しーまんの映画から学ぶ人生

しーまんの映画から学ぶ人生

映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ有・感想】『パッセンジャー』から学ぶ人生

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宇宙版タイタニックって宣伝かなんかで見たときに、結構ネタバレしてねーか?大丈夫?

なーんて思いながら、まずラーメンを食いまくってから見てきた映画

 

ドン

『パッセンジャー』

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スタッフ

監督 モルテン・ティルドゥム

製作 ニール・H・モリッツ

   スティーブン・ハーメル

   マイケル・マー

   オリ・マーマー

 

キャスト

ジェニファー・ローレンス   オーロラ・レーン
クリス・プラット       ジム・プレストン
マイケル・シーン       アーサー
ローレンス・フィッシュバーン ガス・マンキューゾ
アンディ・ガルシア

 

あらすじ

20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。(以上、映画.com

 

 予告

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はーい

ってことで

いつも通り感想書く前に、主演のクリスプラットとジェニファーロレンスが茶番劇を繰り広げているので、それについて書きますね(笑)

 

すべてはクリス・プラットのせい。

我らが信頼する

ユニーク筋肉男ことクリス・プラット。

彼がユニークさ全開で、とある画像をインスタに投稿し始めた事から茶番の火蓋が落とされます。

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あれ?

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見切れてるのってあの方ですよね?

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そう。ジェニファー・ローレンスです(笑)

 

当時この画像見た時クリスプラットさすがだなって思いましたよ。

んで、これで終わりなのかと思いきや

 

復讐するっていうw

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これ、一連の流れなので暇な時是非見てみてください(笑)

youtu.be

まあ言ってしまえば茶番なんですが、こういう事も平気で出来るぐらい仲が良いみたいですよ。彼らは。

良いですよね〜こういうの。

で、

実は結構「パッセンジャー」楽しみにしてまして、映画仲間であるモンキーさんと予告編にあるシーンで「宇宙服が邪魔でキスしづらそうにしてるシーン良いっすよね!!」みたいな会話して盛り上がってたんですよ(笑)

 

 

って事でそんな仲良しの彼らが出演してる+楽しみにしてた「パッセンジャー」はどうだったのか !

初めましょう!しーまんの映画から学ぶ人生!!

 

まずは

 

「パッセンジャー」を一言で表すなら

「寂しがり屋さんが早起きして宇宙船を修理しちゃった話」です。

「あなたは彼の罪をゆるせますか?」

本当にテキトーですいません。。。

 

でも、本当にこうなんです。(笑)

詳しく言うともうちょっと要素はありますけどね。

 

もうちょっとある要素も含めて簡単に全体の流れを記しますね。※結構ネタバレします。

しーまん流 ネタバレあらすじ

ジムが早起きしちゃって、寂しすぎるから惚れた女を叩き起こします。そんで恋仲になるけど、実は事実上ジムが殺人級の事をしている事を知ってしまい絶好。と思ったらモーフィアスが突然登場して宇宙船がヤバイという事を知ってから修理活動をして、なんとか成功。冬眠出来る事を知るが、オーロラは共に船内で生涯を終える事を選んだって感じです。

 

さあ、このクソ簡単なネタバレあらすじを見て映画を思い出して頂いた所で感想に入りたいと思います。

 

感想

なんだろう。面白いんだけど、拭えない不完全燃焼感。
もっと違う話の描き方あったんじゃない?って思ってしまう感じ…

 

※今回僕は映画鑑賞においてもっともやっていけない事(自分が思ってるだけ)をやってしまい、クリスプラット演じるジムと同様、僕も孤独を味わいました。それについては後述しますね。

 

ってことで話戻しますが、なんで僕はこの映画を見て不完全燃焼感を拭えないのか。

個人的にまとめてみました。

まずはこれ

・クリスプラットの個性を活かせてない

クリスプラットについては映画秘宝がクソ納得出来る文を書いてるので引用しますね。
ガーディアンズオブギャラクシーの記事から。

クリス・プラット彼が素晴らしい!この手のアクション映画の主人公の最大必要条件は、「絶対にテンパらない」こと。どんな状態でも余裕があった。むしろ間抜けなのでは?と思うぐらい。その両方を兼ね備えているのがいいんです!!これ、片方だけじゃダメなんですよ。クリス・プラットは『マグニフィセント・セブン』(16年)でも両方同時に出してましたね。余裕と間抜けが同時に出せるのは、男として一番強いんでよ。

隙のない奴はモテない

                   『映画秘宝』(洋泉社 2017)

