【ネタバレ有・感想】『ハードコア』から学ぶ人生
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ゲーム好き必見。自称誰よりも早く目をつけていた映画
ドン
『ハードコア』
スタッフ
監督 イリヤ・ナイシュラー
製作 ティムール・ベクマンベトフ
イリヤ・ナイシュラー
インガ・ベインシュタイン・スミス
エカテリーナ・コノネンコ
キャスト
シャルト・コプリー ジミー
ヘイリー・ベネット エステル
ダニーラ・コズロフスキー エイカン
アンドレイ・デミエンティエフ
ダーシャ・チャルーシャ
あらすじ
見知らぬ研究施設で目を覚ましたヘンリー。彼の身体は事故によって激しく損傷しており、妻と名乗る女性エステルによって機械の腕と脚が取り付けられる。さらに声帯を取り戻す手術に取り掛かろうとした時、施設を謎の組織が襲撃。脱出を試みたもののエステルをさらわれてしまったヘンリーは、超人的な身体能力を駆使して救出に向かう。
(以上、映画.com)
予告
ものすごく説明的な予告編。笑
僕は正式な予告編が初見ではなく、かなり前にyoutubeを放浪してた時に見たテスト映像が初見でした。ゲームも好きでFPSゲームとか割とやってるので
当時テスト映像を見たときは衝撃を受けたというか、待ってましたぁぁぁぁぁああって感じでした。
「あるようでなかった全編FPS映画が遂にきやがった!!!」と思いましたね。
当時「これいつ上映だ!?」って調べまくったんですけど、まったく出てこない。
それもそのはずで、まだその時点では上映日なんて決まってなくて資金集めの段階だったんですよね〜
で、資金を提供することもなく切に待ち続けた本作。
やっとみれました。
それにしても、正直言って全編FPS映画なんて誰でも思いつくというか、なんで今までなかったんだろうとか思いません?
現にゲームにはあるわけだし、映画でもちょくちょく一人称のシーンがある作品はあったわけだし。
まぁその点も個人の見解ではありますが触れていきます。
さあ、かなり楽しみにまちわびた『ハードコア』を見たしーまんの映画から学ぶ人生初めていきます!
よろしくお願いします!
しーまん流キャスト紹介
この映画の面白いところなんですけど、公式ぺージ見ても主人公を誰が演じてるか記載されてないんですよね〜笑
「主人公はあなたです」という事をしたいのか分からないですが、その試みはいいねと思います。
なので、僕にとっての『ハードコア』の主人公はまさに自分なので自分の紹介しときますね笑
しーまん
自称映画好きの男
能力:くそマイナーな映画以外ならシーンを3秒ぐらい見たらなんの作品か分かる
弱点:美人
その他詳細はこちら
イリヤ・ナイシュラー(監督)
割と男前な監督。
自身のバンドの「Bad Motherfucker」という曲で全編一人称視点のMVを撮りYou Tubeに投稿した事がきっかけで、制作から声がかかり映画化の話が進んだという経歴を持った方です。
「Bad Motherfucker」のMV載せておきますね。
自作感ハンパねーでしょ?ww
あと、僕の勝手な推理なんですがこの監督は女性経験にあんまり良い思い出がないように思えますね。
理由は後述しますが、その推理のヒントとなる動画があるのでそれも貼っておきますね。
イリヤ監督が撮ったもう一つのMV『False Alarm』
シャールト・コプリー(ジミー)
俗に言うカメレオン俳優です。様々な作品に出演してますがどれも同一人物とは思えない演技力を持っています。その上本来ならアンディー・サーキスが演じるようなモーションャプチャー演技を『チャッピー』では彼が演じちゃってますからね。
本当に多彩な人だと思います。
ヘイリーベネット
綺麗なのに、イマイチ日の当たる作品に恵まれてない女優さん。
個人的にはジェニファーローレンスに似てるからだと思ってるんですけどね…
まあそれでも『マグニフィセント・セブン』に戦うヒロインとして出演してたりするので勢いに乗ってる女優と言っても間違いではないでしょう。
で、今回彼女は純粋なヒロインに見えますがどうなんでしょうね!笑
果たして日の当たるヒロインになってるのでしょうか!笑
ダニーラ・コズロフスキー(エイカン)
いいすねー、この顔力w
本作ではフォースのような力を持った親玉として登場します。
というか、完全にフォースでしたw
俳優自体はごめんなさい、まったく見た事ないです。
ただ、シャネルかなんかのCMでは見た事があるかな〜
普段はこんな顔↓
ティム・ロス
彼も役名がない役で、果たして必要だろうか…という役どころを演じています。
役者としてはちょっと憎たらしい役がとても上手なタランティーノフィルモグラフィーの常連さんですね。
出演作でオススメなのはドラマの『ライ・トゥ・ミー』です。
あと、個人的な話なんですが彼の顔面が僕の親父にそっくりなんです…笑
なので、他人事で彼を見れないという(笑)
