しーまんの映画から学ぶ人生

しーまんの映画から学ぶ人生

映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】映画『アトミックブロンド』から学ぶ人生(レビュー)

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デビット・リーチが監督だと??アクション好きとして黙ってらない映画。

 

 

どん

 

 

『アトミックブロンド』

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作品情報

スタッフ

監督    デビッド・リーチ

製作    シャーリーズ・セロン
      ベス・コノ
      A・J・ディックス
      ケリー・マコーミック
      エリック・ギッター
      ピーター・シュウェリン
製作総指揮 ニック・メイヤー
      マーク・シャバーグ
      ジョー・ノーゼマック
      スティーブン・V・スカベリ
      イーサン・スミス
      デビッド・ギロッド
      カート・ジョンスタッド
原作    アントニー・ジョンソン
      サム・ハート
脚本    カート・ジョンスタッド

撮影    ジョナサン・セラ

美術    デビッド・ショイネマン

衣装    シンディ・エバンス

編集    エリザベト・ロナルドスドッテイル

音楽監修  ジョン・フーリアン

作曲    タイラー・ベイツ

スタントコーディネーター サム・ハーグレイブ

 

キャスト 

シャーリーズ・セロン   ロレーン・ブロートン
ジェームズ・マカボイ   デヴィッド・バーシヴァル
エディ・マーサン     スパイグラス
ジョン・グッドマン    エメット・カーツフェルド
トビー・ジョーンズ    エリック・グレイ
ジェームズ・フォークナー C
ソフィア・ブテラ     デルフィーヌ・ラサール
ビル・スカルスガルド   メルケル
サム・ハーグレイブ    ジェームズ・ガスコイン
ティル・シュワイガー   時計屋

 

あらすじ

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ワイルド・スピード ICE BREAK」など近年はアクション映画でも活躍の幅を広げているシャーリーズ・セロンが、MI6の女スパイを演じた主演作。アントニー・ジョンソンによる人気グラフィックノベルを映画化したアクションスリラーで、「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーや「デッドプール」続編の監督も務めるデビッド・リーチがメガホンをとった。冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。共演に「X-MEN」「ウォンテッド」のジェームズ・マカボイ、「キングスマン」「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ。(以上、映画.comより)

 

予告

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前置き

 

待ってたよぉぉぉぉぉお!

いゃ〜、今作が公開されるのを非常に楽しみにしておりました。
なんでかって言うと、一時期スタントマン目指してたぐらいアクションが好きだからです。
・・・って理由だけで済ましてしまうと、全てのアクション映画に対してこのテンションなのか?って事になってしまいますね(笑)

 

ちゃんと他にも理由はあります。

 

それは監督ですよ、監督。

 

監督について詳しくは後述しますが、軽く説明しておくと、監督はデビット・リーチという方なんですけど、この方は間違いなく今後のアクション映画を牽引していく存在なんですよ。

で、アクション界に新たな風を吹かせた僕が死ぬ程愛してる映画『ジョン・ウィック』を成功に導いた人でもあるので、デヴィット・リーチに対して絶大な信頼を抱いてるんですよね、僕は。

だから、今作の監督を務めると知った時に興奮がヤバかったですし、めっちゃめちゃ公開するのを楽しみにしてました。

まぁ、彼が監督してなくても見てたけどね(笑)

 

って事で、ランランルーな気分で公開初日にTOHOシネマズ新宿で観てきたので早速始めて行きたいと思います。

あ、先に言っとくと、今回テンションがいつも以上にウザいかもしれないです…
申し訳ありませんがご了承ください(>人<;)

さてさて!前置きはこの辺にして改めて始めて行きましょう!!

しーまんの映画から学ぶ人生!!!

