【ネタバレ有・感想】『LOGAN/ローガン』から学ぶ人生
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いやーまじで公開されるのずっと楽しみしてたんだよ…
ドン
『ローガン』
スタッフ
監督ジェームズ・マンゴールド
製作ハッチ・パーカー
サイモン・キンバーグ
ローレン・シュラー・ドナー
製作総指揮スタン・リー
キャスト
ヒュー・ジャックマン ローガン/ウルヴァリン
パトリック・スチュワート チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX
ボイド・ホルブルック ドナルド・ピアース
スティーブン・マーチャント キャリバン
ダフネ・キーン ローラ
あらすじ
ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で疲弊し、生きる目的も失ったローガンは、アメリカとメキシコの国境付近で雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを匿いながら、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、ローガンの前にガブリエラと名乗る女性が現れ、ローラという謎めいた少女をノースダコタまで連れて行ってほしいと頼む。組織に追われているローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴い3人で逃避行を繰り広げることになるのだが……。(以上、映画.com)
予告
どーでもいい前置き
本当に本当に楽しみにしてた映画『ローガン』。
なんでそんなに楽しみにしてたかと言うと、とにかく思い入れが半端ないから。
ヒーロー映画にはまるきっかけって色々あると思うけど、だいたいはスーパーマンを見てとか、バットマンを見てとか世代によって決まってるとは思うんですよね。
僕は完全に『X-MEN』なんです。
小学校低学年の時に親父に『X-MEN』を見せられて仮面ライダー以外にヒーローっているのかと衝撃を受けました。
そんな感じでヒーロー映画にハマったきっかけというのは完全に『X-MEN』です。
そして、年齢の割にそれなりの数の映画見てるとは思うけど、その中でも一番最初に好きになった俳優ってのがヒュー・ジャックマンです。
もちろん『X-MEN』のウルヴァリンを見て好きになりました。
小学生の時って考えが整ってないから、とりあえず一番多く映ってる主人公を好きになるんですよね(笑)
でも、大人になってから考えて見ても、ウルヴァリンが好きだし、ヒュー・ジャックマンが好きです。
あと、タバコって体に良くないから今まで一度も吸ったこと無いけど、ウルヴァリンの葉巻を吸う姿がかっこよすぎて葉巻にだけは凄い憧れてました(笑)
と言った感じで個人的に思い入れが凄い有る上に、予告が公開された時のヒーロー映画に見えない異質感がすごくて「なんだこれは、やべぇ」ってなりました。
完全に今だから出来る映画ですよね。
ウルヴァリンはアンチエイジングというか、歳が取りにくいというキャラですが、いくらなんでも17年間も歳を取らないってのはウルヴァリンには出来てもヒュー・ジャックマンには無理ですから。
17年間ウルヴァリンを演じたけど、流石に歳を取ってしまったヒュー・ジャックマンがいる今だからこそ出来る映画ですよね。
そしてウルヴァリン引退にふさわしい映画だと思います。
ヒーロー映画にはまったきっかけが『X-MEN』で、一番最初に好きになった俳優がヒュー・ジャックマン。
という事は一番最初に好きになったアメコミキャラはウルヴァリンになるんですよね。
そんなウルヴァリンの歴史が今回で終わるだなんて普通の感情で見れるか!!
