【ネタバレ有・感想】『キングコング 髑髏島の巨神』から学ぶ人生
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予告編とポスターの時点で傑作が確定しているこれ
ドン
『キングコング 髑髏島の巨神』
スタッフ
製作 トーマス・タル
キャスト
トム・ヒドルストン ジェームズ・コンラッド
ブリー・ラーソン メイソン・ウィーバー
サミュエル・L・ジャクソン プレストン・パッカード
ジョン・グッドマン ビル・ランダ
ジン・ティエン サン
あらすじ
神話の中だけの存在とされてきた髑髏島が実在することが判明し、未知の生物の探索を目的とする調査遠征隊が派遣される。島内に足を踏み入れた隊員たちは、あちこちに散らばる骸骨や、岩壁に残された巨大な手跡を発見する。やがて彼らの前に、神なる存在である巨大なコングが出現。隊員たちは為す術もなく、凶暴な巨大生物から逃げ惑うが……。
(以上、映画.com)
予告
フォォォォォォォォオ
ども!しーまん12歳です!
うそです。(笑)
でも心は12歳です。
久しぶりに僕の心を中2いや小学生にまで戻してくれました。
まず、ポスターから童心を叩き起こされますよね。
これ、皆さん言ってますが本当にたまりません。もはや味ですよ。
このマットな質感なんだけど色使いが絶妙だったりする所が最高ですね。
って事で皆さん、このポスターを機会にこの方の名前覚えておいて下さいね〜
このポスターを描いたのは開田裕治さんという方ですよ〜。
これからの『ゴジラvsキングコング』も絶対に開田裕治さんがポスターを担当するので覚えといてくださいね〜(笑)
もうね、この時点で僕がどんな感想を抱いたのかなんとなく理解して頂けるとは思いますが、初めて行きますよ。
それでは、しーまんの映画から学ぶ人生コング開始!!!
まずは、いつもはやらないこれから
しーまん流キャスト紹介(主要)
正直言ってキャスト紹介って面倒くさいから普段は書かないんですよ。
でも、今回はキャスト紹介が結構大事だったりもするので、僕らしくテキトーに書きますね。
ジョーダン・ボート=ロバーツ(監督)
少年です。オタクです。愛すべきオタクです。
でも、ただのオタクじゃないです。サービス精神とセンスを持ち合わせた愛すべきオタクです。
トム・ヒドルストン(ジェームズ・コンラッド)
我らがロキ様ことトム・ヒドルストン。
この方マジでスタイルがよろしい。惚れ惚れしますね。
そして、ファンに怒られるかもしれませんが、若干ハゲてると思います。
だだ、それでもなおかっこいいという意味の分からなさを持っています。
あと、彼が一番凄いなと思うのは本作みたいなかっこいい役もこなすのに、ロキみたいな憎めない小物感を持ったキャラの演技も出来るんですよね〜
それマジですごいと思います。
ブリー・ラーソン(メイソン・ウィーバー)
個人的にこの人もジェニファーローレンスと一緒で、綺麗に見えたり見えなかったりする女優さん。
すっぴんに近い時は顔面の輪郭というか顔力が凄いです。(ファンの方々すいません)
でもね、ベストタンクトップ賞があるなら、僕はブリー・ラーソンに投票しますw
サミュエル・L・ジャクソン(プレストン・パッカード)
はい出ました。この人の事が書きたくてキャスト紹介書いてます。
彼は映画ファン界で「マザファッカ職人」と言われるほど、「マザーファッカー」を連発する人・巧みに操る人として有名です。
でもマザーファッカーっていうセリフがあるだけで映画はR指定が付いてしまうんですよね〜以外と厳しいですよね…
で、本作なんですけど監督は映画をR指定にしたくない、でもサミュエルに「マザーファッカー」と言わせてファンを喜ばせたいという気持ちがあったんでしょう。
その結果、最高の展開を生み出してくれましたw(最後の方にも書きます)
そして、恐ろしい事に3人ともマーベルシネマティックユニバースのメンバーってのが恐ろしいですね…
これから映画界はどうなっていくのだ…
『キングコング 髑髏島の巨神』を一言で表すなら
「見た人全てを少年時代へいざなう映画」
「大金を得た少年が作った映画」
もうこれに尽きる。
本当は「虚構vs現実」だったりもあるんですよ?