※一応目次を付けますけど、今回に限っては飛ばさないで頂きたいです・・・

 

 

 

 

 

監督・制作について

 

監督デヴィット・リーチ

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この方は今後のアクション映画を確実に牽引していく方なのでマストで覚えておいた方が良いです。

僕の敬愛するアーティスト兼、評論家ことライムスター宇多丸師匠の言い方を借りると

 

「奥さん、今日はこの方の名前だけでも覚えて帰ってね〜デヴィット・リーチですよ〜」

ってやつですね(笑)

 

なんでこの人の事こんなゴリ押ししてるのかと言うと、上述しましたがアクション映画界に新たな風を吹かせた『ジョン・ウィック』をチャド・スタエルスキーという監督と共同で作り上げた人物だからです。

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 (右がチャド・スタエルスキ、、、優しそう。)

 

で、ゴリ押ししてる理由はそれだけじゃないんです。

 

この方、元々スタント出身の人なんですけど、スタントマンスタントダブル(完全に俳優に成りきってアクションする人)スタントコーディネーターとして多くの有名映画に携わってきてるんですよ。携わってる作品あげたらキリがないんですけど軽くあげとくと

スタントマンとしては

『S.W.A.T.』『マトリックス:レボリューションズ』『トリプルX:ネクストレベル』
『アンダーワールド』『300』『ジャンパー』etc...

 

スタントコーディネーターとしては

『スピードレーサー』『ウルヴァリン: X-Men Zero』『ニンジャアサシン』
『トロン』『ミュータントニンジャタートルズ』etc...

 

スタントダブルとしては

『ファイトクラブ』(ブラッド・ピット)『ザ・メキシカン』(ブラッド・ピット)『レプリカント』(ヴァンダム)『スパイゲーム』(ブラッド・ピット)

『オーシャンズ・イレブン』(ブラッド・ピット)etc...

 

ざっとあげてこんな感じですかね〜

お気づきだと思いますけどブラッド・ピットのスタントダブルばっかりやってるんですよねこの方。(笑)

まぁ、、、17作品程あげましたけど、とにかくアクション面のスペシャリストなんだな〜と思っていただければ問題ないです。w

 

そしてそして、スタントだけに留まらず、第二班監督としても数々の有名アクション映画に携ってるんです。

スッゴイ代表的な映画あげると『シビルウォー:キャプテンアメリカ』とかですね。

・・・ってか "第二班監督" の話しちゃうと「何ですかそれ(・_・;?」ってなる人がいる気がするので、簡単に説明しておきますね。

"第二班監督"はセカンドユニットディレクターとも言いまして、以下内容の指揮を取る人です。

・セカンドユニット(SECOND UNIT)
あるシーンを違った場所から撮る場合や、予算及び時間の問題で異なるシーンを同時期に撮らなければならない場合に、メインの撮影チームを補足する撮影チームの事を指します。
現在のハリウッドでは、複数のキャメラを用いた撮影が一般的でほとんどの現場でセカンドユニットが組まれています、

映画用語の解説から引用)

 

ハリウッドの撮影ってスタッフの役割が緻密に分担されていて、ファーストユニット・セカンドユニットといった感じでチームを分けるんすよね。

大作の場合、スタントコーディネーターが"第二班監督"(セカンドユニットディレクター)を務める事が多いです。

だから『シビルウォー』とかの入り乱れてるのに見やすい超絶アクションシーンはこの人の影響は少なからずあると思います。

って事で、とにかくね〜!

アクション面においてこの人とチャド・スタエルスキほど信頼出来る男ってそんなにいないんですよぉお!

 

 

・・・すいません。ゴリ押しの理由はまだあるんです(笑)

 

今作の監督デヴィット・リーチと、『ジョン・ウィック』の監督チャド・スタエルスキが共同で設立した「87Eleven Action Design」という会社があります。

この会社こそまさに覚えておいた方が良い会社です。

で、どーしても説明したいから説明させてください(笑)

 

「奥さん、今日はこれから言う会社だけでも覚えて帰ってね〜」

 

 

アクション界の一流軍団「87Eleven Action Design」について

ざっくり言うと、数々のアクション映画で質の良いアクションを作り上げてる世界トップクラスのスタントチームです。

あげるとキリがないんですけど、

『マトリックス』『エクスペンタブルズ3』『ハンガーゲーム』『ミュータントタートルズ』『ニンジャ・アサシン』『300』『ザ・シューター』『ボーン』シリーズ

などなどの作品に「87Eleven Action Design」所属の人たちがスタントマンやらスタントコーディネーターとして活躍してます。

映画界のレジェンドこと、シルヴェスター・スタローン

あのシルヴェスター・スタローンがですよ!?