ってなりますよね(笑)
この辺の話、移転する前のクソブログにも書いてたので、よかったら覗いてみてください(笑)
さて、僕が『X-MEN』・ウルヴァリン・ヒュー・ジャックマンに思い入れがあるというのは伝わったと思うので、前置きはこの辺にして初めて行きたいと思います。
まずはとりあえず
キャスト紹介
なんか、感想だけ読みたいんですけど…
って方は「どーでもいい前置き」と「ローガン感想」だけ見ていただければ大丈夫だと思います。(笑)
ジェームズ・マンゴールド
あんま好きじゃない監督。(笑)
なんて言ったって『ウルヴァリン: SAMURAI』っていうクソ映画を作ったから。
別につまらないだけなら良いんだけどさ、ウルヴァリンの爪を切断したあげく、マグニートーに直してもらうという展開を用意しなかったから本当に嫌い。(笑)
この人の演出に関しては言いたい事たくさんあるんだけど今回はその事かけるかな…
フィルモグラフィー的に言うとヒュー・ジャックマンと何度か仕事をしてて2001年にヒュー・ジャックマン主演の『ニューヨークの恋人』を撮っています。
他にはスタローンファンにはそこそこ支持を得ている『コップランド』、おもしろいけど、なんか惜しい印象の『ナイト&デイ』を撮っています。
ヒュー・ジャックマン ローガン/ウルヴァリン
舞台出身俳優でダンスも上手くて、歌も上手くて、演技も上手くて、紳士で、マッチョな完全無欠の万能俳優。
だけど当初カレがウルヴァリンを演じると決まった時はかなり不評だったんですよね。
それは原作のウルヴァリンが小さいから。
ヒュー・ジャックマンって身長188cmか189cmあるんですよ(笑)
それでもいざ公開されたらかなりハマリ役で、結果的にウルヴァリン(ローガン)役はヒュー・ジャックマンをスターダムに押し上げるきっかけとなったキャラになりました。
それから17年間も演じるとは本人も思ってなかったでしょうね(笑)
今の自分があるのはウルヴァリン(ローガン)のおかげと分かってるので本人的にもウルヴァリンというキャラには相当思い入れがあるみたい。(そりゃそうだよね…)
あと、ヒュー・ジャックマンは父親からの教えで家族を何よりも大事にしてる人です。
本当にこの方の人柄が伺える話ですが、彼には二人の子供がいますけど、実は生物学上の父親では無いんですよね。
愛する奥さんの間に残念ながら子供を授かる事が出来なくて、養子を二人迎え入れてるんです。要は子供とは血が一切繋がって無いってこと。それでもパパラッチされてる画像を見たらすぐ分かるぐらい家族をめちゃめちゃ大事にしています。
有名な話ですけど、浮気とか浮いた話が一切出てこない俳優としても有名で、それは家族を愛してるからこそなのかなと思います。
すいません。ヒュー・ジャックマンが好きすぎて長くなってしまいましたが、ちょっとだけフィルモグラフィーの話も。(笑)
家族を大事にしてるからこそ分かっているのか彼が父親役を演じると超一級演技ですね。
『プリズナーズ』では愛する娘が誘拐された時の正気を失う父親の演技が良かったし、『リアル・スティール』での父親演技も超良かったです。
あと、ヒュー・ジャックマンはウルヴァリンでスターになったというのを踏まえて見て欲しいのが『ナイトミュージアム2』です。本人役で出演してるんですけど、一個めちゃくそ笑えるシーンがあるので是非見てくださいw
少し長くなりましたが次は
パトリック・スチュワート チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX
この人謎に『テッド』のナレーションやってるんですよね(笑)
私生活としてはゲイをカミングアウトしてるマグニートー役のイアン・マッケランと公私共に仲良しでキスしたりしてます(笑)
(正直見たく無い写真なので限りなく小さくさせて頂きます)
ま、こんな事はどうでもいいとして、
今作で彼が演じるチャールズは完全にヨボヨボじいさんでチートレベルの能力を制御出来なくて、介護レベル100のじいさんになってしまっています。
彼もなんだかんだ言って長い事プロフェッサーXを演じていますからね。
年齢も76歳ですから、彼もローガンと一緒で最後のプロフェッサーXとなるでしょう。
次は
エヴァン・ピーターズ(クイックシルバー)
+
ケンダル・ジェンナー
÷2=
ダフネ・キーン ローラ
この写真だと似てる感あんまないけど、上の二人にまじで似てる(笑)
映画は今作が初めての出演で、完全新人大抜擢ですね。
彼女の良さは後述します。
ボイド・ホルブルック ドナルド・ピアース
この人に関してはそんなに詳しく無いので、あんまり述べる事がないんですが、僕の好きな女優エリザベス・オルセンという絶世の美女と付き合ってた忌々しいイケメンって事だけお伝えしておきます(笑)
『ローガン』を一言で表わすなら
・推定年齢200歳超え男の最後の物語
ツタヤに上記の文言だけでDVD置いてあったら「あ、ローガンね」ってなりますよね?
