつぶつかりあううちに少しずつ心を開いていく。そして明らかにされていく、それぞれの悩みとここにいる理由……何のつながりもなかった5人にかけがえのない友情が生まれつつあったが?

 

 予告

youtu.be

 

なんで今更1985年の青春映画を見てんだって感じですけど、そりゃあ

『スパイダーマンホームカミング』が公開されたからですよ!!

そこそこ有名な話ですが、ホームカミングは『ブレックファスト・クラブ』を参考にしているんですよね。

※『スパイダーマンホームカミング』が『ブレックファスト・クラブ』を参考にしてる事を猿が見ても分かる画像があるので載っけておきますね。

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あとね〜ちょっと前に見たパワーレンジャーも凄いブレックファストっぽかったので、どうしても今作が見たくなっちゃってNetflixにね〜かな〜と思って探してみたらさすがNetflix!!!!って感じで見事にありましたので、久しぶりに鑑賞いたしました。

 

久しぶりに鑑賞って書きましたけど『ブレックファスト・クラブ』は一度中学校の時に見た事があったんですよね。

なんだけど、中学校の頃ってとか人をぶん殴るとかとにかくアクションシーンが入ってないと映画じゃあないと思ってたガキンチョだったので、今作を見ても面白いなんて一ミリも思わなかったんですよ…

そりゃあさ、中学の男子にこの映画が80年代を代表する青春映画だとか、青春映画に大きな影響を与えた作品だとか、スクールカーストをいち早く題材にした映画だと言われてもおもしろさ分からないですよ(笑)

 

で、いざ見返してみると銃は出てくるし(話でだけ)ナイフは出てくるし、人はぶん殴るし超アクションしてました!!

ってこと言いたいのではなくて、大人になって見返すとこんなに感想って変わるのか!って感じでした。(笑)

という事で基本的に新作映画しか感想ってブログに書いてなかったけど、どうしても書きたくなっちゃたので書いちゃいました…

 

 

 

 

 

『ブレックファスト・クラブ』感想

 

画面に映る全てがいちいち微笑ましい

あーー「たまらん」

 

※85年の映画にこんな事言うの変な話ですが超ネタバレしてます。 

 

いやーたまらんかったですよ〜

基本ずっとニヤニヤしてました。

中学の時に「なんだこのくそおもしろくねぇ映画は」って思ってたのがウソのようでしたね。

とにかく彼らの発言、行動全てが微笑ましかったし、スクールカーストの縮図というかスクールカーストってこういうもんです!ってのがとあるシーンに引っくるめられていたりして、自分の学生だった頃とか思い出しちゃったりしてなんかやるせない気持ちになったりで、さすが名作と呼ばれているだけあるな〜と思いました。

ってことで以下に印象に残った所をまとめていきますね。

 

 

 

 

・85年の古臭い映像見てるだけで楽しいんですけど…

 

今の時代だからこその話ですけど、最近の映画って本当に映像が綺麗だし、CG・VFXも凄いし、挙げ句の果てに映像が飛び出しちゃったりするじゃあないですか。

そんな中で85年の映画みるとなんか味があって良いですよね〜

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映像が黄味がかってるというか良い感じに荒くて85年の映画ってのをしみじみ感じれて、古臭い映像を見てるだけでなんか楽しかったです。

人間の流行りとか好みってのは回ってるから、世の中の物が新しくなっていくと逆に古いものがおしゃれに思えたり恋しくなったりしますからね…

 

そういえば僕、中学校1年生ぐらいまで白黒映像時代に生きていた人は本当に日常が白黒で見えてると思っていたという頭のネジが1個どころか2個ぐらいぶっ飛んでる話を今作を見て思い出しました(✧≖‿ゝ≖)ドヤァ

もちろん80年代に生きてた人は今作のように黄味がかった映像で日常が見えてるのだと思ってました…(笑)

 

あーー、

 

全然映画と関係ないっすねこの話(笑)

 

ただ、こんな感じで昔の俺ってバカだったな〜とか、こんな事考えてたな〜とか昔の自分を思い出させられる魔法がありましたねこの作品には。

 