彼も「87Eleven Action Design」(以降、87イレブン)には一目置いています。

 

そして、87イレブンの強いところは、ただのスタントチームではなくて、チーム内に監督、振付師、スタントマンなどなどアクションを撮るために必要な人たちがほぼ全て揃っているということです。
簡単な話、87イレブン所属のチームを制作にぶち込んでおけば、良質なアクション映画が撮れてしまうということです。(笑)

 

そして、87イレブンがほぼ主導権を握って撮影された映画が

『ジョン・ウィック』『ジョン・ウィック:チャプター2』だったりします。

この2作品がとてつもなくツボだったので、デヴィット・リーチ、チャド・スタエルスキが設立した「87イレブン」に僕は絶大な信頼を抱いています。

だからゴリ押ししてるって感じです。(ゴリ押しの説明長くてスイマセン)

そして今作『アトミック・ブロンド』も「87イレブン」が全面的に制作に携わっているんだよぉぉぉ…

 

フォォォォォォォォォォォォッォオオオオオオ

 

もうね、観なくてもアクションが凄いってのは保証されてるわけなんです。

 

 

87イレブンがデザインしたアクション動画がいくつかあるので良かったら。

「あっ、このアクションも87イレブンが作ってるの!?」っていう新たな発見があると思います。

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↑動画内にデヴィット・リーチ本人のアクションもありますし、ジョングットマンがアクションしてるシーンもありますね、、、(05:17ぐらいから)あれ?ジョングットマンって「アトミック・ブロンド」にも出演してる!?(笑)

 

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動画観てもらえると分かると思いますが、実践的な格闘がちょこちょこありますよね。

「87イレブン」は実践的な格闘を凄く得意としています。

実践的な格闘スタイルって、今のアクション映画界で超流行ってますけど、流行り始めたのが2000年〜2003ぐらいなんですよ。

で、その流行りを作ったのが、今「87イレブン」にいる人たちと思ってもらっても問題無いと思います。

 

 

てか、前々から「87イレブン」と監督の名前覚えた方が良いですよ〜って言ってましたわ(笑)

『ジョン・ウィック』を共同監督したチャド・スタエルスキーとデヴィット・リーチは今後アクション映画を担ってく重要な存在になるのでマストで覚えておいた方が良いかも。

2人はハリウッド業界では知らない人がいないぐらいのスタントチーム「87イレブン」を共同設立した、優れたアクションを作れる人間です。スタローンだって目を付けてるし、チャド・スタエルスキーとデヴィット・リーチは、あの『シビルウォー』にも関わっている。

そしてデヴィット・リーチは『デッドプール2』の監督ですからね。。。

(自分の記事の【ネタバレ有・感想】『ジョンウィック:チャプター2』から学ぶ人生から抜粋)

 

 

ふぁ〜やっと僕の知ってる情報の説明が終わった、、、

正直、上述した説明を書いておかないと今回の感想は楽しんでもらえないかな〜と思ったので書いたんですよね〜。

 

ってことで

 

 

 

ネタバレ感想

やっぱすげぇ「87イレブン」。
彼らに任せたら超一級のアクション映画が出来るな


えーっとですね。
今作、映画好き 特にアクションが死ぬほど好きで細かい所見ちゃう人からするととてつもなく楽しいものがありました。

作品観ててかなり気付く事があったので、それについて事細かく書いて行きますね。

ほとんどアクションの話になっちゃいますけど、お許し下さい。

いやいや、テメーのやっすいアクション話とか見たくね〜よ、物語の内容に触れてる記事が読みて〜んだよ。という方はこちらの記事をお読み下さい!

読み応えありまっせ。

www.club-typhoon.com

 

いやーそれにしても、、、全部ちゃんと書いていったら8時間ぐらいかかる気すんなー…
骨が折れるぜぇ

はい、ってことで

 

 

 

 

 

 

アクションについて

 

ど頭でガスコインが車に轢かれるシーン

本当にど頭。

映画はガスコインという人物が誰かに追われてる所から始まります。

そしてガスコインが扉を飛び越えて路地裏を進み、通りに出た瞬間!