なりますよね?
よし、じゃあ決定で(笑)
ウルヴァリンことローガンって正確な年齢は不明なんですけど、原作の設定と映画の設定で言うと2世紀ぐらい生きてるので、多分200歳以上いってます(笑)
原作だと歴史の先生してるんですけど、理由が実際に見てきたからだって。
説得力。
『ローガン』感想
はいっ、超良かったです。感動しました。
でも、絶賛って言うほど??凄い引っかるところも有るんですけど(笑)
いやーすげー感動しましたよ。
やっぱ一番最初に好きになった俳優が演じる一番最初に好きになったキャラの最後の映画なだけありました。
個人的な思い入れがあったから良かったというわけではなく普通に良かったです。
ただね〜引っかかる所もあってなーんかモヤモヤしてるので、ちょっとまとめていきたいと思います。
良かった点
やっぱり17年間演じてきたヒュー・ジャックマンのウルヴァリン/ローガンの人間味がたまらん
ウルヴァリンの何が良いってめちゃくちゃ野獣なのに同時に人間味も溢れてるから凄い魅力的なんですよね。
歳をとらないし、どんな傷も数秒で治ってしまう。凄い魅力的な能力って感じするけど、周りの友人、仲間、大切な人はいつも自分の前からいなくなってしまう。彼が通る道には死が必ずつきまとうけど、自分は死ねない。
そんなことを2世紀近く繰り返してるんですからね…
傷は治っても心はボロボロなんですよ。
心の傷は消えないとかよく言うけど、それはまさにローガンの事ですよね。
そして彼が人とあんまり関わりを持ちたくなくて一匹狼なのは大切な人を失いたくないからだったりするんですよね〜
超魅力的なキャラじゃないか…
で、今まではどんな傷だって瞬時に回復してたのに今作では回復せずに心身共にボロボロ。今までは心はボロボロでも外傷は数秒で治るから見てられました。核爆発食らっても回復しますからね…
でも今作は、心はいつも以上にボロボロなのに、外傷も治らないから見てられないですよもう…
傷が治らないボロボロ描写に関しては前作の『ウルヴァリン:サムライ』でも治癒能力失ってたんだけど、能力失ってめっちゃ刺されまくって怪我をたくさん負うのに割りと大丈夫だったり、アダマンチウムの爪を拳から出す時だって拳の皮膚を突き破ってるはずなのに拳には傷がなかったりしてて
なんだよこれ
って思ってたのに今作ではちゃんと拳から膿が出てたりするんですよね…
ちょっと深読みですけど、ローガンという男は敵を倒す時だって拳を突き破って出てくる爪の痛みに耐えながら戦っていたのかな〜ってのがやっと描かれたんすよ…
それが誰かを守るための戦いだったりすると尚更泣けてくるんですよね…
他には爪が上手く出てこなくて、自分で引っ張り出すシーン。
今まで絶対に無かったローガンが包帯を巻くという行為。
いちいち細かな所までちゃんとボロボロになっていて良かった。
あとはみんな思っただろうから絶対書きたくなかったけど、ローガンが老眼になってるし(笑)
そんな事はどうでもいいんだ(笑)
悲しすぎるローガンという男の生き様を作品全体のトーンやらヒュー・ジャックマンの演技やら何やらですごく描けていたと思います。
もう一回見たいかって言われたら「いやぁ結構です…」てなるぐらい悲しい。
あと、チャールズと過ごしてきた過去の話をする際のローガンの表情とか、あ〜ヒュージャックマンという人は本当にローガンというキャラに寄り添ってきたんだなってのが伝わる素晴らしい演技をしていたと思います。
誰もが褒めるでしょう、ローラを見事に演じたダフネ・キーンちゃん
まず最初に言っとくとローラのアクションはんぱねーす(@o@ !!