でもね?その世代が分かるアメリカ人からしたらそれで、ブチ上がるかもしれませんが日本人の中学生・少年にベトナム戦争(現実)がどうのうこうので怪獣(虚構)がどうのこうのなんて
知らぬ。
そんなの抜きにして楽しめるのが童心だろうってことで
「見た人全てを少年時代へいざなう映画」にしました。
要はね、怪獣が暴れてるだけで楽しいんだよぉぉぉぉぉおお
監督ありがとうぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお。
って事です(笑)
※実際の映画は怪獣が暴れてるだけじゃないです(笑)
そもそもなんですけど、僕は20代前半ですが父親による映才教育を受けているので、怪獣モノはほぼ全て見ている「体は20代、映画頭脳は50代の映画駄話しーまん」ですので怪獣が見れればいいんですよね〜(笑)
一応「虚構vs現実」に触れているMachinakaさんの記事も貼っておきますね。
って事でやっと感想に入りますね(笑)
『キングコング 髑髏島の巨神』感想
たまらん。
基本的に童心復活系映画で面白い作品って言葉いらないんですよ。
いかに観客の言語ボキャブラリーを無くすかが大事で、
「やべぇ…」とか「ハンパない」とか「たまらん」しか出てこない知能指数5ぐらいにに下げれるかが重要なんですよ。
その点、本作は…たまらんしか言ってないし知能指数は3に下げられました…
あと、たまらなすぎて笑っちゃうんですよね。ヒーロー映画とかであまりにもかっこいいの見るとニヤけません?
そんな感じです。
あ、そーいえば「人類よこれが映画だ」とか、本作でいったら「人類よ立ち向かうな」みたいな人類系キャッチコピーあるじゃないですか。僕はそれがあんま好きじゃないんですよ。どんだけ「人類」好きなの?って思ってしまう…
で、本作をみて僕がどう感じたのか。
人類の皆様、これが映画です。
はい、茶番失礼しましたw
でも本作をみたら「人類」って言っちゃうわマジで(笑)
なんか文字に起こしてたら知能指数が平均よりちょっと下ぐらいに戻ったんで、どこが良かったかとかまとめていきますね。
※1今回は基本的にダメな所とかないです。だって小学生に戻ってる僕がどうやってダメな所を見つけるんですか?(笑)
※2文章のテンション的にだいぶウザい可能性があります。ウザいと感じたら早急に避難してください。
出し惜しみしない感じ。
この映画「出し惜しみ」って言葉を知りません。(ポスターの時点で…)
開始早々から巨神が出てくるんすよ!?
フォォォォォォォオオオオオオオでしょこんなもん。
単純に料理でいう前菜、ヒーロー映画でいうオープニングバトルのように物語の掴みとして入れたのでしょうが、その心意気がたまらなく嬉しいんです。
しかもね、顔しか映さないんですよそこでは。
わかってるぅぅぅぅぅぅううう!
出し惜しみはしないんだけど、後にキングコングの全体が明らかになった時の興奮の為に良い意味で出し惜しみしてるぅぅぅぅぅうう(笑)
そして上手いのはそこだけじゃなく、巨神の顔が出てくる前に観客に崖の高さを見せてあるんです。それから巨大な手がドン、ドンからの顔面にゅっ
ってなるのでこいつどんだけデケーの!?ってなる感じがあります。
もう、煽りから何まで上手い!
