【ネタバレ感想】映画『スキップトレース』から学ぶ人生(レビュー)
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ジャッキーチェンは心のヒーローです。
ドン
『スキップトレース』
スタッフ
監督 レニー・ハーリン
製作 ジャッキー・チェン
チャールズ・コーカー
ダミアン・サッカーニ
ウー・ホンリャン
キャスト
ジャッキー・チェン ベニー・チャン
ジョニー・ノックスビル コナー・ワッツ
ファン・ビンビン サマンサ
エリック・ツァン ヤン
シー・シー レスリー
あらすじ
香港のベテラン刑事ベニー・チャンは、相棒ユンを殺した疑いのある香港の犯罪王ヴィクター・ウォンを9年間も追い続け、ユンの娘であるサマンサを育ててきた。しかし、捜査中の過度の追跡により近隣住宅に甚大な被害を与えてしまい、停職処分となり、サマンサもヴィクターの犯罪に巻き込まれてしまう。ベニーはサマンサを救出するため、事件の鍵を握るアメリカ人詐欺師コナー・ワッツを追ってロシアへと向かうが、なぜかベニーとコナーが追われる身となってしまい……。(以上、映画.com)
予告
バイオハザードの「これで最後」とか「最終章」みたいな所謂“終わる終わる詐欺”は大キライです。
ジャッキーチェンの「本格アクションはこれで最後」みたいな所謂“終わる終わる詐欺”は大好きです。
ってことでね~ジャッキー・チェンが大好きな僕にとって見ないはずがない作品でございます。
なんと言っても彼は僕にとって心のヒーローなんですよね。
病弱で入院ばかりを繰り返していた幼少期の僕をどれだけ楽しませてくれていた事か、、、
父親が借りてきてくれたビデオを病室のちっさいテレビに入れてジャッキーが映るっていう光景を思い出しただけでちょっと涙が出てきます。
幼少期に彼の映画をたくさん見ていたからこそ、いま人に優しく出来ているのかもしれないです・・・マジで。
というか映画自体、幼稚園ぐらいからずっと見続けて来ましたけど、そうなったのは全部ジャッキーのせいと言っても過言ではないかもしれない・・・
そんな彼が未だ僕たち観客を楽しませてくれてるのだから、見に行かないわけないでしょう・・・(⊃Д・、)グスン
ちょっと前置きがしみったれてきそうなので、いつも通り元気なテンションでブログ書いて行こうと思います。(笑)
で、映画自体は有楽町のTOHOシネマズ スカラ座・みゆき座で見てきました。
てか、初めてスカラ座行ったけど有楽町に何個TOHOシネマズあるんだよって感じで分かりづらかったな~
危うく遅刻する所でしたよ・・・
まっいいやこの話は。
話戻しまして、早速初めて行きましょう!
キャスト紹介
ジャッキーチェン / ベニー・チャン
この人の事知らない人いるの?(笑)
ってことで、名前を知らない人がいないぐらい凄い人だと思います。
なので彼の代表作等のフィルモグラフィーは紹介しないで、ジャッキーチェンは知ってるけど、そこまでは知らなかった!っていうお話を軽く紹介します。(知ってたら知ってるわボケと貶して下さい)
ジャッキーチェンの小ネタ
・一重→二重に整形してる
これに関しては知る人ぞ知るって感じですw
ジャッキーがまだ全然名前が知られてなかった頃、身体能力などは認められていたんだけど、どこかスター性が足りなくて売り出しのために一重から二重に整形したそう。
『蛇拳』とか『酔拳』よりも前の映画『木人拳』とか見ると一重ジャッキーが拝めます。
ちなみにこの映画、今でいうワンカットっぽい構成の映像なんだけど実際は上手くいったフィルムのつなぎ合わせだから、たまに瞬間移動したかのように映像が微妙に飛ぶので今見るとめっちゃ面白いです(笑)
・スタントマンは全然使ってる
ジャッキーは全部自分でやって怪我ばっかしてるって感じで有名ですけど、スタントマンも全然使ってます。
ただ、なんだよ、今までのアクションは嘘なの?と思うかもしれませんが、それも違います。
高レベルな蹴りを放つとか、吹っ飛ぶだけぐらいの時にスタントマンを使っています。
あとは、本当にアクションをやってるからこそ膝のダメージが半端なくてダッシュする事が厳しいので、走るシーンにもスタントマン使ってるらしいですね。
時計台から落ちるとか誰もが知ってる有名なアクションはちゃんと自分でやってるので安心を(笑)
ジョニー・ノックスビル コナー・ワッツ