アクションに関しては、ダフネキーンちゃんは顔がちゃんと映る所ぐらいしか演じてないのでスタントを務めた女の子の話軽くしておきますね。
スタントで大活躍したのはナヤ・マーフィー(Nayah Murphy)ちゃんです。
正直言ってアクションをよく見ると、CGとか早送り等の映像手法使ってるんですけど、凄いもんは凄い(笑)
ナヤ・マーフィーちゃんはスポーツマーシャルアーツと呼ばれるスポーツ?(なんか少林拳見たいな試合形式のスポーツ)の選手で、アメリキックナショナルチームというチームに所属してる11歳の女の子です。
まあ僕が語るより見てもらった方が早いので、彼女の動きが分かる動画をどうぞ
僕、一応空手やってたのでうるさいんですけど、若干重心が安定してない所が未熟で逆に良いですね(笑)
でもキレッキレなのは変わりないですね(笑)
あと、小ネタですが、なんとなくしか英語分からないから確かな情報ではないけど、突然変異した少年少女たちいるじゃないですか、あの中のオレンジ色の帽子被ってる女の子も演じてるみたい。
そして、ダフネキーンのスタントをやってるのはこの子だ!って盛り上がってるけど本当はナヤちゃんだけじゃないです。
普通に大人のちょっと小さめの女性スタントマンも活躍してます。
そろそろ、ダフネ・キーンちゃんの話しようと思います(笑)
今作で彼女の何が良かったって目ですよ目!!
本当に人を殺した事があるかのような狂気的な目をしてます。
というのも彼女、本当にギリギリまで話さないんですよね。
だから、目で語るしかないから逆に大変な役どころだとは思うんですけど、見事だったと思います。
細かいけど、目以外も素晴らしくて、上の画像のシーンなんですけど、彼女の戦闘スキルが露わになるシーン。
あそこで、生首と手錠を持って来ますけど、その捨て方がたまらんw
生首はドチャって捨てるし、手錠は本当に怒りが伝わるように下に投げ捨てるしで素晴らしいです(笑)
なんか、そこらへんも含めてカリスマ性を感じましたよ…
キーンちゃん。
あんた売れるよ!!!(笑)
というのもですね、こーいう狂気的な演技出来ちゃうと演技してない時のギャップが生まれるので客のウケが良いんですよね。w
普段は普通に可愛らしい子なんです。
マーケティング的にも非常に良い役どころと、それをこなしてしまう演技力があるので売れます。
「…」
多分。(笑)
ジェームズマンゴールド監督キライだけど、R指定にしたのは偉い!!!
この、上から目線になる書き方なんとかなんないかなと自分でも思うんですけど、本当に偉いんだもん!(笑)
正直、今までウルヴァリンのアクション自体はカッコイイと思った事あんまりないです。それもしょうがなくて、手から破壊不可能と言われているアダマンチウムの刃が飛び出すような男のアクションをグロさ控えめで撮るとなるとバリュエーションとか半減しちゃいますからね。
今回はR指定。
なーんでも出来ます(笑)
首は切断出来るし、腕も切断出来るしで最高ですw
中でも強調されていたのは、血と敵を貫通して飛び出る爪ですね
オープニングのファイトシーンから腕は切断されるわでR指定フルスロットルなんですけど、個人的に凄い好きなのは上の画像にもあるこのシーンです(笑)
このシーンさ、映ってる人たちは超真面目なんだけど、第三者として見てると笑っちゃうんですよね(笑)
頑張れば動けるローガンに対して、意識はあるけど目しか動かない敵。
ローガンを見つめる事しか出来なくて
「もう…俺、死ぬしかねーじゃーん」
って感じとか、死ぬの確定しちゃってて案の定、串刺しの刑に処される感じとか
なんか笑ってしまうw
こういうのはR指定だから出来る、ゆったり残虐演出ですよね(笑)
そして、頭串刺しになった人は本当になんとも言えないイっちゃった表情になりますよね?
あれ、たまらん
でも!このゆったり残虐シーンで一つ気になった細かい所があります。
あの動けなくなる現象って能力を制御出来ないチャールズの発作でなってるんでしょ?という事は 、今までチャールズの十八番だった、まるで時を止めてるかのよになる技が制御出来なくて中途半端だから、普通の人は辛そうに動けなくなってるんだよね?
僕はそういう認識なんですけど、ローガンのおじさんは壁に爪を突き刺して移動するじゃないですか。
え?なに重力なの?なんか重圧がかかってる感じなの?映像的にも凄い重力感じてそうだけど、それは違うんだよね?
