しーまんの映画から学ぶ人生

しーまんの映画から学ぶ人生

映画は一人で見に行くけど、なんだかんだ感想は話したい。だけど話す相手がいないからブログを書く事にしました。

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【ネタバレ有・感想・ラストについて】『スプリット』から学ぶ人生

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凄く良い作品をたくさん作って、凄くひどい作品もたくさん作ったM・ナイト・シャマランの最新作。

 

 

ドン

 

 

『スプリット』

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スタッフ

監督 M・ナイト・シャマラン

製作 M・ナイト・シャマラン
   ジェイソン・ブラム
脚本 M・ナイト・シャマラン

 

キャスト

ジェームズ・マカボイ      ケビン
アニヤ・テイラー=ジョイ    ケイシー
ベティ・バックリー       フレッチャー
ジェシカ・スーラ        マルシア
ヘイリー・ルー・リチャードソン クレア

 

あらすじ

見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組は、監禁場所で神経質な雰囲気を漂わせた男を目にする。男が部屋から立ち去り、必死に脱出方法を思案している最中、ドアの外から男と女が会話する声を耳にした3人は助けを求めて声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す先ほどの男だった。男には23もの人格があり、9歳の少年やエレガントな女性など、ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていく。そして、そんな男に24番目の人格が現れ……。(以上、映画.com

 

予告

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俺は俗に言うシャマラニアンとかシャマラニスト(シャマラン作品の大ファン)ではないが、全部とは言わないけど、それなりに彼の作品は見ている。

中学生ぐらいの時に、親に「『シックスセンス』は当時衝撃的だった」と言われ、結末まで言われた状態で見たのにめっちゃ面白かった記憶があるよ。

まあ名作ってやつだな。

そして、シャマランの映画おもしれぇじゃんとか思ってたら『デビル』と『エアベンダー』という作品で心底ガッカリした。

『エアベンダー』なんて、アクションさえ入ってたらなんでも楽しいと感じてた当時の俺ですらも「なんだこのつまんねぇ映画は…」と言わしめた名作だぜ…ちっ

他にも『ヴィレッジ』やら『ハプニング』もそんな感じだわ。

シャマランは最初に『シックスセンス』でハリウットデビューして、次のスピルバーグだと言われたのにも関わらず、『ヴィレッジ』ぐらいから面白く無い映画を作っていき最終的には「M・ナイト・シャマラン」という名前があると観客がこないからポスターに名前が載らなくなるという可哀想な歴史を持った男になってた。

でも、『ヴィジット』は個人的に好きな作品で、シャマラニアンの間でもシャマラン復活か?と言われていたぐらいだからなんだかんだ『スプリット』は楽しみだった。

で、隣に電源を切らずに携帯をいじる美人がいてイライラしながら『スプリット』を見てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

っつーことで始めて行くかしーまんの映画から学ぶ人生。

 

 

 

 

 

 うっ…

 

 

 

キャスト紹介

 

ジェームズ・マカヴォイ / ケビン・多重人格者

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どうでも良いんですけど、マカヴォイさんは身長170cmです。(笑)

僕の好きな俳優の1人で『ウォンテッド』って作品で好きになりました。銃弾を曲げる事が出来る世界のお話で、銃弾を曲げる時のモーションとか、なんか新鮮味があったし凄いカッコよかったんで好きになったんですけど、極め付けは『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』ですね。

当時「プロフェッサーXの過去とか誰が見たいの」と思いながら見に行って、結果的に「誰が見たいの?と思ってすいませんでした」って謝りました...。

で、あまりにも面白かったもんですから自動的に好きな俳優になっちゃっいましたね。

 

彼はアメコミ映画とかアクション映画に割と出てるけど、結構な演技派なので、アクション系の映画でも演技力が必要な役所が多いイメージですね。

あと、あんまり「筋肉」ってイメージを彼には抱いて無かったけど今回は一目で分かるレベルで筋肉が発達してましたね。

『スプリット』に向けて鍛えたらしいですよ。

 

 

 

 うっ…

 

 

 

アニャ・テイラー=ジョイ / ケイシー

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ハー、ハー、

ぼ、僕の「この子売れる!」センサーに引っかかった子です(汗)

え、偉そうですいません。

なんだろう、100人が見て100人が可愛いって言う顔じゃないんだけど、凄い印象に残る顔してて僕は…す、凄い好き。(汗)

そしてあんまりこういう事ブログで書きたくないんだけど

 

なんかエロい。

 

エ、エロくないすか!?

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む、む、胸元のホクロが…

もう、やめときす…(汗)

 

 

うっ…

 

 

一応フィルモグラフィーの話しておくと、まだ21歳って事もあるのか目立った作品は無いです。

wikiとか見ても5作品ぐらいしかなくて、主演を務めた『モーガン プロトタイプ L-9』は日本ではDVDスルーなので、知名度は全くないと言っても良いでしょう(笑)

でも皆様、アニャ・テイラー=ジョイちゃんを覚えといた方がいいですよ〜

 

絶対この子売れます!!

