しーまんの映画から学ぶ人生

しーまんの映画から学ぶ人生

映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ感想】映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』から学ぶ人生(レビュー)

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昔、猿みたいと言われてたから他人事で見れない映画

 

 

どん

 

 

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』

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作品情報

スタッフ

監督 マット・リーブス

製作 ピーター・チャーニン
   ディラン・クラーク
   リック・ジャッファ
   アマンダ・シルバー

製作総指揮 メアリー・マクラグレン
      ジェンノ・トッピング
      マーク・ボンバック

キャラクター創造 リック・ジャッファ
         アマンダ・シルバー
脚本 マーク・ボンバック
   マット・リーブス
撮影 マイケル・セレシン

美術 ジェームズ・チンランド

衣装 メリッサ・ブルーニング

編集 ウィリアム・ホイ
   スタン・サルファス
音楽 マイケル・ジアッキノ

視覚効果監修 ダン・レモンシニア

視覚効果監修 ジョー・レッテリ

 

 

キャスト

アンディ・サーキス  シーザー
ウッディ・ハレルソン 大佐
スティーブ・ザーン  バッド・エイプ
カリン・コノバル   モーリス
アミア・ミラー    ノバ
テリー・ノタリー   ロケット
タイ・オルソン    レッド・ドンキー
マイケル・アダムス  ウェイトルカ

 

あらすじ・解説

名作SF映画「猿の惑星」をリブートした「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」に続くシリーズ第3弾。高度な知能を得た猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿たちを率いるシーザーは森の奥深くの砦に身を潜めていたが、ある晩、人間たちの奇襲を受けて妻と長男の命を奪われてしまう。敵の冷酷非道なリーダー、大佐への復讐を誓ったシーザーは仲間たちを新しい隠れ場所へ向かわせ、自らは3匹の仲間を連れて大佐を倒す旅に出る。道中で出会った口のきけない人間の少女ノバや動物園出身のチンパンジー、バッド・エイプも加わり、一行はついに大佐のいる人間たちの基地にたどり着くが……。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのゴラム役で知られるアンディー・サーキスが前2作に続いて猿のシーザー役をパフォーマンスキャプチャーで演じる。大佐役は「ハンガー・ゲーム」シリーズのウッディ・ハレルソン。第2作に続き「クローバーフィールド HAKAISHA」のマット・リーブスが監督を務める。(以上、映画.comより)

 

予告

youtu.be

 

 

 

 

ちょっとした前置き

 

え〜っとそうですね〜

今作を含めて9作品もある猿の惑星シリーズですが、『猿の惑星』のクライマックスが衝撃的だったとか、『猿の惑星』において人間は白人で、猿は日本人の事を指してるとかはあまりにも有名な話なので、シリーズ全体の話はこの場では割愛させて頂きます(笑)

 

ちょ、ごめん、猿の惑星の事なんも知らねーっすって方はこちらの記事読んで頂けるとなんとなく分かるかと思います!

人間は白人で、猿は日本人を指しているについて>

猿の惑星シリーズについてまとまってる記事>

 

 

で、僕はこのシリーズについてどの程度思い入れがあるのか。

まずね〜、いま僕は髪が長いからあんまり言われなくなりましたけど、中高生ぐらいの時はマジでずっと「猿見て〜だ」って言われてたんすよね、、、

っていうのも、しーまん一家って男三兄弟なんですけど、全員、耳に特徴あるんですよ。いわゆる猿耳ってやつです

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(懐かし〜)

 

耳がでかいし、ちょっと位置が上にあるもんだから確かに猿っぽくて『猿の惑星』を他人事で見れなかったんですよね(笑)

あと、子供のとき父親に『猿の惑星』を見せられてラストに心底驚いた記憶があるし、子供の時に見てた映画が新しくはなっているけど、大人になって映画館で見れる感動とかもあったりするので、年齢の割には思い入れがある方だと思います。

前作の

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 (2011年)
『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 (2014年)
も結構楽しんだ方なんでね。(その頃ブログやってないのが悔しい・・・)

 

ってことで、思入れもあるから非常にワクワクしながら公開初日の仕事終わりにTOHOシネマズ渋谷で見てまいりました!