たまに自分の映画の設定を履き違えてるかのようなトンチンカンな事やってくる所がジェームズマンゴールドっぽいなーと(笑)
はーあ。
絶賛で終わりたいんだけどな〜
悪かった点
敵役が全く立ってないと思うのは僕だけでしょうか…
今作は完全にローガンにスポットが当たっていて若干他の所はおざなりになっている所があります。
その割に敵は3人出てくる。
金髪の義手君もそうなんだけどさ、後に出てくる2人の敵役も全く立ってないです…
まずドナルドピアース(金髪)に関しては、こいつも結構悲しい人間だったりするのに名前すら覚えてないぐらいの扱いだし…
劇場出た人全員に片腕義手だった金髪の名前はなんですか?って聞いたときに答えられる人少ないでしょ。(笑)
全然驚異的に見えないし。
もう1人は頭脳派クズのドクター・ライス。
あいつもクズってだけで特に印象に残らず。
最後の1人はX-24。
こいつに関しては本来ローガンと対比になる関係としても扱えたし、ローラがなっていたかもしれない姿の成れの果てだったりするじゃないですか。なのに戦闘シーンでしか基本的に出てこないんですよ…
でも、『ローガン』という映画は親と子みたいなのがテーマになってたりするので、X-24とドクターライスの関係にも「父と子」を入れ込んでできてます。
最後、森での戦いでローガンに車の扉で押さえ付けらてる時に、倒れてるドクターライスを見るX-24の顔を見れば、こいつらにも「父と子」という要素を盛り込んで来てるのは明白です。
でも全然立ってないキャラにそんな事させても、イマイチのれないんですけど…
てか、なんで敵役が立ってないのかな〜って考えたら、敵役の3人がやってる事って
「我が家」がやってる事と変わんないんですよね。
金髪が出てきては使えなくて
「代われ」
ドクターライスが出てきたかと思えば
「代われ」
ウガァァァァァアアア
…
ほら。
我が家とやってる事同じw
いや、どこがだよって思うかもしれないですけど、敵役が登場する流れとか構成は完全に我が家のネタと一緒だと思うんですけど(笑)
てか、キャリバンの扱いも…。
観客を上げさせるつもりがあるのかないのか分からん
正直言ってローガンことウルヴァリンがヨボヨボになってボロボロになってる姿ってあんまり見たくありません…
だからいくら作品のトーンが哀愁漂う感じになってようが、最後ぐらい治癒能力復活とかしてくれんだろーな〜って思ってたらちゃんとありました。
しかも、注射して能力が復活するという展開。
それってつまり
変身ですよ
たまらんです。
でも、個人的にちょっと物足りなくて、能力復活してるのに傷が治癒してる描写あんまり無かったなんだよな〜
そこら辺ちょっと残念。
敵の胸らへんに爪を突き刺して
抜いてからの
ウガァァァァァアアアア
って言って
アップになるっていうショットありますけど、ここでいつの間にか顔が若返ってるんだよなー。
いつの間にか若返ってるというよりかは若返ってる所をちゃんと見たかったな〜とか思ったりもした…
注射してちょっと苦しみながらみるみるうちに顔が若返って行くとかさ。
多分そのシーンあったらもっと上がってた。
どんな致命傷与えても秒で完治してしまって、それを見てビビる敵の表情とかもちょっとでいいから見たかったな〜と思います。
だってそれがウルヴァリンの魅力の一つじゃん?(笑)
上の画像のシーンはローガンから「ウルヴァリン」になってるシーンなんだからさ、もっと上げさせてよ〜っとは思いましたね。
それに、終始ヒゲジジイだったのに途中で子供達にヒゲチョキチョキされるじゃないですか。
なにやってんの?って思ったら…
いつものヒゲスタイルになってる!!あれは超嬉しかった。
やっぱファンサービスというかファンを上げさせる気持ちはあるんですよね。
でも、物足りないっちゃ物足りないから、上げる気あんのか無いのかよく分からんという話でした。
っていうか、ヒゲをウルヴァリンの形にしてくれるなら、葉巻吸うとかも欲しかったな…(笑)
作品に前作品とのつながり持たせたがってる割には?