 

そう。まさにこれなんですよ彼は。

隙なんですよね。

イケメンでマッチョ。そして常に余裕な雰囲気を出している。だけど抜けてる感じ?
簡単に言うと、黙ってればかっこいい男ですよ。

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彼が成功したのはこの個性を持った人が意外といないからだと思います。

しかも前はただのハッピーデブ野郎ですよ?w

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こんなアホ丸出しの水着どこに売ってんだって話ですよ。
そんな彼の個性を本作は活かしても良いような作品だったと思います。
ユーモアと知識で孤独な火星をサバイブしたマークワトニーとジムの違いを見たかったです。
でも本作は意外と早く孤独に気付いてから、クリスプラットらしいユーモアで状況を打破しようとする感じが少ないんですよね…余裕もそこまで感じないし…
僕が思ったのは、上記にあるようにジムを余裕な雰囲気でかっこいいんだけど隙がある男にすれば良かったと思います。その隙が孤独に耐えられず彼女を目覚めさせてしまうといった感じで。

 

・オーロラの視点で描いた方が面白かったかも?

ジムがオーロラを目覚めさせた時に感じたのですが、本作はオーロラ視点で彼女が目覚める所から始まった方が面白かったかもしれないですね。
例えばオーロラは目が覚めてAIと会話してると、スクリーンには映らないけどガチャガチャしてる音が聞こえるとかね。(伏線になる)
そうすれば自分はなぜ目覚めたのか分からないし、観客もなぜ彼女が目覚めたのか分からないので観客と彼女の思いをシンクロさせる事が出来るんです。サスペンス要素も生まれますしね。これがまさに映画の面白さだったりすると思うのですが、いかがでしょう笑
しかも、監督は話を一転二転させるのが得意な人のはずなので、彼女が事実に気付き始めてからジムの目線でオーロラを起こすまでの話が描かれるとかね〜

限定空間+限定時間の中で『プレイスビヨンドザパインズ』並みの視点切り替えがあっても面白かったかもしれないなーとか妄想したり…笑

そういえば、なんですけどラ・ラ・ランドがちょっとそーいう描き方してるんですよ。

高速道路の次に二人が出会ったバーありますよね?あそこのバーに行くまでの経緯を最初はミア目線で描いて、次にセブの目線で描いたりしてます。

まあ難しいのは百も承知ですが、不可能ではないと思うんですよね…

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・フォーカスを当てる所

上記の「オーロラ視点でサスペンスっぽく描いたらいいんじゃない?」に通じるかもしれませんが、観客はジムがやった過ち全てを知ってる状態で物語が進むので、事実がバレることにそんなに盛り上がりは無いんですよ。

「どーせバレるんでしょ?あーあバレちゃった」程度。

「あーバレちゃうバレちゃう・・・バレたぁぁぁぁあああ」みたいな盛り上がりはないです。
しかも、バレる前のラブラブは丁寧に描くくせに、バレた後の恋の修復は結構あっさり。

で、ジムとオーロラの関係性はストックホルム症候群に近いです。

簡単に言うと、誘拐事件等の被害者が犯人と長い時間を過ごす事で愛情が芽生えてしまうことです。

本作ではそこに男女は一人ずつしかいないという極限状態まで含まれます。

だったら、宇宙線事故とか全く無しにして90年早く目覚めた設定だけを残して
宇宙船という限定空間の中で、誘拐でも無く、事実上殺人と変わらない事をしてしまったジムと、殺人者扱いしときながら彼に恋してしまうオーロラの話に深くフォーカスをあてて描くだけでも面白そうじゃないですか?笑

 

だけど、フォーカス当てる所が終盤は宇宙船修復に行ってしまいます。

 

その流れで中学生英語の名言『You die I die』が出ます。うーんいつの間にか愛が復活してて感動しきれない…

しかもモーフィアスの「溺れている時は誰かにすがりたくなるものだろ?」って感じの台詞にオーロラは若干納得してる感がありましたけど、その後本当に溺れちゃいますよね?でもモーフィアスの台詞を再認識したみたいな描写がないんです。

だから、結局何にフォーカスを当てたいのかよくわからず盛り上がりにかける…

てか、モルテン・ティルドゥム監督は基本的に抑揚がないんですよ。僕からすると

『イミテーションゲーム』も面白かったけど、抑揚はそんなにないと思ってます。

説明するの難しいんですけど、ヌメーっと面白い感じ(笑)

本作は悪い意味でヌメーっとしてるかな。観客の感情の起伏が基本的に穏やか。

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(字が汚くて申し訳ないw)