 

前置きはこの辺にしていつも通り初めていきたいと思います。

それでは行きましょう、しーまんの映画から学ぶ人生!!!

 

 

それでは行きましょうって言ったはいいものの、今週忙しいのでとりあえず感想だけ書きます(笑)

そんで、落ち着いたら僕の知ってる小ネタやらなんやらを追記して行きたいと思います・・・

すいませんね、、、

 

 

さて、気を取り直して

 

 

 

ネタバレ感想

理性を持つ生き物ってなんなのか
復讐とはなんなのか
リーダーってなんなのか
そんな事がよく分かる映画でした。
いや、その前にエンタメ映画としても良く出来てるのでは?

 

正直だれるように感じるところもあれば、物語のテンションが急激に変わって困惑するところがあったりするのですが、全然良いやっていうか素直に楽しみました。

ってことでいつも通り印象に残ったところを以下にまとめて行きますね!

 

 

まず

 

良かった所・印象に残った所

 

オープニングからシーザーがキレるまでとても良かった

今作の監督マット・リーブスは前作の『猿の惑星:新世紀(ライジング)』も監督してますが、前作もオープニングが非常に印象的だったんですよね。(赤い点がポツポツ消えてくやつ)

で、今回もオープニングが印象的でした。

あんなにね〜、前作から今作までの流れをご丁寧に説明してくれる映画ってあんまないですよwww

スターウォーズぐらい?(笑)

猿の惑星ってスターウォーズの世界なんだっけ?って思っちゃいましたからね。

・・・嘘だし、そんなのはどうでもいいんだ、、、

 

まあ、武装した人間の軍が猿たちがいるであろう生い茂った森の中を前に進んでるですけど、猿を見つけた時に、今から撃ちま〜すってのを慎重に行ってると、後ろから

"猿らしき手"がス〜っと出てくるんですよ。ここで

 

はい、人間終了。ザマァwwww

 

 って思うんですけど、結果的には

 

え!?違うの!?

 

ってなります。

まあ、要はここで どうやら人間に協力してる猿がいる?ってのが分かるんですよね。

で、基本的に映画見てる時に 「はい、人間終了。ザマァwwww」とか「え!?違うの!?」みたいな心の発言が多いってのは、映画を楽しんでるという事だと思うんですけど、その心の発言がオープニングから全開だったんで良かったっていうか、楽しかった。

 

しかも、人間側の味方をしてる猿(ドンキー)がいるってのは良いんだけど、決して人間はドンキーを仲間と思ってない感じもオープニングに出てるんですよ。

荷物係みたいなのやらされてるし、ドンキーが背中に背負ってる荷物を人間が取るとき乱暴だし、、、

そういう関係性の示しってのもオープニングに詰まってて良かった思います。

あとはオープニングの戦いが始まるまで音楽も効果的で緊迫感も出てたと思うし、いざ戦いが始まると真上からのショットがあったりして混沌としてる感じが出てて良かった。

で、戦いが一旦終わって人間が数名捕まるんですけど、そこでシーザーが登場して英語を話すってのも上がりますよね〜。

 

そして人間を解放してから愛を感じられる時間があるんですが、割とすぐウディ・ハレルソン演じる大佐が攻めてきてシーザーの家族を殺してしまうんですよ。

ここがね〜良いんですよ。

シーザーの表情が凄い良いんですけど、それは後述するとして、僕がここで言いたいのはBGMの使い方ですね。

シーザーが家族を殺されたっていう事実に気づいてから音が太鼓っぽい音だけになるんですよね。大佐がどれだかマシンガンをぶっ放そうが太鼓の音だけ。

太鼓の音ってのは心臓の鼓動と少し似てたりするので、僕は生命力ってのを感じます。でも生命力を感じる音がなってるのにシーザーの家族は死んでいる。このアンバランスな感じが画面に引き込んでくれて非常に良かったですね〜。

 

 

 

どうしても話したい、アンディー・サーキス演じるシーザーについて

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今作『猿の惑星:聖戦記』が公開されます的な情報が出てからずっと思ってたんだけど、シーザーの顔がほぼほぼアンディー・サーキスが出てるんすよね今回(笑)