 

ボンっ

 Σ(゚д゚;)あっ

 

あっと驚いちゃうような轢かれ方するシーンがありますよね。

あれ、轢かれる→吹っ飛ぶ→横に停車してある車に激突する→地面にドサって落ちる。

という流れをカットを入れず一連の流れでやってるんですよね。

CG技術の進化でちょっと前から"あっと驚くような轢かれ方"ってのがカットなしで一連の流れで出来るようになったんですけど、さっきから散々言ってる「87イレブン」は自分たちがメインで制作してる最近の映画にはほぼ必ずと言って良いほど"あっと驚くような轢かれ方"っていうか、衝撃的な轢かれ方をするシーンを入れてきてます。

 

『ジョン・ウィック』『ジョンウィック:チャプター2』でももちろん出てきます。

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(↑これはカット入っちゃうけど激突するまでカットはない)

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↑これなんか最高でしたね

 

そんな、87イレブンの十八番とも言える "あっと驚くような轢かれ方" ってのが今作では序盤から出てくるので

 

この映画は87イレブンが作ってるぜオラぁ!!!!

っていう宣言をしてるように僕は感じましたね〜。

本当にそういう意図でやってるかは知らんけど・・・(笑)

 

 

ちなみに、あっと驚くような轢かれ方するガスコインは「サム・ハーグレイブ」という方で、今作ではスタントコーディネーターも担当してます。(アベンジャーズ:インフィニティウォーでもスタント・ファイトコーディネーターやってるよ)

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ベルリンでのハイヒールを使った車内戦闘

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ぼくは予告編の時点で気付いてはいたんですが、ハイヒールを使って車内で戦うシーンの撮影地は『シビルウォー』でバッキーとブラックパンサーとキャプテンが仲良く追いかけっこする所と同じですね。

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ニヤリとしちゃいますよね〜。

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今作の監督は『シビルウォー』にも携ってますから、「あそこ使うか!」ってなったんですかね(笑)

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で、今作の車内ファイトシーンはなかなか良かったんじゃないでしょうか。

音楽も効果的だったし。

狭い所のバトルって撮影も大変だし、アクションこなすのも大変なんだけど、肘打ち地獄と関節技というか逆関節を取って相手の銃を奪う所とかかっこ良かったと思います。

あと、もう一個ニヤリした箇所があるんですが、シャーリーズ・セロン演じるロレーンは車内で戦ってる訳ですからシートベルトなんて物はしてないんですよね。

で、車が激突するっていう時に彼女はどうするかと言うと、身をかがめるようにしながらシートベルトをガッと引いて衝撃に備えるんですよ。

ぉお!スパイがシートベルトをしてない時にする事故対処方っぽい!って思ったのと同時に、

 

これ『ボーンアルティメイタム』でジェイソン・ボーンもやってたぁぁぁああ

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ボーンシリーズも87イレブンが関係してるからね...

無駄に興奮してニヤニヤしてしまいましたね(笑)

 

 


アパートでの戦闘

バクティンのアパートだったかな? とりあえずロレーンがアパートに行って戦うシーンあるじゃないですか。黄色いホースみたいなの駆使して戦う所。

今作は結構、音楽が効果的に使われてるんですけど、このアパートでのバトルでも実際に物語内で音楽が流れてるといった形で、映画館のスピーカーから音楽が流れます。

そしてその中で黄色いホースを使ったタクティカルな戦闘。

う〜ん良いですね〜。

最近こういう演出、物語内で流れてる音楽がそのままクリアな音で映画館のスピーカーから流れてくるって演出増えましたよね〜

 