 

 

 

・いちいち微笑ましい細かな要素

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とにかくね〜登場人物の行動とか仕草の一つ一つがすご〜く微笑ましいです。

例えば主役5人が図書室に集まり始めた頃、ほぼ喋ってるのはチンピラのジョンなんですが、5人それぞれが仕草でいろいろ個性を語ってるんすよね〜

ガリ勉のブライアンはペンをガジガジ噛むというか口の中に引っ掛けたりして勉強道具で遊んでたり、不思議ちゃんは頭をうずくめたりを書いてたり…

そしてそれを見て住む世界がちげ〜わこいつらみたいな感じで呆れた表情をするスポーツマンとお姫様がいたり。

チンピラはずっと喋ってて4人を皮肉ってる。

こーいう一人一人の細かい個性の出し方が

 

たまらん

 

セリフとかなくても彼らの仕草一つ一つが個性を出していて見てて超ニヤニヤしちゃいます。

他にはブライアンとジョンのジャケットを脱ぐタイミングが一緒でチラリと目が会っちゃう所とか微笑ましくて楽しいですね。

そんでまたチンピラのジョンの顔が良いんすよ

ずっと口がポケラ〜って開いてんのw

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口の開きようといい、鼻の穴のデカさといい良い感じにアホっぽくて憎めないです。

 

後ね〜食事のシーン!!!!

食事のシーンでも個性が全開で楽しい!

いくら不思議ちゃんとは言え、ちょっとどうなのってぐらいイカれた量の砂糖をブチ込んだサンドイッチを食べてたり、お姫様は寿司食ってたり…

しかも醤油をちゃんと醤油差しで持ってくるという上級者っぷりw

そして個人的にすごい好きなシーンがあって、スポーツ馬鹿のアンドリューがいかにもThe部活マンが食いそうなギュウギュウに詰め込んだサンドイッチを食べようとしてる所なんですけど、ずっとお姫様とチンピラが「こいつドンダケ食うんだよ…」みたいな引いた目で見てるんすよね。

そしたら、

レタスが多過ぎて1枚程ポトリと落ちる。

 

たまらん

 

なんか、雰囲気とレタス落ちるテンポが絶妙でたまらんのですよ(笑)

で、レタス1枚ポトリと落とす感じって絶対予定に無かったと思います。

だからかチンピラが一瞬だけチラッと見てからカットが変わるんすよね〜

そういうカットが変わるテンポとかも良かったです。(笑)

とにかく、食事の取り方から食事内容までとても個性が感じられてたんのしいーです。

 

 

 

 

・スクールカーストの縮図

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作品全体がスクールカーストの縮図というか、カーストについて物語ってるとは思うのですが、一番物語ってるのはやはり上にもある5人が円になって語り合うシーンですよね。

あのシーンは最近の『パワーレンジャー』でも真似されてたぐらい印象的なシーンです。

で、僕は語り合うシーンを見てて、昔の自分とか思い出しちゃいました…

それで「あ〜友情って悩み事とかをシェアして深まっていくよな〜」って改めて思いましたね。

色々悩み始める頃って自分だけがこんなに悩んでるのかって思ったりするじゃあないすか。

でもいざ悩み事を友人とシェアし始めると悩んでるのは自分だけじゃあないとか色々「気付き」がありますよね。

そんな事があの語り合うシーンには詰まっていたな〜としみじみ思います。

あと、ちょっとした事で生じた笑いが連鎖して止まらなくなる所とか

分かる〜(´;δ;`)ううう

って感じでした。あの感じ若さを感じますよね。

 