「この人どっかで見た事あんな〜なんだっけな〜」っと思って映画に集中出来なかったんですけど、こいつでした。
『メン・イン・ブラック2』
ファン・ビンビン / サマンサ
なんでこの人今作に出てるの?ってぐらい今や大スターな人です。
絶世の中国美女ってやつですよ。
『X-MEN:フューチャー&パスト』に出演してた事が印象的かな〜
こんな美人でも今作では少し肌荒れかな?ってのが見受けられたので相当忙しいんでしょうね、、、(どこ見てんだ)
ネタバレ感想
ジャッキーが大好き=映画も面白いではない。
結論から言っちゃいますと
そんなに面白くないです。(笑)
今作ってバディームービーの部類に入ると思うんだけど、僕がもしジャンル分けの役目を持ってるとしたら今作をバディームービーに入れたくないですね。
ジャッキー主演で同じくバディーものだと『シャンハイ・ヌーン』『シャンハイ・ナイト』『ラッシュアワー』シリーズ等々ありますけど、そっちの方が100倍おもしろいです…
まぁなんでそう思ったのかとか考えてみたんで、以下にまとめていきます。
悪かったポイント
・編集が雑過ぎて物語に全然のれない
とにかく雑です(笑)
オープニングのねー、相棒が爆発するってくだりから雑で「この映画大丈夫か?」って思ったんですけど案の定大丈夫じゃなかったです(笑)
ジャッキーの映画にそんな所求めてません!って言いたいんだけどね~さすがに酷いと思う、、、
要はオープニングだけじゃないんですよ、この雑な感じが。
ジャッキーお馴染みのアクションが始まるまで、ギャグとかで笑えるところはあるんだけどそれまでの編集が雑過ぎて物語が面白くないんですよ~
面白くないってか興味が持続しない感じ( ´・д・)?(それを面白くないという)
例えば、後に相棒になる詐欺師?がマフィアに吊るし上げられてるんだけど、なんでそうなったのかっていう一日前の回想シーン。そこも結構ヒドイと思います。
単純に回想自体の編集というか見せ方が雑過ぎて何が起きてんのか分かりづらいんですよ。
サマンサが盗撮してる所がバレそうになって、詐欺師のコナーが機転を利かせて助けるんだけど、助け方がわっかりづれ〜からなんか興味が持続しないとか(笑)
あと、細かい所で一点気になったんすよね、、、それは
・スリシーン
別に回想シーンだけじゃあないんだけど、あの詐欺師(コナー)ってスリが上手で何回も物を盗むシーン出てきますよね?
で、回想シーンのカジノ?見たいな所で「実はサマンサのカードを盗んでました!」みたいなシーンがあるんだけど、サマンサがカードを盗まれる前にカードを所持してる描写がないんですよ。それがないとさ「実はカードを盗まれてました!」的な事やられても凄い後出しだし、ちゃんと盗んだ感なくて
「あっそう、、、」
ってなるし、「そもそもカードという物を持ってたんですね」みたいな別の発見が出来ちゃいません?(笑)
その前に、子供の人形を取り上げた親から詐欺師が人形を盗んで取り返すってシーンがあるんだけど、あれはちゃんと親が人形を所持してるって描写があるから、ちゃんと盗んだんだってのが分かるんだけどね、、、
ホントそういう所も含めて雑で丁寧じゃない。
そんで、コナーはボーリング場で吊るされててボーリング玉が顔にぶつかりそうになった所でジャッキー演じるベニーが助けにくるんだけど、そこも結構イキナリだし(笑)
そっからあっちいってはこっち行ってって感じなんだけど編集が雑だからかどれも展開が急に訪れるので、観客は結構置いてけぼりな感じがします。
あとね~、
雑ってのもあるし、必要な映像(描写)が足りてなかったりするんですよね。
オープニングで「この映画大丈夫!?」って思ったと上の方に書きましたけど、そう思ったのは必要な映像が足りてなかったからです。
だってさ、恐らく長年共に活躍したであろう相棒が爆発したのに、爆発したと思ったらもうそのシーン終わってオープニングシークエンスが始まるんすよ。
ジャッキー演じるベニーが泣き叫ぶとか悲しむ的なシーン1秒たりとも映らないのwww
あきらかいるでしょそのシーン。
そのシーンがないから後に訪れるビックリ展開が、驚きはありつつもまったく深みのないものになってます…
他にはオープニングで爆発を巻きつけられた相棒から託された時計がありますよね?それを車を買うために仕方なく売るくだりがあるじゃあないですか。