あ、そうそう。

このアパートでの戦闘シーン、映画好きがニヤリとするポイントが一個あります。

ロレーンがホースを一人の首に巻きつけベランダから飛び降りるシーンがあるじゃないですか、あそこで首にホースを巻きつけられてる男は甲高い声で「ァァァァァア」

って叫ぶんですけど、あれは「ウィルヘルムの叫び」という音響素材です。

数々のヒット作品にこの叫び声が出てくるので、叫び声を覚えておくと「あ!ウィルヘルムの叫びだ!」って感じで映画を楽しむ幅が増えますw

ついでなんで角川が出してる本編映像貼っておきますね。1:47ぐらいの叫び声が「ウィルヘルムの叫び」です。

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「ウィルヘルムの叫び集」も良かったら。スターウォーズとか超有名作品もめちゃめちゃ使ってます(笑)

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今作一番の見せ所!超絶長回しファイトシーン

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も〜、この長回しバトル凄すぎ!!!これだけで1時間は語れるwww

っていうか間違いなく歴史に残るシーンですね。(大げさかな?w)

まず、何が良いって、今までうるせーってぐらい流れてた音楽がここでは流れないんですよ。

もともと静寂ってのは緊張感を生むのに、今までずっと流れてた音楽が長回しの時だけ流れないから、ギャップで余計に緊張感を生んでいたと思います。

そして長回しという演出自体も、いつカットが変わるか分からないなどの理由で緊張感を生んでくれる要素となっています。

だから、“長回し” と “静寂”  この2つの緊張感を産む要素が見事に相乗効果を起こしていたので、僕は口に手を当てて目を見開き、食い入るように長回しのシーンを見てました。

殴った時、殴られた時の腹の奥底から出るような声とかも耳に凄い入ってくるのでかなりのめり込んでしまいます。

 

で、お恥ずかしいんですが、僕、この長回しシーンが始まってからすぐにポロポロと泣いちゃったんですよね・・・。w

は!?なんで!?キモっって思いますでしょ?

もうしょうがないっす。

 

スパイグラスが撃たれて、建物内に逃げ込んでから長回しが始まりますよね?

長回し始まってすぐにロレーンはエレベーターに乗るじゃないですか。

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で、ここでカメラがス〜っと下に降りるんですよ。そんでロレーンは何をするのかと言うと・・・

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チャンバーチェックをするんですよォォォォォォォォォォォォォォォォオ

良いですか皆さん!

チャンバーチェックをちゃんとやってる所を見せるアクション映画ってあんまり無かったんですよ!

それを大大的にやったのが『ジョン・ウィック:チャプター2』だったんです!

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(片手でチャンバーチェックするという激アツポイント。火傷ものです)

で、『ジョンウィック・チャプター2』は87イレブンが作ってんですよ!

そんで今作はどこが作ってるんでしたっけ!?

87イレブンが作ってんですよ!

 

号泣。

 

 

なんか、今までの感想で一番テンションがウザいかも(笑)

※「チャンバーチェック」とは簡単に言うとチャンバーと呼ばれる所に弾が入ってるか確認すること。チャンバーに弾が入ってないと弾は飛びません。

確実な情報じゃあないですけど、チャンバーチェックを映画内に入れることを推進してるのは、恐らくDarrin Prescott(ダリン・プレスコット)という方かと思われます。

 

 

え〜、気を取り直して長回しについて触れて行きたいのですが、今作の長回しはスパイグラスが撃たれて屋内に入ってから、外に出て海に落ちるまでですよね。

10分以上あったんじゃないかな〜。

でも、長回しに見えて長回し風ですねこれも。

っていうか長回し風にしないと無理。あんな映像(笑)

撮り方は多分キングスマンの教会で展開される長回しシーンと一緒だと思います。(キングスマンの制作スタッフも携わってますからね・・・)

次から長回しのシーンが出てきたら気にして見て欲しいんですが、カメラの前を人がドアップで通りすぎる時とか、カメラが無駄に人に近づいた時とかにカットを入れてる可能性が高いです。

例えばこーいう時↓(服を掴みながらもみくちゃになってる時)

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画面内に映ってる情報が多いと、カットが変わってるかどうかってのは分かりやすいですよね? 単純に映像がパッてなるし、映ってる物の位置だったり背景がさっきと違ってるという事が分かるから。

