【ネタバレ有・感想】実写映画『アサシン・クリード』から学ぶ人生
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ども!
去年の11月ぐらいから薬指だけが物凄く荒れる「主婦疾患」というものになってしまい
実は俺もアサシンなのでは?と思ってしまうしーまんです。
って事で見てきました。
ドン
監督 ジャスティン・カーゼル
製作 ジャン=ジュリアン・バロンネ
ジェラルド・ギユモ
フランク・マーシャル
パトリック・クローリーキャスト
マイケル・ファスベンダー カラム・リンチ/アギラール
マリオン・コティヤール ソフィア・リッキン博士
ジェレミー・アイアンズ アラン・リッキン
ブレンダン・グリーソン ジョセフ
マイケル・K・ウィリアムズ ムサ
あらすじ
記憶を失った死刑囚カラム・リンチは、遺伝子操作により祖先の記憶を追体験させられることとなる。カラムの祖先はルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説のアサシンで、禁じられた秘宝のありかを知る、歴史上最後の人物でもあった。現在と過去を行き来する中で、カラムは自身の遺伝子に秘められた、人類の歴史を変えるある秘密を知る。
(以上、映画.com)
予告編
今回、大人気ゲーム「アサシンクリード」の実写化ということですが、僕はゲームを一切やった事ありません。
けどゲーム実況動画とかで何度も見た事はあるのでかじった程度の知識はあり、原作に肩入れしすぎずに映画を見るという一番フラットな状態で見れたと思います。
ただ今回のブログは結構けなすかもしれないので、本作を超楽しんだよ!って方は早急に退場した方がいいかもしれません…
キャラクター紹介とか詳しく知りたい方は是非モンキーさんの記事を読んでみてください。
って事で初めて行きましょう、しーまんの映画から学ぶ人生!!
『アサシン・クリード』を一言で言うならば
「りんご探しのバーチャル旅行」
「絶対フードが落ちない話」
って事にしておきますか。
他にこれの方がいいんじゃん?って方いらっしゃいましたらコメント下さい(笑)
それではお次
感想
ダメだぁやりたい事は分かるけどダメだぁ…
ストーリーテリングを勉強してまた出直して来てください。って感じ。
本作はマイケル・ファスベンダーがプロデュース&主演って事なんですけど彼がやりたかった事は、なんとなく分かります。
彼がやりたかったのは恐らくこれ
- 有名な歴史には裏のストーリーがあるという世界観
- 時代を超えたDNAの遺伝をファンタジーに描く
- アサシンクリードのゲーム版の魅力を実写に
うん。なんとなく分かるよ…
でも、描けてるっちゃ描けてるんだけど全然興味を引かないし、緊迫感・緊張感を全く感じませんでした。
斎藤工は「ラ・ラ・ランド」を五感に襲いかかってくる映画って言ってましたけど、
「アサシン・クリード」は僕の五感をノックすらしてくれませんでした。
斎藤工はアサシンクリードどう見たのかな…(笑)
話を戻しまして、本作がなんで盛り上がれなかったのか個人的にまとめて見ました。
ストーリーテリングが…
出来てないです。(笑)
本作は中世と現世でストーリーが二軸であるんですけど、一番の理想としては「二つのストーリーが終盤一つに交わり、大盛り上がりでFinish」だと思うんですよね。
でも中世は基本的にアクションのみで起承転結はほぼないし、現世はグチャグチャでいつの間にか同じアサシン遺伝子を持ってる現代人同士で一致団結してるしで
もうなんだこれ状態。俺はこういう映画を「観客置いてき型ムービー」って言ってます。
っていうのも見てて「いつの間に!?」って何度も思うんですよね。
- 中世のアクションシーンで女アサシンが人質に⇨「いつの間に!?」
- 親父との再会⇨「いつの間に!?」ってかお前親父だったの!?
- 現代アサシン一致団結⇨「いつの間に!?」
- エデンの林檎っちゃかりゲット⇨「いつの間に!?」
これら全てストーリーテリングが出来てないから成せる技なんですよね。
そして、ストーリーテリングが出来てる映画ってのは基本的に感情が揺さぶられます。
悲しくなったり、楽しくなったりと。
それは結果に至るまでの過程(ストーリー)がしっかりと描けてるといるからです。
だから本作がしっかり結果に至るまでの過程を描けていれば
「中世のアクションシーンで女アサシンが人質になって殺されちゃうシーン」では悲しみと敵に対する怒り
「現代アサシンが一致団結」では興奮・高揚
といったような感情が動きます。本作を見た人で感情が動いた人そんなにいないんじゃないかなー…
僕は本作のマリオン・コティヤールの表情並みに感情が動きませんでした(笑)
ストーリーテリングで言えば終盤の展開もちょっとどうかと思います。
どういう事かと言うと、
最後エデンの林檎を獲得したジェレミー・アイアンズ演じるアランがスピーチしますよね。
あそこでのアサシン達の目的はアランの暗殺。
でもアラン暗殺に至るまでの過程が凄い適当なんですよ。
警備も簡単にすり抜けて、誰かよくわからないやつに武器をこっそりもらう。そして後ろからあっさり暗殺
暗殺というより公な殺人w
シチュエーション的に言うとケイパー物に似てますよね。
ミッションインポッシブルをいい例で例えると、
主人公チームの目的は◯◯の奪還。
だけど、奪還するためにはセキュリティーや護衛等の多くの障害がある
じゃあそれをどうやって切り抜けようか
⇨壁に張り付きましょう
そして奪還成功(結果)
こんな感じで、目的から結果に至るまでの過程がしっかり描けているから、目的達成した時に盛り上がるし、予定が狂って目的達成が出来なくなりそうだと緊張感が生まれたりする訳です。
本作の最後の展開は上記に述べた事をこれでもかと適当に描いています。
「おもしろっ」に繋がる要素がたくさんあるだけにちょっと残念でした。
本作を作るに当たって「大事な事ってなんだろう」っていうフォーカスを次に述べる事に当てすぎたのかな…
期待のアクションシーン!?