で、一番スクールカーストがギュッと詰まっていたのはブライアンがぼくたち月曜日に学校であったらどうする」って所ですよね。

マジでスクールカーストの核心を突いた質問しちゃうんだからブライアンくんは、、、

そんで、お姫様は正直に「無視するわ」と言っちゃいます。

なんでかって言うと結局、普段周りにいる友人になんて思われるかが怖いんですよねみんな。

だから普段一緒にいる友人がいない土曜日の図書館だと友情が生まれたんですきっと。

僕も思い当たる節がありますよ。

自分で言うのもなんですけど、僕は割りと学校生活ではスクールカースト的に言うと上の方にいたんじゃあないかと思います。

常にキャッキャ楽しく騒いでたし…

そして不思議なもんでやっぱり誰ともしゃべらず漫画の絵ばっかり書いてるオタクとかもいるんすよね〜

そ~いう人と普段全くしゃべらないけど、いつも一緒にいる友達がいないと、そのオタクと話したりするんですよね。

実際話して見ると僕は漫画も大好き出し、絵も得意だったりするので、そのオタクと結構話が盛り上がったりしてましたよ…でも、いつも一緒にいる友だちが来ると仲良くしてなかった事になるというか、なんか知らんぷりみたいな事してましたね〜

今思うとマジでかっこ悪いな〜って思います…

で、上述した話は中学時代の話なんですけど、ある日先陣切ってスクールカーストを無意識でぶち壊し始めた奴が登場したんです(笑)

そいつは僕の親友なんですけど、カーストで言ったら上位に位置するやつなのに、ある日「陰キャラ」と言われる奴と話してみたら死ぬほど面白かったらしく、それからカーストとか全く関係無しにいろんな奴と周りの目とか一切関係無く平気で仲良くやりはじめたんですよね。

僕はそいつの事「こいつなんてカッケー奴なんだ」と思っちゃって、こいつを見習おうって考えになったから僕もカーストとか全く気にしなくなったんですよね。

当時はカーストなんて言葉知らなかったけど(笑)

僕が中学の時に今作をクソつまらねぇ映画とか思わずにちゃんと理解して見てたらカーストをぶち壊す人間になれてたかな…

 

なんか映画の話ってより僕の話になってしまいましたが、結局は周りにどう思われるかが怖いだけなんですよねカーストって。

話して見れば個性が違うだけで同じ人間だって事が分かるのに。

そんなスクールカーストの実態を少ない時間でズバンと定時したのは当時はすごい新鮮だったんでしょうね。

 

 

 

 

 

『ブレックファスト・クラブ』から学ぶ人生

 

んー、まあ人によって感じるものは違うかと思いますが、僕が今作を見て感じた学べる人生は

 

“悩んでるのは自分だけじゃない、互いに個性を受け入れ一人の人間として心を通わせばスクールカーストなんて決壊する”

 

って感じですかね~
でもやっぱりカーストの上に位置する人が率先してカーストを打破しないと変わらないとは思いますけどね(笑)

だから、今学生とかでカーストのいわゆる一軍にいらっしゃる方は率先して3軍とかに位置する人と絡んでみてください。結構隠された個性や魅力があって面白いですから。

 


いやーそれにしても、
全然話ちがうけど、流石に一日で登場人物の心境や人間関係に変化あり過ぎでしょって感じは否めない映画ですよね。(笑)
図書室に到着したときの顔と出る時の顔が違いすぎますから。

たかが一日で...
まあ多分、精神と時の部屋的な所だったのでしょうあの図書館は。

 

っていうちょっとした文句は置いておき、非常に良き映画でした。
でも、今作を見て改めて思ったのが、『スパイダーマン・ホームカミング』の学園描写がちゃんとみんな初々しいというか高校生っぽい若い見た目をしていたので素晴らしいなって思いました。

スパイダーマン感想↓良かったら

www.shi-man6354.com

 

『スパイダーマン・ホームカミング』が『ブレックファスト・クラブ』を参考にしたと書きましたが、実際は『パワーレンジャー』の方がブレックファストしてたのでパワレンも良かったら見てみて下さい(^O^) 

「ふっ、もう見たわ」って方は感想書いてますので良かったら↓

www.shi-man6354.com

 

 

 

ってことで以上になります!

 


読んで頂きありがとうございました~
『ブレックファスト・クラブ』を見たなら次は『フェリスはある朝突然』をおすすめしま~す。

それではまた!!

 

 

 


Fin

 

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