開始早々から何億点だしてんのよこれ。
それだけじゃなくて魅力的な怪獣も出し惜しみなくポンポン出てきますよね〜。
出し惜しみというのは、要は後に盛り上がらせるためにするのですが、
本作の監督は「出し惜しみ」する所、しない所のチョイスが上手い。こういったチョイスが上手い人たちってのは本気で作品を愛してる人たちってのが分かります。
何の映像を出したら観客は盛り上がるのか、キャラが映えるのかってのを理解してるんでしょうね。
「たまらん」
オマージュ演出から厨二病的演出のつるべ打ち
あぁこの監督、マジでオタクなんだなと…妙に安心してしまうほどのオマージュ演出の数々。皆さんはどれほど気づきましたか?
こういうのを探すのがオタク監督作品の楽しさだったりしますよね〜。
『地獄の黙示録』オマージュやら、スカルクローラーがエヴァの使徒とか顔なしとかだったり、日本刀が『もののけ姫』に関連していたり、数えればキリがないほど。
その中でも心に刺さったオマージュ演出や、厨二演出があるシーンを書きますね。
- やっぱり探検隊がキングコングに出会う所
ここはたまらんとしかいえないでしょう(笑)
もろに『地獄の黙示録』を意識したシーンが多いんですけど、僕はそこよりもスローモーションの使い方ですね。
何回やるんだよってぐらい使うんですけど、全部ウザくない。どれも最高なタイミングで入れ込んできます。
多分、監督は「少年」なので、スローモーション=かっこいいっていう方程式のもと制作していると思います(笑)
あと、最初に姿を表すのではなくて、木が飛んでくるのがいいですよね。
木が飛んで来てからの全身姿公開どーん!みたいな。(笑)
これが良い意味での出し惜しみです。「おっ?くるぞくるぞ?キタぁぁぁあ」って感じ。
そしてここで重要なのが、人間の常軌を逸した物を見た時の表情です。
これが良いと、こうなります。
「たまらん」
(この顔とか充血が凄い…)
そして何より厨二病演出の絶対的条件と言える「逆光」
夕日をバックに立つ巨神のシルエットから、月をバックにした巨神のシルエットまで
どれも
「たまらん」
- リバーデビル
リバーデビルなんてカッコよく言うと何かと思いますが「タコ」です。
このタコの出現自体が『キングコング対ゴジラ』のオマージュなんですが、タコがキングコングに絡まりつくのとかたまらんですね。
ちなみに『キングコング対ゴジラ』(1962)ではタコを巨大に見せる特撮方法が思いつかなくて、結局本物のタコを使うという面白エピソードがあります。
で撮影で使った本物のタコは50匹ぐらいいたらしいんですけど、全部食べたらしいですw
それで本作のキングコングもタコをぶっ倒した後ちゃーんと食べますから、特撮好きからしたら最高ですよね…
さすがに、タコを食べる事自体もオマージュとして入れ込んだのではないと思いますが。
一応動画貼っておきますね。
1分48秒ぐらいでタコが出てきます。
あと、この動画見ると分かりますが、本作に出てくる砦とかもここに出てくるんですよね〜
あー
「たまらん」
- スカルクローラーとの戦い
スカルクローラーとの戦いでキングコングは木を持って戦いますが枝がついてるんですよ。で、その枝を取る仕草がまるで鞘から刀を抜くようなんです。
素敵すぎる…
センスしか感じません。
そんでこの後、船の鎖に絡まっちゃうシーンもありましたけど、それは公式かちょっと分からないですが、ニューヨークで鎖につながれているキングコングのオマージュなのかなーとか思ったり。
- バンブー・スパイダー
竹に似た足を持ったクソ身長の高い蜘蛛に串刺しになるシーンありますよね?
あれ食人族のオマージュかな!?
ってだけです。(笑)
他にもあるんですが、1万文字行く気がしてきたので次に行きます。
サミュエル・L・ジャクソンの扱い
これは最高でしたね。
あの死に方は素晴らしいと思います。
町山智浩さんいわく、サミュエル・L・ジャクソンの「マザーファッカー」を楽しみにしている人は46人ぐらいしかいないらしいですが、そんなことありません!!!