でもそれが真っ黒の画面とか真っ白の画面だったらどうですか?カットがどれだけパッと変わろうが分かりませんよね。カットが変わる前と変わる後で見比べる物が無いから。

要は上の画像だと画面内の情報が黒しかないって状態です。

今作の長回しはカットが無い一連の戦いのように見えるけど、何度かカメラの前を人がスレスレで通り過ぎるとか、もみくちゃになりながらカメラに近づいてドアップで背中が映るとかして画面内に映ってる情報を一瞬だけ少ない状態にして、カットの切れ目が分からないようにしてから、繋ぎ目をデジタル処理しながらカットを入れてますね。

伝わってるかな〜(笑)

しかも、背中がドアップで映った後とかに限って、シャーリーズ・セロン演じるロレーンが壁に激突するなど、さすがに女優にここまではさせられないという痛々しいアクションが展開されたりしてます。

これ、どういう事かっていうと

要は、背中をドアップで映した時とかにカットを入れて、シャーリーズ・セロンがスタントダブルに変わっているという事です。

あと、印象的だったのが徐々にロレーンの顔が腫れ上がっているということ。

あれもカットが入ってる間に特殊メイクしてるって感じだと思います。

ただ青アザとかにするんじゃなくて、ちゃんと膨れ上がらせた事によって痛々しさとリアル感が倍増していたのでとても良かったと思います。

こーいうのね〜、気にして観るとアクション映画の楽しさが何十倍にも上がります。

 

あとね〜、、、敵にアホみたいな もみ上げしてた奴いたの覚えてます?(笑)

ちょうどエレベーター降りてすぐに階段付近で戦う二人組の中にいる一人なんですけど、あいつロレーンにやられた後に階段を転げ落ちるんですよね。

その転げ落ち方が、階段に対して体を縦にした状態で背中からゆっくり後ろに倒れこむって感じなんですよ。

それって地味に凄いスタントしてるの分かります?(笑)

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階段は体を横にして転げ落ちるのが定石ですからね(笑)

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超痛いよこれ、、、。

 

 

 

シャーリーズ・セロンのアクションも素晴らしかったですね。

まず、フォームがホント綺麗。

87イレブンはトレーニング施設が凄い整ってるんですが、そこで3ヶ月みっちりトレーニングを受けたらしいですからね〜。

そしてめっちゃ面白いのが、87イレブンでシャーリーズ・セロンがトレーニングしてるって時に、『ジョン・ウィック2』の準備をしてたキアヌ・リーブスも一緒にトレーニングしてたってのが個人的に超燃えるというか超面白いです(笑) 

 

あと、アクションの振り付けに関してなんですけど、基本的に拳で顔面は殴らないっていう振り付けになっていて、それがプロっぽくて良かったです。

顔面を拳で殴るのは自分も痛いですし、簡単に折れちゃいますからね…。

拳で思いっきり顔面殴ったの10回行くか行かないかぐらいだったと思いますよ。(もっと少ないかも)

殴ったとしても拳の側面を使った打撃が多かったです。

じゃあ握りこぶしの正面ではどこに打撃を与えてるのかと言うと、人間の急所である、喉・みぞおちが多かったですね。

喉・みぞおちへの攻撃は、自分の拳のダメージを最小にして、相手に最大のダメージを与える事が可能ですから・・・。

それと、拳ではなくて人間の体の中でも結構硬い部分、による打撃が多かったのもプロっぽくて良かった。っていうか肘打ちの連打(セロン姉さんの肘打ち地獄)がかなり多かったですよね(笑)

 

あとね〜、エレベーターから出た時に、画面右側にいる敵の銃を片手で抑えて低い体制で回り込みながら敵の腹に一発撃ち込むっていう振り付けが、ジョン・ウィックにもあった気がするんだよな〜

文章にするとどこの事言ってんのかさっぱり分からないと思いますが、ジョン・ウィックと同じ振り付けがあったかも?と認識して頂ければ結構です。(笑)

 

 

あー!!長回しのシーンだけで話す事ありすぎるぅぅぅぅぅう!

 

最後にこれだけ話させて下さい!

唯一ロレーンに匹敵する戦闘スキルを持ってた男が一人いたの覚えてますか?