超見づらいw
正直スーパーアクション好きの僕にとって、ストーリーがつまらなくてもアクションが唸るものであれば喜びます。だけど今回は唸らなかった。
まず、ここでゲームはやった事ないけど、めっちゃ実況動画見てた僕にとっての
ゲーム版アサシンクリードの魅力の一つを記しますね。
ズバリ、ゲーム版アサシンクリードの魅力の一つは、
グランドセフトオートとは違った様々な世界観で、グランドセフトオートのようにオープンワールドで走り回れるという事が一つの魅力だと思います。
そしてオープンワールドでパルクールを駆使するという事。
本作は上記に述べた事を頑張って再現しようとしてます。
でもなんで唸れなかったのか
1パルクール
おしい…
超凄い事やってるんですよ?
だけど、その凄い事をいらない要素がかき消しています。(要素とはカメラワークやカット割りの事です)
凄い事をやっている場合、基本的にカメラワークとかカット割りってほぼいらないんですよね。なんでいらないかは凄いものは凄いからw
だからちゃんとアップで寄らずに凄さを伝えてくれればいいんですよ。
パルクールでの逃走シーンはせっかく二人で逃げています。なので、逃げている二人の片方をPOV視点にして写したい人を追いかけるような映像や、追いかけている側のPOV視点が踏んだんにあれば良かったんだよ…っていうかそれがパルクールの撮り方なんだよ!!!(笑)
これはマイケル・ファスベンダーのスタントマンの映像なんですが、こういう風に撮ればいいのにってのがよく分かる映像となっています。
あとパルクールの魅力の話になってしまうのですが、パルクールの魅力は
普段見慣れた街並みが障害物となり、その障害物を己の身体能力で美しく飛び越える
といった感じだと思います。
それがね、CGの建物でパルクールしてると人間もCGに見えてしまい凄さ半減するな…っていう新しい発見がありました。
2戦闘シーン
これも見せ方が悪いのか非常に残念…
中盤の戦闘シーンとか誰がどこで戦ってんのか位置関係が全然わからないんだよなー
こーいう所も「観客置いてき型ムービー」だったりします。(笑)
あとアップも多いし、チャカチャカしてるし、全体的にケムいしで
よくわからん!!!
予告編に出てる、女アサシンが素早く華麗にアサシンブレードを使って敵を倒すシーンあるじゃないですか、
これは遠目で撮ってるのでめっちゃ美しかったし、かっこ良かったですよね。もっとこーいうの見たかったなー…
実際魅力的な戦闘シーンが少ないからか良いシーンは予告編にほぼ出てます(笑)
もう文句言うのはこの辺にしときます(笑)
良い所もちゃんとあるよ!
マイケル・ファスベンダーの泣き顔
いやー、彼の泣き顔にはなんか言葉に出来ないのがある。なんなんでしょうあの瞳なんですかねー
X-MENでの泣き顔も凄い良かったです。
マイケル・ファスベンダーのささやき声
序盤の「I swear」と終盤の「We are assassin's」っ囁くように言うんですけど、彼のささやき声はまじかっけーと思います。
マリオン・コティヤールの無表情
相変わらず綺麗だわこの人…
ワイシャツ姿がどーのこーのってのは変態だと思われるので辞めときます。
以上でーす。
…
映画自体の良さ一個もいってねぇ!!!!
まあいいや。
『アサシン・クリード』から学ぶ人生
〜人間は本能に従うべし〜
って事にしときましょう。
この項目勝手ながらしーまんの恒例項目にしようとしてるけど自分の首しめてるわ…
難しい(笑)
あ、でもね。
人間の脳には脳幹っていうのがあって、脳幹は進化する過程で一番古くからある脳の箇所なんですけど、これは個と種の繁栄のために危険・異性・食べ物・攻撃に反応してしまうように出来ています。つまり本能なんですけど、この本能が昔から教わってもいないのに人間は引き継いでいるんですよね。
本作でもアサシンの遺伝を持ってる人は現代でも殺人をしているんですよねー。
それは恐らく科学的に言うと脳幹なのかも。
そういった科学的にありえるテーマはおもしろいんだけどなー。
ここら辺で終了にしときます。
まあ一応三部作で考えてるらしいので、次回に期待する事にします。
余談
他の人の記事見てたら戦闘シーンが現代と中世で入りみだれるのが何度もあってウザい的な意見が多かったのですが、本当にそう思います。
でも僕は違うところでも思ったんですけど、毎回アニムスで「退行」すると鷹の視線で中世が始まるんですよね。何回やるんだよって笑っちゃいましたよ。
長くなってしまい申し訳ありませんでした〜。
では!