彼が演じてるから当然って感じかもしれないですけど、シーザーも年取ってますからシワの感じとか瞳の雰囲気が前作よりもまんまアンディーサーキスが出てた気がする。

画像で見ても良く分かんない気がするんですけど、こちらのリンクにある動画見るとよく分かります。

eiga.com

で、今回シーザーの瞳(目つき)の変化が凄い印象的で、序盤はず〜〜〜〜〜〜〜っとリーダーらしい凛々しい目つきしてるんですよ。

「仲間が◯◯体殺された」

という知らせを受けてもシーザーのリーダーらしい目つきは基本変わりません。感情がないんじゃないかってぐらい。

でもそれは、争いを好まないリーダーとして感情を表に出さないように必死に抑えてるようにも思えます。

なんだけど、家族が殺されてから ずっと変わらなかったリーダーらしい目つきが、どんなバカでも分かるぐらい動揺した目つき、怒りの目つきになるんすよね〜

つまり偉大な指導者にも感情があって、リーダーとしての歯車が狂う事があるってのが余計に伝わるようになってたんですよ〜

家族が殺されて感情が揺らぐなんて当たり前なんですけど、家族が殺されるまでシーザーの目つきがまったく変わらなかったから、偉大な指導者の感情の変化ってのが余計伝わるようになってて非常に良かったですね〜

 

 

 

 

エンターテイメントとしてもよく出来てるのでは?

妻と子供を殺されてしまう事によって、偉大なリーダーであるシーザーが私情に走ってしまい、町山さんも言ってましたが映画が西部劇っぽくなってきたり、シーザーがコバっぽくなってきてしまったり、西部劇から脱獄モノになってきたりと色々動きのある内容でしたけど、その中に所々映画として良く出来てるな〜って箇所がありましたね。

 

例えば、基礎的な話だけど、ちょいちょい映る物だったり登場人物が伏線的な感じでちゃんと後に活きる展開になってるんですよね。

例えばとある兵士がクロスボーをずっと使用してるいるとか。

あの兵士、なぜ、静かに敵を殺められる事しか利点がない非常に効率の悪い武器をずっと使ってるんだと思うんですけど、そのおかげで終盤にシーザーが手榴弾を投げるってのを阻止する兵士が現れた時に「あっ、あいつか」と気づけるようになっていたりしてますよね。

あとは、シーザーが大佐の基地に連れて行かれる時に、後に大爆発するタンクがちゃんと映ってたりしてるし。

「あ、これを後で爆発させるのね」って分かりやす過ぎるって感じもしますが(笑)

あげると結構出てくるんですけど、ノバちゃんが持ってる人形がちゃんと後に活きてくるっていうのもありますよね。

 

あ、そうだ。

シーザーって、恋心とか関係なく、対面してる人・猿と思いを通わせる時はおデコとおデコを合わせるんですよね。

今作で言うと序盤で妻とおデコとおデコを合わせますよね。

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それが大佐とではどうなるかと言うと、"銃口""おデコ" なんですよね〜

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狙ってんのか分からないけど、狙ってんなら上手いと思います。

 

あとはですね〜伏線とは違くて、良く出来てるな〜と思った所なんですけど

映画のジャンルが脱獄モノになってきた時に、猿が人間の脱獄モノっぽく歩数を数えて地下に穴を開けるポイントを決めるってのは面白かったんですが、僕が感心したのは、結局脱獄する時は猿らしさを活かして脱獄するって所ですね。

どこのことかというと、ちゃんと猿綱渡りして脱獄する所です(笑)

猿らしさといえば、終盤に雪崩で あの場にいる人間軍は全滅しますけど、猿たちは木に登れるから生き残れたってのが良いですよね。

これもちゃんと猿らしさってのを活かしてたと思います。

まあ、上述したこと全て基本的っちゃ基本的なんですけど、こーいうのちゃんとやらない映画なんて腐るほどあるから、今作は色々考えられて作られているな〜と思いましたね。

 

 

 