時計を売る前にベニーが渋る映像はあるんだけど、スッて差し出した後に後悔してる映像とか特にないんですよ、、、割と平然としてんの。
だから、後にコナーが時計を盗んでた事が発覚してベニーが怒ったりするんだけど
うん。説得力がない(笑)
僕は割と時計ってどうでもいい人なのかと思ってましたよ?(笑)
まぁ時計を託した人物がクソだったので、別に良いっちゃ良いんだけどさ、もうちょっと時計を売ってしまった事に対して後悔してる描写とかあれば相棒の正体が発覚するくだりにも驚きが深まると思うんだけどな~
で、こんな感じのがチョクチョクあるんですよ。
列車から飛び降りるシーンもなんで飛び降りなきゃならないかの前振りが雑だから、突拍子もなく飛び降りるバカに見えるし(笑)
とにかく編集が雑だし、必要な描写が足りてなかったりするので分かりづらいし、深みとかまったくないんですよ、、、
だから、ベニーとコナーの友情育み描写もなんだかな~って感じです。
ラストのバトルもさ、せっかく前の相棒が爆発した所と同じ場所で行われるんだから、現在の相棒コナーに爆弾が巻きつけられてしまうとかいうくだりがあるのかな〜と思いきや、特になし。
悪い意味で期待を裏切られます。
コナーもラストバトルは頑張ってるんだけど、ベニーとなんか一緒に頑張るとか全然ないのでホント心に残らない、、、もっと友情育んでるような所入れてもいいのに…
こういう友情育み描写とかは断然『ラッシュアワー』とか『シャンハイ・ヌーン』の方がいいですね。
良かったポイント
・アクションはやっぱ流石。
彼にコミカルアクションをやらせたら右に出る人はいないですね。
2対1で足とか股間を蹴りあってからの
↓
一呼吸置いてからの
↓
三人同時に痛がり出す
とかさ、ジャッキー定番のネタだけど、間の取り方が一流芸人ですね。
マトリョーシカのくだりいも良いし。
あんな感じのコミカルアクション何百回やってんだって感じですけど良くネタが切れないなってマジで関心しますよ。
体技に関しては正直な所、歳を感じますけど凄いもんは凄いです。
一応アッと驚くアクションとか地面に叩きつけられるような痛いアクションがあったりするんですけど、あれは恐らくスタントマンですね、、、さすがにね、、、
例えば工場でのアクションシーンで、高い所から棒に飛びついて一回転してから下に飛び降りて歩いてくるっていう流れがワンカットで展開される所があるんだけど、あそこは着地する所が1~2秒程棒立ちしてる共演者で見えなくなるので、恐らくジャッキーは下に待機してて、スタントマンが一回転して着地したのと同時に待機してるジャッキーと入れ替わるっていう方法を取ってると思う。
↓
さすがにもうそんな事を自分では出来ないよね、、、
それでもこれは100%ジャッキーがやってるよ!!!って分かるシーンは63歳とは思えないアクションでしたよ。
ただ、ジャッキーがアクションしてると心配になっちゃう自分もいましたね(笑)
違う意味で手に汗握ってる感じ。
序盤のアクションで倒れ行く建物を走り抜けながら爆発で川に吹っ飛ばされる所ありますけど、着水する姿が水面から映し出されてるんすよね。その着水するフォームが生々しいというかなんというか、、、力なき人が川に落ちてるみたいで
「うぉぉ、、、なんか心配になるぅぅぅ、、ってか俺が親族だったら見てられないかもぉぉ(°m°;)」
ってなりました。
正直この時点でジャッキーお決まりのNGシーンが楽しい気持ちで見れなそうって思ったんですけど、その予想は的中しました。(笑)
マジで笑えなかったです(笑)
だってジャッキーって、朝目覚める時アラームじゃなくて古傷の痛みで目が覚めるって人なんすよ!?
そんな人がNGシーンでボロボロになってる姿を流したら泣くわ。
あーーーー。
サマンサがキレイ過ぎ、刑事の女性ぐらいの美人の方が丁度良いとか
敵を一発の攻撃で気絶させる北斗神拳をコナーが教わるのに、敵に対して使わないでラストに思い出したかのように使うんかいっていう細かい文句もたくさんありますが、もうそんなの良いです。
ジャッキーありがとう!!!
『スキップトレース』から学ぶ人生
~継続は人々を感動させる~
超強引、、、まあいいや(笑)
Fin
余談
ジャッキーの映画『カンフーヨガ』がまだ控えてるので楽しみですが、『カンフーヨガ』はジャッキーが心配になるようなアクション無いといいな~と思います。
もう敵と殴りあってるだけとかで楽しいからそれで良いよ(笑)