『ハードコア』を一言で例えるなら
「一人称、サイボーグ、おっ◯い、フォースごちゃまぜだぜ!!!」
「なぜ全編FPS映画が今まで無かったのか教えましょうムービー」
「愛する人を救い出す映画…ってわけでも!?」
って感じですかね〜
まあ見た人には分かってもらえるのではないかと。
ってことでやっと
『ハードコア』ネタバレ感想
あー。なんで今まで全編FPS映画が無かったのかなんとなく分かったよ…
でも、面白い・つまらないの二択だったら「おもしろい」を選ぶし、見るべきか見ないべきかと聞かれたら見ろ!!っては言います。(笑)
ってのが率直な感想ですね〜
ちょっと自分なりに分析してみたのでまとめますね。
まず、これから
なぜ今まで全編FPS映画が無かったのか
正直言って全編FPS映画って誰でも思いつくというか、それこそFPSゲームをやった事がある人は「これ、そのまま映画にすれば良くね?」って思った事が少なからずあると思います。
なによりゲーム自体が映画に寄せているので、映画にすればいいじゃんって思わない訳がないんですよね。
では、なぜ今まで映画にならなかったのか。
物語を描くにあたって難し過ぎるんです。
どういう事かというと、完全FPSって要は僕らが普段見ている世界と一緒な訳ですよね?となると仮に自分が主人公だった場合「しーまんの物語」しか描けないんです。
ちょっと難しいので例えますね。
例えばA君とB君がC地点で待ち合わせをしてるとします。
普通の映画ならカットや編集でA君がC地点にたどり着くまでの物語と、B君がC地点にたどり着くまでの物語を描けます。
でも完全FPSだとA君の物語しか描けないんです。そうなるとやっぱ一つの映画として描くの難しいですよね…
監督自身もこう言ってます。
一人称で語られるアクション映画をつくってみないか?と言われたんだけど、自分はそれを聞いた時、最初それはあんまりイケてないアイディアだと思ったんだ。
そもそも90分もの長編を全部一人称でやるってかなりキツいし、実際映画として誰がそんなの見たいかっていう風に正直自分は思ったんだ。
そして、もう一つ難しい要因があります。それは「時間」だと思います。
これもどういう事かと言うと、FPSは僕らが普段見ている世界と同じと上述しましたが
僕らの日常で起こる90分の出来事って90分の出来事でしか無いじゃないですか、それを早める事も遅くする事も出来ないです。で、本作は完全FPSで映画の時間は96分。
要は96分の出来事じゃないと変なんですよね。でも本作の物語はあきらか90分の出来事じゃないです。そうなった場合、普通の映画ならいくらでもカットや編集で描きようがあるのですが、本作はカットが変わってもヘンリーの視点ってのはずっと変えられないので、カットが、90分以上ある話を90分以内に収めようとしてるブツ切りカットにしか見えないんですよね〜
こりゃ難しいし誰もやろうとしないわ。
そもそも昔はGoProが無かったとかも理由の一つだとは思いますけどね(笑)
でも、本作はかなり頑張ってるし、他にちゃんと面白い要素があるので凄いと思います。
ちょっと評論家ぶったので、次は純粋に良かったと思った所・ん〜〜と思った所書きますね。
良かった所
・設定
こんな夢のような設定ないですよww
そして一番良いポイントはしゃべれないってこと。
これ、ゲームと一緒なんですよ!!!!
分かってるうううううううう。
FPSの代表ゲームである「コールオブデューティ」ではゲームの途中とかによく入るムービーシーンでは声を発しますが一人称視点になると全く話さなくなるんですよね〜(ムービーシーンでもほぼ喋らないです)
あと、敵であるエイカンが謎にフォース的な超能力を使えるという設定。
これ、作品のリアリティーライン崩壊してない?って思うんですけど、まあいいでしょう。だって超能力を使ってる時の効果音がスターウォーズとほぼ一緒だし、ご丁寧に「I am your father」って映画内に放り込んできますからね。俺からしたら嬉しいですよ。
・アクションシーン
これはもうベリーグットでしたね。見づら〜とか思うところもありましたけどあんなもんでしょ(笑)
しかも、パルクールの一人称視点まで盛り込んで来ますからね〜最高ですよ。
パルクールの一人称視点ってのは結構やってる人がいるんですけど、ちゃんと素直に取り込んで作品に反映させてるのは嬉しかったですね。
ついでなんで一人称視点のパルクール貼っておきます。
あと銃撃戦とかは超楽しいです。
FPSで描いてるだっけあってカット割りして他の人を写すなんて事出来ないですから、基本的にワンカットの長回しバトルで緊迫感が薄れる事なく楽しめます。
まあとにかく序盤の駐車場バトルからつるべ打ちですよ…
写真のチェイス&銃撃シーンではタンデムシートバイクで車を縦に突き抜けるという中々の力技が出てきますwww
そしてどうしても語りたい、ジミーの研究所での戦闘シーン!!!あそこで狙撃シーン出てきますよね!!