果たして愚かなのは人間だけなのか 

今回印象的だったのは、愚かなのは人間だけってわけじゃないという事ですね。

まあ、エイプ側にも愚かな奴ってのがいるんですど、要するに"理性を持って組織の中で生きていく生き物" たちは全て愚かな奴になり得るって事だと思います。 

そりゃそうですよね〜自分が生き抜くために人間側につくエイプがいてもなんらおかしくないと思います。

だから、理性っていうものを持っていれば、もはや人間だろうが猿だろうが牛だろうが豚だろうが何も変わらないのかな〜とか思ったり思わなかったり。

そんなこんなが縮図のように詰まっていたので、まあ良かったんじゃないかと。

 

 

 

 

ノバは"人間"なのか"猿"なのか

今作は、人間が喋れなくなり、逆に猿が進化することによって第1作目『猿の惑星』の猿と人間の立場が逆転してる世界に繋がって行くって展開になってます。

が、しかし

完全にそういうわけでもないんですよね。

そう思ったのは、ノバがモーリスに突拍子もなく「私って人間?それともエイプス?」みたいなこと聞くシーンです。

あそこでモーリスは「ノ・バ」って答えるんですよね。

それって凄い平和的な回答だと思います。

ノバってラテン語で「新しい」、英語だと「新星」を意味する言葉なので色々考えられるとは思うんですけど、本当に "新しい存在" っていう意味でノバという名前を与えていると思います。

だから完全に一作目『猿の惑星』の人種差別とかが色濃く表現された世界に繋がって行くって展開ではないと思うんですよね〜。

まあ、シリーズ一作目にノバってキャラは存在していますから、オマージュとしてノバを用意しながら一作目につながる展開にしてると思うんだけど、最終的に行き着く先は一作目とちょっと違うっていうか、人種差別のアンチテーゼとして、争いとか知らない世代が作り出す、"人間と猿が共存出来てる新たな世界"になっていくのかな〜なんていうのを、猿と戯れる可愛すぎるノバちゃんを見て感じました。

 

まあでも、ちゃんと考えると、どこかで生き残ったノバ以外の人間は徐々に原始人化していって結局一作目みたいな世界になるのかな?

とも思ったりしますので難しいですね(笑)

 

 

団結の証

エイプスたちにはとある特徴的なポーズがあるんですよね。

それは『マッドマックス:怒りのデスロード』であるようなV8ポーズや

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『仮面ライダーアマゾン』の友情の証

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 と似た、

全員の意思が一致する時のポーズです。

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あれ、良いですよね〜(笑)

 

 

ってだけの話です(笑) 

 

 

 

 

悪かった点

 

作品のテンションに困惑する(笑) 

バット・エイプっていうちょっとアホなチンパンジーと知り合ってからちょっと作品のテンションが変わりますよね(笑)

要はギャグ要素が入ってきます。

ちょっと笑える程度なら良いんだけど一箇所マジで笑える所があったりして、若干困惑するんですよね(笑)

地下でバット・エイプがモーリスに怒られてずっと口をバッッカーンって開けてるシーンは僕だけ爆笑でしたからねw

で、今作にそんなギャグ要素いらないっていうかクスって笑える程度で良いと思うから、作品のテンションが良く分からなくなってしまってた気がします。

 

一応シリーズのプロデューサーである、ディラン・クラークさんはバットエイプのお調子者感がシリアスなシーザーに光を灯す的なこと言ってんすけど、バットエイプとシーザー絡みで笑える所あったっけ?(笑)

まあいいや。

 

こんな文句、僕のいつもの戯言です。

 

 

 

 

 

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』から学ぶ人生

 

〜行動する前に考えろ〜

〜復讐は何も生まない〜

 

 

 

最後シーザーが大佐に復讐するのをやめるんだけど、大佐が自殺しようとするのは決して止(と)めないっていうのは、Thinkしてる感じがあって良かったです。

だって大佐はあの状態で生きてたら報われないからね、、、

自分が復讐するのを止めて、ちゃんと大佐の事も考えての決断だったと思うと、さすがシーザーって感じです。

やっぱ "行動する前に考えろ" ですね。(笑)

 

ってことでね〜、僕は基本的に楽しめる作品でございました〜。

 

 

 

 

 

Fin

 

 

 

 

余談

 

バット・エイプ、服着てるんですけど

・・・マジで岡村だったわ〜(笑)

 

ノバ役のアミア・ミラーちゃん・・・。

美し過ぎて将来どうなるのか怖いです。

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