結構やり方次第では感情の起伏が激しくなりそうな話だけにちょっと残念。

 

・モーフィアスの登場

これには驚きというより悪い意味の衝撃が…笑
この人完全にいらねーよ…
もーね、制作サイドの意思が丸わかりなんですよ。
要は宇宙船が如何にヤバイ状況かの説明要員が必要だったんです。
それと、ID。(笑)
そんでね、ここ大事です。

彼、唐突に現れて唐突に死ぬんですよ?
感情移入できますか?笑
あーあ。
僕がよく言う「観客置いてき型ムービー」ってやつです。笑

(最近の観客置いてき型ムービー)

 

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後ね、こーいう孤独かと思いきや?っていう展開で僕が良く思うのは、予告では完全に2人だけの世界しか映して無いので、観客はその2人がどうなるのかを見たくて来てるんですよ。そこに1人足して誰得なんですか?って話なんですよ。

 

 

 

あれ?なんか僕、めっちゃ文句言ってません?w

それなりに楽しんだっちゃ楽しんだんだけどなー。

なんでだろう…

 

・主演二人の力

これ、かなりデカイす。

正直言って物語はそんなに面白くないです。(僕はね。)

だけど主演二人の力技で面白さを保ててる感じがします。

クリスプラットのあんまり見ない罪悪感を抱いている表情とか、事実を知った時のジェニファーローレンスの表情とか。あれは説得力がありましたね〜

てか、ジェニファー・ローレンスって不思議な女優さんで、綺麗に見えたり見えなかったりするんですよね〜

 

この話はいいか(笑)

 

・二人のラブラブはいいね。

恥ずかしいですけど、普通にキュンキュンしましたwww

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この映画の白眉とも言える(個人的に)

ぶつかり稽古キスシーン。良かったっす。

あと誰もいないからなんでもありな感じとか最高だね。

ラブラブタイムの描き方がそこそこ良かったから、オーロラが事実を知る時に観客は既に事実を知っていても見てられたんだと思います。

あとね、物語に抑揚がないとか言いつつも、終盤の「90年後君に出会いたかった」にはグッときました。

 

ただですね、映画と全く関係ないのですが

ここで僕は映画鑑賞に法律があるとしたら死刑級の事を犯します。なんと

 

ウ◯コしに行きます。

 

マジで腹いたかったんですよ。絶対、博多ラーメン替え玉しまくったせいです。

映画の途中でトイレ行くとか本当に最悪です…

上映中のトイレは本当に静かで凄い孤独感を抱きながら腹痛と戦っていて「あージムの気持ち分かる〜」とか思いながらお腹押さえていましたw

 

うーん良かった点はこんぐらいかな(笑)

本当に主演二人の力がかなりデカイと思います。

 

それでは最後に

 

『パッセンジャー』から学ぶ人生

 

なんだろうなー

〜ブチギレる前に一度その人の気持ち考えてみよう〜

 

って事にしておきますか。

 

今回、事実上オーロラの人生を奪ってしまったジムですけど、僕も同じ立場だったら起こしちゃうかも…とか考えてしまいます。(機械いじれないからノックしまくるだけ)

そんな自殺を考えるほどのジムの気持ちもわからず、オーロラはびっくりするぐらいのマジパンチを繰り広げます。オーロラの気持ちも分かるから辛いのですが…

 

本作を見たカップルもね、凄く喧嘩する時とかあると思います。

たとえば、男が浮気してしまって頭ごなしにキレるとか。

それは「浮気をしたという事実」に対してキレているワケで、浮気をしてしまうまでの過程とか気持ちには一切目を向けてないですよね?(単純に浮ついただけならぶん殴ってOK)

パッセンジャーで描いてる話も一緒だと思います。だいぶ極限的な状況ですが。

 

なので喧嘩する前に絶対一度は考えろとは言いませんが、喧嘩した後にでも彼氏・彼女の気持ちを冷静になって考えてみて下さい。そうすれば許せる事もあるかもしれませんよね?それでも許せなければ別れればいいんですよ。

 

…ってな感じの話も深く描けた気がするのですが、途中で浅くなってくるので不完全燃焼だったり(笑)

 

他にも学ぶことあったなーって人はツイッターでもなんでも良いのでコメントくーださい。

 

今回はこれで以上。

それでは!

キングコング行って参る!!(笑)

 

余談

そーいえば、ジムが熱線を扉で耐えるシーン。

あれ、完全にドクターストレンジでしたね(笑)

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