【ネタバレ有・感想】『ゴーストインザシェル』から学ぶ人生
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「私はしーまん、ゴーストインザシェルの感想を書く事に同意する」ってことで
ドン
『ゴーストインザシェル』
スタッフ
監督 ルパート・サンダース
製作 アビ・アラド
アリ・アラド
スティーブン・ポール
マイケル・コスティガン
キャスト
スカーレット・ヨハンソン 少佐
ピルウ・アスベック バトー
ビートたけし 荒巻
ジュリエット・ビノシュ オウレイ博士
マイケル・カルメン・ピット クゼ
あらすじ
脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された、公安9課最強の捜査官・少佐は、全世界を揺るがすサイバーテロ事件を発端に記憶が呼び覚まされるが、そこには驚くべき過去が隠されていた。(以上、映画.com)
予告
僕は原作である「攻殻機動隊」を全く知りません。存在を知っている程度です。
で、いつも原作実写映画を見る時は原作を下調べしてから行くのですが、今回は敢えて何も調べずに見に行きました。
なんでかって言うと、原作を知らない人が映画を見たらどう感じるのかってのを味わいたかったからです。
僕のよく聞くラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」の宇多丸師匠が「知らない状態には戻せない」って良く言うのですが、本当にその通りでアメコミ映画とか原作知らない人が映画を見たらどう感じるのかなんて気持ち分かんないんですよね…
で、今回は原作知らない人の気持ちが分かるチャンスだ!!と思って何も調べずに行きました。
なので、今回の僕の本作を見ての感想は『攻殻機動隊』を知らない人がゴーストインザシェルを見たらどう感じるのかって感じです。
ってことで初めて行きます!!しーまんの映画から学ぶ人生!!
まずは
キャスト紹介
少佐/スカーレット・ヨハンソン
実は子供の時から活躍していた女優さん。
『ホームアローン3』に姉役で出演したりしてます。
で、僕はスカーレット・ヨハンソンそんなに好きではないんですよね…
ハスキーボイスの女性が少し苦手というか…
そしてハスキーボイスのせいか、彼女が苦しそうな演技をしているシーンがちょっと見てられないんですよ(笑)
それでも『アイランド』を見た時の「この綺麗な金髪女優だれだ!?」ってなったのは今でも覚えています。
他にもたくさんの作品に出演してますが、中でも有名なのがマーベルシネマティックユニバースの常連ブラックウィドウですよね。
個人的には彼女が演じたブラックウィドウがよく使うとある技が、女性が活躍するアクション映画にすごい影響を与えたと思っています。
ある技というのは『アイアンマン2』で初披露した敵に飛びついてグルングルン回りながら敵を投げる投げ技です。
『アイアンマン2』でブラックウィドウが披露してから色んな映画で見るようになりました。
言ってしまえばプロレス技なんですけどねw
ちなみに技名は色んな種類が出てきたり混合させてたりするので一概には言えないですが「フランケンシュタイナー」とか「ヘッドシザーズ・ホイップ」って言います。
すいません。スカーレットヨハンソンそんなに関係なくなっちゃいましたが、アクション好きなので語らせて下さい(笑)
バトー / ピルウ・アスベック
よく子供でまぶたに小銭挟む奴いるじゃないですか。
それです。
俳優自体はデンマーク出身の俳優さんです。
『LUCYルーシー』に出演しててスカーレットヨハンソンとの共演は実は二度目なんですよね〜。
荒巻 / ビートたけし
日本人に説明する必要なし。ビートたけしです。
いや、北野たけしと言った方がいいのかな?
あと、個人的に出演してて嬉しかった人がいたので紹介しておきますね。
トグサ / チン・ハン
『ダークナイト』でバットマンに足引っ張られて、飛行機に連れてかれて散々な目にあう人です。
他には『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』なんかにも出演してます。
ビックタイトルに出演してるけど記憶に残らない役所の名手かな(笑)
『ゴーストインザシェル』を一言で例えるならば
「ディストピア世界観にフォーカス当て過ぎちゃったのかな?」
すいません。今回はこんぐらいしか思いつきません(笑)
だってさあ〜
そもそもあらすじが
脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された、公安9課最強の捜査官・少佐は、全世界を揺るがすサイバーテロ事件を発端に記憶が呼び覚まされるが、そこには驚くべき過去が隠されていた。
これしかないんですよ?(笑)
『ゴーストインザシェル』感想(ネタバレあり)
物語から登場人物などなど全てがどうでもいいです!!!
ここまで作品にノレない映画は久しぶり!!逆にありがとう!!!!