あれもゲームと一緒!!僕は「コールオブデューティ」の中でも狙撃系のミッションが好きなんですけど、あのスコープを覗く感じとかヘッドショットする感じとかすげ〜一緒でした。狙撃後の銃撃戦も楽しかったですね〜
・シャールト・コプリーのジミー劇場
コプリーのカメレオンっぷりが本作一本でかなり味わえますwww
エージェントっぽいやつからホームレス、ヒッピー、エロ野郎、ひ弱君、パンク野郎、軍人、大佐までこれでもかってぐらい出てきて、いったい何役やってるんだって感じでファンにはたまらんですね。
皆さんはどのヴァージョンのコプリーが好きですか?笑
僕は、ジミー初登場時のエージェントと大佐です。
そして研究所でジミーの秘密が明かされる所は超楽しかったですね。いろんなタイプのジミーがいるってのは、要はジミーが歩めなかった人生たちなんですけど、それが長回しで次々と出てくるのがいいですよね〜あれ単純にどうやって撮ってんの?ってなるし。
・ヘイリーベネットとおっ◯いたち
いいですか皆さん。本作ではヘイリーベネットとあんな事やこーんな事をしている感じを味わえるんですよ!!!
それだけで見に行く価値あると思いませんか!?(笑)
そしておっ◯いもたくさん出てきます。
はいゲスネタなんでそんなに話題を伸ばしはしません。(笑)
ん〜〜ポイント
・超能力を使えるのはいいけど…
超能力使えるのは良いんですけど、説明が全くないんですよねw
説明が全くないのを百歩譲って目をつぶったとしても、あんなチートの敵どうやって倒すんだ!?って思うじゃないですか。そこで頭を使ったスマートな倒し方とかされると観客は「おー!なるほど!そうくるか!!」みたいな感じになって楽しいんですけど、近づく事も出来ない敵に対して本作は…
ただ、頑張るだけ。(笑)
今までエイカンに近づく事も出来ず何度も敗北してるのに、最後はタイミングとちょっと頑張るだけで近づけちゃうんですよね(笑)
せめてさ、吹っ飛ばされるの覚悟で突っ込んで、吹っ飛ばされるのと同時に有刺鉄線を鞭のようにしてエイカンの首に絡めるとか、やりようはあると思うんですけどね…
残念。
・カット
これはしょうがないんですけど、上述したように時間を短縮させるためのブツ切りカットがたま〜に気になりました。
例えば敵を追いかけるパルクールシーンなんかではカットが変わると、ちょっと場所が変わってたりするんですよね。本来、A地点・B地点・C地点を経由してる逃走劇が時間短縮のためにB地点を経由してる話をごっそり取ってるみたいなカット編集です。
伝わるかな〜(笑)
まあでも、ちょっと気になっただけで作品の面白さを害してるとは思いません(笑)
・ジミー研究施設での戦い
ジミー研究施設での戦いって構造的にめっちゃ面白い構造してるんですよね。要は動けない本体ジミーを守りながら戦わないといけないという構造です。しかもクソ遅い露出エレベーターに乗ってるあたりとか敵に狙われやすい超良い構造じゃん!って思いました。
でも、銃撃戦自体は凄いし楽しいんだけど、冷静に見ると「ジミーを守りながら戦わないといけない」という緊迫感はそんなにないんですよね。せっかくFPSなので本体ジミーに近づこうとしてる敵を観客に見せて「やべーやべー!敵が近づいてる!!早く撃て!!」って思わせる演出とかあったらもっと楽しいな〜とか思いました。
はい。ん〜〜ポイントはこれぐらいですかね。
監督イリヤ・ナイシュラーの女性関係
この監督、
絶対女に浮気されたり裏切られたりしてるんですよ!!!
すいません勝手な推測ですw
なんでそう思ったかというと、このMVですね。
オチとかも「ハードコア」に似てるんですよね。最終的なオチは全然違うけど。
要は女性がオチをかっさらってく所とかは一緒なわけです。しかも結構最低(笑)
監督は実体験が作品に影響される事が多いので、この監督は女性にすごい裏切られてきたんじゃないかなーとか思ってしまいました。
いや絶対そうだな(笑)
「フンッ女なんて信じられるかっ」とか思ってると思いますw
めっちゃイケメンなんでいろいろあったんでしょう。
「ハードコア」から学ぶ人生
〜美人な女ほど信じるな〜
これ女性に反感買いそうだな〜w
でも本当に監督が作品を通してそう言ってるんだもの!!(笑)
まあ一応、アンオフィシャルで監督に代わって注意文入れておきますね。
※信じられる女性もいるので、そんな女性を探しましょう。
はい。ってことで今回は以上です。
読んでくれてありがとうございました!
余談
主人公状況飲み込むの早すぎだろ〜
そういえば、ジミー研究施設での銃撃戦で「ウィルヘルムの叫び」があったの気のせい?(笑)
「ウィルヘルムの叫び」とか知らねーよって方はこちら
簡単に言うと叫び声の音響素材なんですけど、結構有名な映画でも使われています。