【ネタバレ有・感想】『グレートウォール』から学ぶ人生
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マット・デイモンがマンチェスターバイザシーをケイシーアフレックに譲り、その代わりに出た映画。
ドン
『グレートウォール』
スタッフ
監督 チャン・イーモウ
製作 トーマス・タル
チャールズ・ローベン
ジョン・ジャシュニ
ピーター・ロア
キャスト
マット・デイモン ウィリアム・ガリン
ジン・ティエン リン・メイ司令官
ペドロ・パスカル ペロ・トバール
ウィレム・デフォー バラード
アンディ・ラウ ワン軍師
あらすじ
金と名声のためだけに強大な武器を求めて世界を旅し、万里の長城へとたどり着いた、デイモン扮する傭兵ウィリアムが、60年に一度現れる圧倒的な敵を前に団結して戦う仲間と出会い、その中で戦う理由を見出していく。(以上、映画.com)
予告
マットデイモンって本当に本当に頭のいい俳優さんで、ハーバード大学行ってるし、俳優のみならず監督までこなしてしまう超万能俳優です。
そんな彼がプロデュースした映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に出演したケイシーアフレックはアカデミー賞主演男優賞をとりました。
本当はマットデイモンが監督・主演を務めるはずだったんですけど
ホモレベルで超仲良しであるベンアフレックの弟、ケイシーアフレックに役を譲りました。いい話ですよね〜
で、その代わりに出た映画が本作。
予告編を見る感じヤバイニオイがしてました。
ヤバイニオイってのは万里の頂上がトンデモ歴史になってるとかじゃないですよ?
アクション好きとしては気になっちゃう所なんですけど、予告編だけで二回も同じ映像演出が出てくるんですよw
1:00と1:18の所です。一直線に飛んでいく物を先端部分をスローでアップにして、通り過ぎるのと同時にスローを解除する感じ・・・
「何回やるんだよ!!!」とか思いながら見てきました。
って事で初めていきます。
しーまんの映画から学ぶ人生!!!
キャスト紹介
マット・デイモン ウィリアム・ガリン
共演した女性と恋仲になる事が多い共演者ハンターのマットさん。
あんまりイケメンではないと思うんですが、やっぱ男は顔じゃないんですね。
性格はどんな人かと言うと、有名な話ですが昔の恋人に590万のBMWをプレゼントしちゃうような人です。で、そのお返しに巨大なポップコーンマシーンをもらうと言う…
ま、そんな話はどーでもいいんだ(笑)
真面目な話をすると先述しましたが、本当に超万能な俳優です。
ハーバード大学入学で頭はいいわ、『グットウィルハンティング』の脚本は書いちゃうわ、ユニークな役も出来ちゃうわ、アクションもこなしちゃうわで、欠点なしですよ。
僕はアクション好きなので、マットデイモンのアクションについてちょっとだけ書きたいのですが、あんまり話題になってないような感じしますけど、この人も本当にアクションをやる人です。
テクニックが感じられる格闘シーンでアクション業界に新たな風を吹かしたボーンシリーズでは、もちろんマットデイモン本人が格闘しています。撮影中、マジで戦い過ぎてティム・グリフィンの鼻を折ってしまったらしいですからねwww
そして、格闘にとどまらずカースタントもこなしてしまうという万能っぷり。
『ボーン・アルティメイタム』とか彼が運転してます。
もう、欠点なさすぎて恐怖を感じるレベルです。
唯一欠点をあげるとすれば、本作に出た事ぐらいですかね。(笑)
ジン・ティエン リン・メイ司令官 (通訳)
本作での役どころは通訳ですwww
そういった点で考えるとかなり重要な役です。
というか、嫌いじゃないぞこの顔…
上の写真ちょっと微妙ですけどこれはどうですか?
アジアンビューティィィィイイイイ
普通に美人じゃないですか??