今回『ローガン』では結構、前作品の話が出てきます。
前作の日本刀がチラリと映ったり、昔の戦いの話したり、「恵まれし子らの学園」の話が出てきたり。
という事は今回の話は完全にローガンという1人の人間の1つの繋がった話のわけですよね?X-MENあるあるの話が分岐してるとか、パラレルワールドとかではないですよね?
だったらアダマンチウムの弾丸でアダマンチウム撃ちぬけないでしょ…
頭だけアダマンチウム入ってないとかそんな話無かったですよね?(笑)
X24の倒し方があれ以外思いつかなかったんでしょうけど。
こういう所が爪があまいというかジェームズマンゴールドっぽいんだよな〜(笑)
まあこんなのはどうでも良いや。次の話の方がもっとどうでも良いので、ここまで読んでくれてる方は気をつけてください。
ちょっと長すぎ
ローガンがボロボロになってる姿というのはいくら見てられなくても見所なのには変わり無いので暇な所は個人的には無いと思うんですよね。
でも、単純に疲れる…
それと途中からウ○コしたすぎてしょうがなかったですw
ウ○コを我慢した事ある人なら分かると思うんですけど、ヤツが外の世界に出ようとするのって波があるじゃないですか。
もう、映画長すぎて3回ぐらいの波と戦ってましたよ。
この映画見て絶対泣くと思ったのにラストの感動的なシーンはちょうど波と戦ってたので、ぜんっぜん泣けなかったです…
っていう完全に僕のコンディションの問題の話でした(笑)
『ローガン』から学ぶ人生
〜真のヒーローとは損得感情を捨て去り自らを犠牲にしながら何かの為に動く者〜
今作はまったくヒーロー映画に見えないんですけど、ローガンの行いはなんだかんだ言ってヒーローなんですよね。
だって損得感情ないんだもん。
正直言って迷惑レベルになってる介護レベル100のチャールズの事も文句言わずに面倒を見てるし、最後に子供達が砦からローガンを置いて先に旅立っちゃう所も、敵が子供達に近づいてるのに気付いて、行かなくても良いのに助けに行っちゃうんですよローガンは。
この彼の行いには損得感情はありません。(自殺願望はあんのかもしんないけど)
ちなみに人間が他者に対してする行いってのは少なからず、損得感情があります。いやいやそんな事ないからって思う人もいるかもしれませんが、無意識で本能的に思ってしまう生き物らしいです。生き残る為に人間が昔から抱いてきた生存本能の一つでもあるから。
自分に正直になって考えてみると、好きな人にプレゼントをあげるのだって、純粋に喜んでもらいたいからって気持ちと、少しでも自分の事をよく思ってもらいたいという気持ちもあるはずです。付き合う前なら、プレゼントをあげて喜んでもらったうえで、自分の株を上げたいとかも思うかもしれません。むしろそれが普通というか人間らしいです。
だからこそ損得感情なしに人の為に自らを犠牲にするのがヒーローなんです。
ローガン、あなたやっぱりヒーローだよ(;_;)
…
あれ?「損得感情を捨て去り自ら犠牲にしながら何かの為に動く者」って身近にいたじゃん。
「親」だ…
僕の両親が僕に対してやってくれた事って損得感情なんてものは、真剣に考えても一個も出てこないです。
家族を養う為に働き、誕生日プレゼントを買ってくれたりしたのも、少年時代病弱過ぎた僕を寝ずに面倒見てくれたのも、喘息が酷すぎて肺炎になって毎年入院してた僕を可哀想だからって金ないのに個室にしてくれたのも損得感情なんて一個も無いです。
これは僕だけではなくて、エピソードは違えど皆さんも思い返してみると親に何かしらしてもらってますよね。そこに損得感情なんてありますか?多分無いはずです。
真のヒーローは映画の中にいるキャラでもなくて、身近にいた親なのかもしれないですね。
まーいろいろ好きなだけ書き込んだけど、ウルヴァリンことローガン。
そしてヒュージャックマン
今までありがとう。お疲れ様。
間違いなく一番最初に好きになったヒーローです。
そして今でも僕のヒーローです。
本当にありがとう
Fin