僕もめっちゃ楽しみにしてたので、47人です。
楽しみにしてただけあって、あそこの字幕を「マザーファッ」にしたのは大正解だと思います。
そして、すごい好感を持てるのは監督のサービス精神ですよね。
プレストンが潰されるシーンまでに、怪獣やらベトナム戦争時代の兵器やらなんやらで既にサービス精神全開なのに、俳優個人の魅力を踏まえたサービスまで入れてくるのですから。
監督、本当にありがとうございます。
怪獣の描き方
本作で怪獣を描くのに監督が意識したのは、神々しさとスピリチュアル的な雰囲気を意識したと語っています。
本当にわかってんな〜って感じなんですけど、(上からですいません)
マジで神々しさが出ていました。
特にキングコングが川を歩いてる所とか。
もろにワンダと巨像を思い出すような映像なんですけど、ただ歩いてるだけですよ!?それがめちゃめちゃ神々しく見えるんですよ〜
神々しく見せるための描き方っていうのは、神々しく見せたい物を程良く霞ませる事が個人的には大事だと思っています。(画面全部を霞ませるわけじゃないです)
神々しく見える物を想像してみて欲しいんですけど、基本的に霞んでるはずです。
神とか後光が差してるから基本的に霞んでるでしょ?
本作でもそんな感じでキングコングが神々しく見えるシーンはキングコングが若干霞んでるんですけど、毛並みとかは凄いリアルで良かったな〜。
水の中に落ちたメイソンを救い出す「巨大な手」も神々しさを感じる良いシーンでしたね〜
後、どれだけ怪獣がデカくてもそれは人間からしたらってだけで、怪獣の視点で見れば当然なんですよね。だから、髑髏島内でも、弱肉強食が成り立っている。
なので、デカイ怪獣たちも人間界にいる生き物と同様、保護色を使って擬態したりなど生きる為の工夫をしてる怪獣がいるってのも良いなと思う所ですね。
書いてて熱がどんどん上がってきてしまうw
もうそろそろ終わりに向けていきます。
『キングコング 髑髏島』から学ぶ人生
「直立二足歩行は最強」
って事にしておきましょうwww
だってそうじゃないですか?
キングコングが最強なのってデカイからってだけじゃないですよ?
デカイのは前提で、二足歩行で四肢が使える上に道具を使えるから最強なんですよ(笑)
「戦う」「生きる」に関して一番効率の良い体の構造をしてるんです。その上デカイ。
人間がここまで文明を発展させる事が出来たのは、諸説ありますが「言語」「紙」「字」「火」だなんて言われてます。でも、そもそもの話をしてしまえば「言語」を除くと全部、二足歩行で手を自由に使えないと話にならないんですよ(笑)
だから何が言いたいかっていうと、結局「直立二足歩行は最強」ってことです(笑)
スカルクローラーなんて驚異的に思われてたけど、だいぶ生活しづらそうな体してません?(笑)
いやー少年心満載の映画は学ぶ事たくさんですね!(笑)
ここら辺で終了させて頂きたいと思います。
監督が愛を込めて作品を作っているので、僕も愛を込めて記事を書いたつもりです。(笑)
「あのシーンが良かった!」とかございましたら、ツイッターでもなんでも良いのでコメント下さい。一緒に盛り上りましょう(笑)
ありがとうございやした!
余談
「直立二足歩行は最強」って『キングコング 髑髏島の巨神』を一言で表すならに使っても良かったな〜
ジョーダン・ボート=ロバーツはギレルモ・デル・トロに次ぐ信頼におけるオタク監督になったな〜
あ、終盤のシーンでさ、どう見てもキングコングまたヘリを叩き落そうとしてる顔だったよね!?(笑)
なのに普通に帰れてるし!!なんだったのあれは(笑)