はい。もう逆に感謝です。
このような作品があるから楽しい作品て生まれるのです。
辛い時があるから楽しい時があるのと一緒。
この世に面白い映画しかなければ、面白さってなんなのか分からなくなるものです。
何言ってんだって話なんで、話戻します(笑)
とにかくね〜話が盛り上がらんw
登場人物が何をしようが、危険に陥ろうが本当にどーでもいいんですよ…
劇場結構埋まってましたが、何人か寝てました。
で、アクションシーンになると起きるみたいな。
ってことでいつも通り、なんで本作にはノレなかったのか考えてみました。
まず、悪いと思った点から記載しますね。
あ、すいません。一応許可だけ取らせて下さい。
「私はしーまん、この映画を酷評することを同意する」
悪かった点
緩急
緩急もそうですが
話に抑揚がなさ過ぎです。
のぺーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーってずっと話が続く。
本来なら、抑揚があるはずなんですよ。
だって隠された過去があるし、アクションシーンあるし、仲間は危険に陥るので。
でも脚本と編集のせいか(多分編集のせい)物凄く盛り上がらない。
盛り上がる要素があるのに盛り上がらないってよっぽどですよ?
盛り上がらないので、緊迫感や緊張感なんてものは何一つとして無いです。
例えば、任務一つとってもそう。
バーかなんかに潜入してヤクザ?と戦うじゃないですか。(あんまり記憶に残って無くてすいません)
あそこではいつの間にか任務発生していつの間にか任務始まってるし、謎に敵にすぐバレて戦闘が始まるので「ヤバイヤバイ、バレるよ?バレたー!!戦え!!!」ってのが無いんですよ。
どーやって盛り上がればいいの?って感じ。
普通のアクション映画で盛り上がるのは主人公と敵の目的がはっきりと分かりやすいのが多いです。極端な話で言えば、敵は世界を滅ぼそうとしていて、主人公はそれを阻止したいとか。
この分かりやすい構造が盛り上がりや緊張感を生み出すわけなんですが、本作はそれが無いもしくは分かりづらいです。
だからのぺーーーーーとしてるんだと思うんですよね。
音楽がそんなに機能してないのも理由の一つだと思いますが...
あと、ドクターが狙われている事が発覚する所あるじゃないですか。
ドクターが狙われているという構造は、先述した話で言うと「敵はドクターを殺したい」「主人公はそれを阻止したい」という構造ですよね?
目的が分かってるので普通盛り上がりますよ。
描き方が上手いと第三者として見てる観客は普通、以下のようになると思います。
「ドクター殺されるよ!?急げぇぇぇえ!!がんばれ~~」
「うお〜間に合った〜ひゅ~」
で、本作はトラックの運転手をハッキングして自分の駒に変えたと思ったらすぐさまカットが変わりドクターの横側からトラックが突っ込みます。
そして少佐たちが駆けつけて銃撃戦。
少佐たちがドクター救出の為に急いでるとか焦ってる姿は映らない。
「…」
「なんか、どーでもいいんですけど」
ってなりますよ。だって応援できるような演出してないんだもん。
どーでもいいで言ったら途中で仲間が狙われる下りあるじゃないですか。
あそこも描き方が微妙で本当にどーでもいい展開になってしまってましたよね。
キャラの描きこみが足りないというのもあると思いますけど…
そんな調子がずっとなので、展開が終始「どーでもいい」って思ってしまいました。
アクションシーン
これに関しては初っ端からツッコミましたよ。
序盤のバトルシーンでテロリストの襲撃を阻止すべく、少佐は荒巻の指示をシカトしてビルから飛び降りますよね?あそこでどんなカッコいいものを見せてくれんのかと思ったら、こんなのなんですよ
うんうん、ここまではまだいいよ?
Why??
なんで垂直降下から真横の動きになんの!?www
しかもこの画像の数秒前は明らか狙撃してる感じなんですよ。
テキトーかっw
これも原作通りなんですか…?