 

いや、多分。(笑)

 

 

キャスト紹介は以上。

他にも2人ぐらい女の子いた気がするけど割愛させていただきます(笑)

 

 

 

 

 

 

以降から割とガッツリネタバレ入ってくるかもしれないので、そんなのふざけんじゃねぇ!!って方は絶対に見ないでください!!!

 

 

 

 

 

 

『スプリット』感想

 

マカヴォイ流石…アニヤちゃんも可愛い!!!

って事も大事ですが、シャマラン独特の微妙な怖さとか健在で面白かった!!

 

 

 

うっ…

 

 

普通に面白かったですわ。

シャマランの独特な微妙な怖さ、不気味さ、これは笑っていいのですか?といった感じがよく出ていて、なかなか興味を引くような映画の出来だったと思いますわ。

ちなみに『ヴィジット』もおじい様・おばあ様の「なんかこの人たちおかしい!?」といった所に、上述した微妙な怖さ、不気味さ、これは笑っていいのですか?というのが良い感じにあって凄い好きな作品なのよね。

 

 

ということで、本作の良かったところ印象に残ったところをあげさせてもらうわ。

 

 

良かったところ・印象に残ったところ

 

物語序盤から引き込まれますわ。

 

私のお隣に座っていたカップルのお綺麗な彼女が、どうやら彼氏さんがトイレに行きたがってるそうで

 

女 「まだ間に合うから行ってきなよ!どーせすぐ始まらないから!」

 

男 「じゃあ行ってくるわ」

 

というやり取りをして男がトイレに消えた瞬間に映画は始まってしまい、私の隣にいた女は携帯をいじり、恐らく彼氏にLINEを入れている感じでしたわ。

チラチラと左から目に入る光に、温厚な方だと思っている私でも殺意が芽生えたの。

そして彼氏が戻ってきて、なにかペチャクチャ話している。

私の殺意が頂点に達した時に、映画の物語は動きだしたの。

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私の殺意はどこかに消えたし、携帯をいじったり、ペチャクチャ話していたカップルも映画に釘付けになってましたわ。

 

後述しますけど、序盤からある不気味なカメラワークと早い段階で動く物語のテンポの良さが凄く良かったと思いますわ。

 

車で自分が相当やばい状況になったと悟ったアニャちゃん(ケイシー)の恐怖と落ち着きがぶつかりあってるかのような顔、ベースは無表情なんだけど、恐怖も感じている顔で静かに涙を流す表情とか良かったですわね〜。

 

 

 

うっ…

 

 

 

カメラワークとかが不気味さを出してて良かったよね!

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カメラワークの不気味さ自体は序盤からあったよね!!

僕のよく聴くラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」で宇多丸師匠も言っていたけど、オープニングでお父さんの車に乗ろうとする女の子3人の後ろを追うようなカメラワーク!

あれは結果的に、多重人格者ケビンの主観映像だったと気付く感じのカメラワークで、宇多丸師匠も主観ショットだったって言ってたんだけど、僕はちょっと違うと思うんだよね!

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だって、トランクに荷物を積んでいるお父さんがケビンに気付き何か言う時、微妙にカメラ目線じゃ無いんだもん!!

主観映像だと普通カメラ目線だよね!

最初普通の映像かと思ってから、実は主観映像だったのかと思うんだけど、微妙にそういうわけでもない?

って感じが凄く不自然というか違和感を感じるから、撮り方一つで不穏な感じを出してたと思う!

で、宇多丸師匠のラジオ聞いててビッックリしたんだけど、カメラマンが『イット・フォローズ』って映画のカメラマンなんだって!

あの作品も映像が凄い綺麗なんだけど凄い不気味なんだよね〜。被写体をヌメ〜って追う感じ。

決定的な怖い何かが映ってない所なのに怖いんだよね〜凄い!!

下の映像を見たら、「あ〜こんな感じの撮り方だった気がするっ」て思えるかも!?

 

youtu.be

 

撮り方一つで不穏で不気味な感じが出てるってのは、細かい所を見てるから気づけるって訳でもなくて、映画全然見てない人でも

「説明出来ないし、なんか分からないけど不気味…」

ってなると思うよ!

そーいえば主観視点の映像はちょこちょこ入ってたよね〜。

あと、なんか登場人物の顔とかが微妙に見切れてたり、必要以上にアップで映ったりってのも結構あって、そういう所も不気味だったよね〜

 

 

うっ…

 

 

 

やっぱマカヴォイ凄い!!