フィルモグラフィーは、有名どころで言うと僕の大好きなジャッキーチェンと共演した『ポリスストーリー/レジェント』と『キングコング髑髏島の巨神』ですかね。
ペドロ・パスカル ペロ・トバール
なんかこの人ね〜どことなくアシュトンカッチャーに顔面が似てるんですよね〜
アシュトンカッチャーの性格をとことん悪くしたような顔。
フィルモグラフィーは『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ナルコス』などといった主にドラマで活躍してる人です。
ウィレム・デフォー バラード (通訳指導)
もうこの人の説明いらないでしょゴブリンですよゴブリン!w
他に彼が出てる作品で僕が大・大・大好きなのは『ジョン・ウィック』ですね。
彼がね〜ジョンウィックの枕元を狙撃するシーンがあるんですけど、そのあと指をペロと舐めてライフルをバラし始めるですよ。
そこのドヤ顔がたまらんのですよ〜(笑)
『グレートウォール』を一言で例えるなら
「親を倒せば全て片付くよくある映画万里の頂上ver」
本当にこのタイプの映画って良くありますよね〜
このオチなんとかなんないんですかね…
超有名どころで言うと『アベンジャーズ』もそうだし『オール・ユー・ニード・イズ・キル』もそうですよ。
ただ、上記二つと『グレートウォール』の違いは面白いか面白くないかですかね。w
『グレートウォール』感想
企画の時点で映画化断念すべきだと思うのですが…
率直な感想はこんな所ですかね。
てか、上記の映画化断念にも通じる話なんですが、この映画どーしても気になる所があるんですよ…
それは、言語問題です。
そもそも、描かれてる時代に白人がいるのがおかしいとかいう問題もあると思うのですが、そこは別にいいですよ。
ありえない事をありえるように見せるのが映画の魅力だったりするので。
でもね
制作サイドの話になっちゃいますが、本作は存在する事がおかしい白人を気にせず投入しといて、言葉が通じないという問題は若干気にしてるんですよ。
だから、通訳要員が3人もいるんです。
しかもその中には明らかに言語問題を解決するために用意されているキャラがいるし…
3人の通訳要員
リン・メイ司令官
ワン軍師
バラード
おめーーーだよバラードォォオ!!!
あんたが完全に言語問題を解決するためだけに用意されたキャラだよ!!(笑)
その証拠と言えるかわからないけど、最後の扱いがヒドイ…
もう、用無しって事ですよ。
リン・メイ司令官がなぜ英語を話せるのか問題が解決したら用無しなんですあなたは。
まあ、こんな感じでね制作サイドは白人を投入するけど、言語問題を若干気にしてるわけです。
だったらね、最初っから作らないか中国人オンリーで映画作って下さいよ。
どうしてもマット・デイモンを入れるのなら、言葉は通じないまま全部物語が進むって感じで振り切った映画にした方が絶対楽しいですよ。
言葉は通じないけど戦いを通じて友情が芽生えるとか、いくらでも描きようあるとおもうんですけどね…
実際海外に行く日本人スポーツ選手とかそうなわけだしさー。
そして、言語問題を若干気にしてる状態で物語は進むので、
中国人が話す→通訳する→ウィリアムが話す→通訳する
の流れが何度も展開するので、似たようなセリフの字幕を何度も見せられるのが
どーーしても気になりましたね僕は…
テレビで外人がゲストで来る時って、どうしても通訳が入るから変な間が生まれるじゃないですか。
あんな感じを映画で見せられるんすよ。
眠くなるって…
個人的には中国人が話す時だけ字幕を出さなければ良かったと思いますね。
で、メイ司令官が通訳として口を開いてる時だけ字幕が入る。
そうしたら、似たような字幕を何度も出す必要ないし、映画を見てる観客もウィリアムと同じ「あいつら何言ってんだ?」って気持ちになって映画の人物と分かりやすく心情のリンクが出来て超おもしろいと思うんですけどね。