金髪の男です。

あの方、『ジョン・ウィック』でも唯一ジョンに匹敵する戦闘スキルを持った男として出演してたんですよぉぉぉぉお

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今作を観るまで出演してるの知らなかったから彼が出演してる事に対しても泣きそうになりました。

ちなみに「ダニエル・バーンハード」という方でスタントマン兼、俳優の方です。

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↓ジョン・ウィックの時の

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ロレーンの好敵手として分かりやすくしてるのか、彼もロレーンと同じ金髪にしてるのが良かった。

それにしても「87イレブン」は馴染みのある人たちを次々と投入してくるから興奮が本当止まらないです。

 

屋内から出てカーチェイスする所も凄かったけど、他に語ってる人がいるだろうからその方々に期待して僕は割愛させて頂きます(笑)

 

長回しアクションが出てくる映画をいくつかまとめてみたので良かったら↓

www.shi-man6354.com

 

 

 

 

一番最後、ホテルでのアクション

予告で出てたアクションがまさか一番最後のアクションシーンだとは思いませんでした。

で、ここのアクションに関しては急にスローモーションとか入り始めるんすよね。

今まで全く使ってこなかったのに。

その真意とかまで分析出来なかったけど、ロレーンの戦い方に黙ってらんないすね。

どういう風に戦うかっていうと、相手の足をまず撃って、体制を崩させてからヘッドショットをするんです。

はいジョンウィックゥゥゥゥゥゥゥウ。

なんども言いますけど、『ジョン・ウィック』作ってるの87イレブンであり監督のデヴィットリーチ〜〜〜〜

 

上がるぅぅぅぅっぅううう

 

 

って感じで終始、興奮と感動が渦巻いて一人で感情が大忙し状態でした。



本当はですね、撮影監督のジョナサン・セラという方が『ジョン・ウィック』でも撮影監督してるからか、劇中の色使いが基本青白さがメインなんだけど、『ジョン・ウィック』で印象的に使われてたネオンブルーネオンピンク(たまに緑)がやたらと出てくる事とかも話したいんです。

(↓ジョンウィックに出てくるレッドサークル)

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というか、ジョナサン・セラが撮影してる作品ほとんどネオンブルー・緑・ネオンピンクが出てくるんすよね

 

 

あと、ジェームズ・マカヴォイが突拍子もなくギプスしてたのは、『スプリット』撮影時に自分にキレて扉ぶん殴ったら骨折しちゃったという、中学生みたいなエモーショナル行動が原因だったり、、、とかも話したいんですよ。

でも時間がないので追記という形で記載して行こうと思います。(笑)

 

 

って事で一旦ここらで終わりにしたいと思いま〜す。

結論めいた事を言っとくと、とにかくアクション好きにとっては死ねるほど興奮するものがありました!まさかパイオツも拝めると思ってなかったし!

物語の進行に関しては、退屈しないように編集が工夫されてるんだけど、工夫しすぎて逆にちょっとよく分からなくなりそうになる時がありました!

それは、スパイ映画の醍醐味、騙して騙される 騙されてるのは誰?え?俺?といった騙しあい合戦もあるなかで編集に工夫が施されているからね!

でも致命的分かりづらい!!ってわけじゃないから問題なし!

あ、編集も『ジョン・ウィック』と同じ「エリザベト・ロナルドスドッティル」って方です!

あー!話がまたズレるぅぅぅう!

文章なのにウザくてすいませんでした!

読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

FIN

 

 

 

余談

長回しについてなんですが、固定カメラで尚且つ、置いてある物が全く動かないという映像もカットが入ってる事が分かりづらいです。

youtu.be

この動画はウェイド・ウィルソンが電話ボックスに入ってから(0:50~)デッドプールになって外に出るまでワンカットに見えますが、よく見ると1:33~1:35ぐらいにカットが入って着替えるのを省略してますwww

 

俺の隣いたサラリーマンのかた。

シャーリーズ・セロンのビーチク映った瞬間に、膝に肘ついて前のめりになって観るの辞めて下さい。

笑うわ。

 

 

 

 

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