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誰もが思う所だとは思いますが、やっぱり凄かった。

月一とかで飲みに行ってくれては映画駄話をしてくれる非常にお世話になっている映画仲間であるモンキーさんに、

「眉間一つで変化を表現するというか、今誰なのか分からないけど、明らかに人格が違うのは分かるというか、とにかくマカヴォイの演技が凄まじい所がありますよ」

ってな感じで前もって言われてたけど、やっぱ実際そのシーンが来たら凄かった…。

シャマランって無駄に人の顔をアップで撮る時があるイメージがあるんだけど、本作ではそれがより活きてたように感じます。

マカヴォイの人格が変わる時に眉が微妙にピクピク動く所とかが良く映ってたし。

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あと、一応観客に分かりやすいように格好が人格によって違うんだけど、一つの人格が別の人格を演じてたりもするので、服装が人格によって違うというのも活きてたと思います。

言ってる事分かります?(笑)

 

ってか、個人的に女マカヴォイがたまらんですw

マカヴォイは本作にあたって鍛え直したらしいんだけど、膨れた胸筋が女性の胸に見えるし、スキンヘッドなんだけど、全体的に女装が似合ってるっちゃ似合ってるから逆に

 

気持ちわりぃ

 

って感じで良かったです。(笑)

あとは、少年ヘドウィックになった時の舌ったらずな感じとかも良かったですね〜

終盤の多重人格の入り乱れパーティーは鬼気迫るモノがあって見てて怖いというよりかは楽しかった…(笑)

 

あっぱれ、ジェームズ・マカヴォイ!!

 

そーいえば、多重人格といえば『ハードコア』のコプリーさんも凄かったですよね(笑)

 

www.shi-man6354.com

 

 

 

 

 

 

笑っていいのか悪いのか分からない所

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本作『スプリット』を見てて、

「これは、ウケを狙ってるの?笑っていいの?なんなの?」って思われた方。

そう思ってるのは間違いじゃないです(笑)

シャマラン監督は笑っていいのか悪いのか分からないのを結構やってくるので(笑)

本作で分かりやすく、笑っていいのかダメなのか分からないのは、上の画像のシーンですね(笑)

もっと詳しく言うとケイシーの髪を女マカヴォイがといてる所なんですが、髪をとかれてるケイシーとそれを見る友人のボケーとした顔が何回も交互に映るんですけど、なんか雰囲気的に笑っていいのか、ダメなのか良くわからないです(笑)

後はキスしたがりな発情期ヘドウィックの死ぬほど下手くそなキスに笑いそうになったけど、それに追い打ちをかけるように言い放つ「妊娠しちゃうぞ」発言。

僕は吹きました。

僕も昔キスしたら妊娠すると思ってたな〜と思ってw

 

 

 

 

うっ…

 

 

 

 

ちっ

別にこの映画は大絶賛てわけじゃねんだよ。

 

 

 

ちょっと気になったところ

 

 

ケイシーのフラッシュバック

シャマラン監督の作品ってのは簡潔に言うと、必ず、登場人物が何かを抱えていて、成長して、乗り越えるっていう話なんだよな。

だから、今回はケイシーが囚われてるシーンしかなかったらケイシーが何を抱えているのか分からないっつー事でフラッシュバックを入れるのはしょうがねーよ。

でも、若干だけど取って付けたような感じがしたのと、フラッシュバックのシーンになる度に監禁部屋がメインとなってる本作のリズムが途切れてる気がした。

 

 

うっ…

 

 

まあいいんだよねこんなのは!

それよりもね僕が気になったのはこれっ!

 

 

 

着替え早いよね!

上の方に書いたけど、この映画は人格によって格好が変わるよね!

それってさ、監禁部屋の扉を閉めてから何分後とかに格好が変わって出てきたら全然自然だし分かるよ!

でも、たまに、明らかに時間が経ってない場面なのに、人格が変わりそうになったと思ったら、すぐ格好が変わって出て来たりするんだよね!

そういうの見せられるとちょっと冷めるよね。

せっかく作品にノッてるのに冷めるよね!野暮な話かもしれないけど!

 

 

うっ…

 

 

 

 

 

次の話はちょっとネタバレが入るので要注意!

 

 

彼女たちが監禁されてる場所

結末の一つとして、彼女たちが監禁されてた所が○○○でしたってのは良いし、伏線もいくつか効いていたとは思います。

ただ、

 

なんで周りの職員気づかないの?(笑)

そんなに行く事がめずらしい部屋なの?(笑)

そもそも何日の出来事だったの?(笑)

最後すんなり発見されすぎでしょ!

 

っていうね、結末って本来は謎がなくなるはずなのに、いくつか謎が解決して、いくつか謎が増えたという素晴らしい展開でした。

 

 

 

 

 

 

『スプリット』を一言で表すなら

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「Mナイト・シャマラティック・ユニバース」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fin

 

 

 

 

 

 

追記

 

今回の感想はいろんな人格になって書いて見ました。

どれが本当の僕でしょうか(笑)

というか、いろんな人格で書いていて自分て普段どんな書き方してたっけって分からなくなった…

 こんな感じで自分の記事の書き方の意図を説明しちゃうあたりは『ヴィレッジ』を意識してます(笑)

 

 

 

あ、そうそう。

ラストについては、モンキーさんに凄いヒントを教えてもらってたんだけど、全然気づかなかった(笑)

シャマランの作品を見返してたから列車の所で、え???いやいやまさかそんな事ないだろって思ったら、本当にそうでした。

とりあえず、『アンブレイカブル』見てください。

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