なのに本作はご丁寧に全員に字幕を入れてるんですよ。本当にお気遣いありがとうございます。
ちなみに言葉が通じない事って結構恐怖なんですけど、それを上手く描いてる映画は『ホステル2』です。
あとさ、ワン将軍も英語話せるわけですけど、あの人が最後に死を悟って磁石を司令官に投げるじゃないですか。
もう数秒で人生の終わりですよ?なのに英語で司令官にセリフ言って死ぬんですよ。
何それ…そこは中国語じゃないの?とか思いましたね。
細かいけど、結構大事な事だと思います。
散々言いましたけど、そもそもセリフが多い映画じゃないのでまあいいか(笑)
それでも、他にもいっぱい言いたい事あるんだよ!(笑)
展開が笑える
最初から笑えるんですけど、序盤から突然クライマックスのようなバトルが始まるんですよ。
そして謎に饕餮は途中で帰り出すし(笑)
あと、饕餮を倒したと言うウィリアムの戦闘能力をみんな信じてないんだけど、最初のバトルで戦闘能力を見せつけますよね。そしてみんなその戦闘能力を目撃して信じるのに、まーた腕前を見せろ見たいなくだりをするんですよw
「ナニコレ」って思いましたね(笑)
いやいや、かっこいいんですよ?弓をボシュッボシュッボシュッと三連射する感じとか…
こーいうのって俗にいう水戸黄門展開だと思うんですけど、印籠を見せるのは一度で良いよってことなんですよね(笑)
まあ、こんな感じで展開が雑だったり強引なんですよね〜
最後なんてグレートウォール関係なくなっちゃってるしw
そして裏切ったペロが戻ってきて活躍するシーンがあるのかと思えば全くなくて、ウィリアムはただただ裏切りを許すという善人っぷり展開とかさ〜
とことん雑です…(笑)
「以外といいじゃん」という意見もあるみたいですけど、それもなんとなく分かります。
衣装
この戦隊モノを彷彿させる色使いとか良かったと思います。
特に青が良かったですね〜なんか美しかったです。
戦闘
ロープを腰に付けてピョーンと飛び降りて美しく回転しながら飛び降りる感じとか中国雑技団見たいでいいな〜と思ったし、ウィリアムが最初に活躍するシーンでは最初縛られてて動けないという緊迫した基本的な演出が出来てたし、解放されてからの連携プレーとかもかっこ良かったですね。
ただ、闘牛のように赤い布を使ってバケモノを誘うのにはどうかしてると思いましたけどねw
良いところはそんなところですかね(笑)
『グレートウォール』から学ぶ人生
〜真の英雄とは損得感情を持たずに命をかける者〜
人は少なからず、損得感情を持って生きています。
人に対して優しくしたりする事にも。
いやいやそんな事ないって思っても生存本能からそうなってるらしいですよ。
だけど、真の英雄は自分になんにも得がないのに人のために動きます。
本作のウィリアムも終盤には損得感情を超えて英雄的な行動をしだします。
本当の英雄とはなんなのかってのを改めて学べた…気がします…(笑)
すいません。
今回の「学ぶ人生」は結構強引というかテキトーです(笑)
だってさー学べる要素あるっちゃあるんだけど描けてないんだもんよ〜
まあとにかく別の意味で記憶に残る映画でした。
Fin
追記
戦闘中に戦士を鼓舞させる為に太鼓鳴らしてるんですけど、バチがヌンチャクってのは良かったですね〜
しかもあれよく見たら三節棍にも見えたんだよな〜どっちだろう。。。
あ、ウィリアムが盾を投げるシーンは完全にキャプテンアメリカでした。
あとさ、衣装が戦隊モノを彷彿させる色使いって書きましたけど丁度、映画始まる前にパワーレンジャーの予告編が流れたんですよね。
YouTubeとかで何回も見てるのに、なんか知らないけど泣いちゃいましたwwww
(1:50で泣きましたw)