まあいいや、こんなのは別にどーでもいいです。
そんなことよりも見づらすぎるってのがデカイです。
「攻殻機動隊」の世界観アクション等が様々な映像作品に影響を与えてるので、「攻殻機動隊」の良さを取り入れた映画ってのは既に出てしまっています。
なのでしょうがないんですけど、基本的に目新しいアクションシーンなんて物は何一つ無いです。でもそれを隠してるかのように見づらい映像ばかりなんですよね。
電気ショック警棒で戦うシーンなんて「ビジッ」って光ってる時にしか動きが見えないんですよね。あれ、わざとなんでしょうけどそんなんじゃ盛り上んねーよって。
要はアクションシーンでも盛り上げさせてくれないんですよ(笑)
そして夜行性ムービーであるDC映画よりも全体的に映像が暗いし、その中での戦いが多くて何が何だか…
そして、かっけえええええええ!ってシーンが無い(笑)
これが一個だけでもあると、僕はバカなので喜ぶんですけどね…
まあ何点かブツブツ言いましたが
素直に良いなと思った所もありますよ〜
良かった点
ディストピアな世界観
「既視感」があるのはどうしても拭えないですが、まあ見てて楽しかったです。
てか、単純に僕が結構ディストピアな映像が好きってだけなんですけど。(笑)
なんだろう、和洋折衷と言っていいのか分からないけど和のテイストが不自然にドンってあると不自然なようで合ってるというか、不気味な感じを醸し出してて良いですよね〜
僕はこーいうのを「ミスマッチが生み出すベストマッチ」と言っています。
『ブレードランナー』とかまさにそうですよね。
「ディストピア」ってなんだよこのやろーな方はこちら
ヴィジュアル
世界観の話も当てはまるかもしれませんが、衣装とかが良かったと思います。
透明スーツに関しては完全に昔大問題になったDJオズマの裸スーツにしか見えなかったですがw
※これ裸じゃないですからね!
あと、少佐が任務外で着てる丈が超短くて袖のリブが長いスカジャン?ブルゾン?を着てる姿とか似合ってたと思いますよ。(少佐を白人が演じてる等の問題は触れません)
芸者マシーンも妙に不気味だったし
こーいうのは見てて楽しいですよね。
ただ、ヴィジュアルに慣れてきてしまったら終わりですけど。(笑)
あと、銃のデザインはカッコ良かった!
少佐が持ってる白いハンドガンとか普通にカッコ良かったです。
他映像作品に影響を与えたんだろうなと思う所
『攻殻機動隊』は見たことなくても『攻殻機動隊』が影響を与えた作品は全部見てます。
なので「あ、この感じがあの映画に影響を与えた所なのかな?」と思う所は多々ありました。
例えば、先述したトラックの運転手をハッキングする感じとか。
あれは元は『攻殻機動隊』かもしれないけど、どう見てもマトリックスっぽいです。
他でいえばスパイダータンクのラストバトルシーン。
あそこではスパイダータンクのガトリングを柱を横に走り抜けたりするじゃないですか。
あれも『マトリックス』ぽかったです。てか、マットリックスはあの感じを取り入れたみたいです。
あれもそうだよね。あのー、首元ってか後頭部にプラグみたいなの刺すやつ(笑)
マトリックスは刺すプラグが長くて、それを「ザシュ」って刺す感じが妙に説得力あったんだよな〜
参考になるやつ貼っておきますね(4:00ぐらいから)
こんぐらいですかね〜
『ゴーストインザシェル』から学ぶ人生
作品全体がどーでも良い雰囲気を出してるので学ぶことなんざ無い!!!
って言いたいんですけど、そういうわけにもいかないしな…
どーしよう…
〜人は個性を美徳されて安らぎを得る〜
〜目的を持って行動しなければ他者には応援してもらえないぞ〜
ってことにしましょう。
ちなみにこの二つを考えるのに30分費やしましたw
まあそんぐらい映画としてなんだかな〜って出来だってことです。(笑)
一応説明しておきますね。
〜人は個性を美徳されて安らぎを得る〜に関しては荒巻がこんな事言ってた気がします。なので、そのまま引用させて頂きました(笑)
そーいえば、本作は若干『ロボコップ』っぽい所があるんですけどロボコップは結局、体はロボットでも俺はマーフィーだって感じが良かったから、本作ももっとそんな感じ出しても良かったかもね。
〜目的を持って行動しなければ他者には応援してもらえないぞ〜
これに関しては映画の話より本作の製作面で学んだって感じですかね。
先述しましたが、目的がはっきりしない物を見せられても第三者は応援出来ません。
スポーツのサッカーで例えると、応援してるチームの「ゴールにボールを入れたい」って目的が分かってるから第三者(観客)は応援出来るわけです。
これが対戦してる2チームがどうしたいのか目的が分からないスポーツだったら応援なんて出来ないですよね?
それと一緒で、映画の物語も一緒です。
だから人生においても、誰かに応援して欲しいなら、目的をはっきりと自分の中で持って行動すべきだなと僕は思います。
以上!
ここまでが原作を見た事無い人間が見た『ゴーストインザシェル』の感想でした〜
この映画が大ヒットしようが、しまいが本当にどーーでもいいです。(笑)
読んでいただきありがとうございました!!
Fin
追記
ビートたけしの日本語、2割ぐらい聞き取れなかったの僕だけ?(笑)
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しーまんの自己紹介